長いゴールデンウィーク。
会社の同僚の横ちゃんから林道ツーリングのお誘いがありました。
彼とのツーリングは、昨年は1度も走れず2年ぶりとなりました。
コースは、群馬県沼田方面。
5月3日に関越道 嵐山PAに午前7時半集合。
少し早く到着したので、かき揚げソバで朝食。

しかし、時間になっても横ちゃん到着せず。
GWとあって、関越道は渋滞。私も鶴ヶ島JCTから嵐山までほぼすり抜け。
この年齢でのすり抜けは、神経が減ります。
8時過ぎに横ちゃん爆音と共に到着。

しばらく見ないうちに色々と改造が施されていました・・。
早速出発。
行楽へ向かう車が各方面へ別れ高速道路は次第に流れだしました。
80km巡航プラス10~20km/hで走行。
ミラーを見るとジェベル横ちゃんがかなり後方を走行。
赤城山の麓を上るコースでは、観光バスにベタつけされて、追い越されてました。
ジェベルでは、高速走行は苦手のようです。
オンオフ、どっちつかずのAX-1は、高速走行は無難にこなします。
昭和ICで下車。降りてすぐの道の駅『昭和』で休憩。

ここで珍しい植物が展示されていたので撮影。

コンニャクです。

コンニャクの花は珍しいです。さすが、コンニャクの大産地。
休息後、利根沼田望郷ラインを走り、吹割の滝方面へ向かい1本目の栗原川林道へ。
ここは、関東のライダーに有名な長さ約34kmの通り抜けできる林道です。
事前にネットで調べたところ、路面の崩落個所があるため、皇海山(すかいさん)の
登山口までは走行可能とのこと。
林道走行に飢えているジェベル横ちゃんを先に行かせて、私はマイペースで走行。
登山者も利用するため、車とバイクの対向車に十分注意して走行。
走って早々に、乗用車が路肩に停まっています。2人の中年男性が乗った車。
左前輪がパンクしています。登山者でしょうか?
走行中、数台のオフロードバイクや乗用車とすれ違います。
車も走れるのでAX-1でも十分楽しめる林道です。
途中で横ちゃんが待っていて、ここでコーヒータイム。
休憩して再スタート。
皇海山登山口入口でゴール。
左へ行くと登山道。 右奥には通行止めの為のゲートが・・・。行ってみたい。

ここまで片道約17km。
休憩もそこそこに林道を下り始めました。
ここも横ちゃんを先に行かせ後から彼を追うように走ります。
途中、バイクにガツンと衝撃が!
タイヤが石でも撥ねたかな?と気にせずに走っていました。
しばらくしてコーナー手前でブレーキをかけようと思ったら、リアブレーキが利かない!
ブレーキペダルを踏みますが、ペダルが動きません。このためリアブレーキがまったく
効かない状態に・・・。
停まってバイクの状態を確認しました・・・・。

木がバイクボディ下に!
ブレーキガイドのワイヤーとフレームの隙間にめり込んでました。
走行中に、落ちていた木の端をフロントタイヤが踏みつけたため、持ち上がった
木がボディの隙間にタイミングよく?はまり込んだようです。
手で抜こうとしましたが、しっかり入り込んで抜けません。
先程遅い軽トラックに道を譲ってもらったので、再び抜かれるのは嫌だったので、
そのまま出口まで走ることにしました。
直線はスピードを上げて、コーナーのかなり手前でフロントブレーキとエンジンブレーキを
併用してスピードを落としてコーナーを抜けて行きます。
途中、行き目撃したパンクした乗用車が、キャリーカーに載せられる所に遭遇。
狭い道の真ん中にキャリーカーが停まっていますが、バイクは何とか通れました。
結構通行量の多いこの林道、上下から車が来たらどうするのだろう?
さらに、パンクした車を載せたらどこでUターンするの?
まさか広い所までバック?
出口では、横ちゃんが一服中。
バイクを止めて木を抜くことにしました。

工具で木を抜きますが、けっこうシッカリ食い込んでます。
格闘約5分。取れました。

これが挟まってました。コンニャロ。
往復約34km
気を取り直して出発。すでに正午を過ぎていたので、昼食を取ることに。
レストラン水芭蕉にて昼食。(写真忘れました。)
ここは、わたすげの湯 という温泉施設も併設。
天ざるセットを食し、花咲の湯の近くの本日2本目の林道 山崎線へ。
距離は約4km?と短いながら抜けることができる林道。
この林道は、ネットで調べました。情報くれたライダーさんに感謝です。
走っているとナビの調子が悪く電源が切れたり、入ったり。
ハンドルに取り付けてあるシガーライターのソケットの接触不良では?と思い
何度か抜き差ししますが改善されず。
仕方がないので、そのままの状態で行くことにしました。
林道の入口を見つけて進入すると、鉄のゲートが・・・。
ネットでは動物侵入防止ゲートのため開閉は自由。開けたら閉める事と
ありました。
少し重い(硬い?)鉄のカンヌキを動かして入道。
1本目の林道と違い、走る人は少ないようで枯葉が浮いています。
誰もいないと思ったら、軽トラック2台と軽乗用車1台が停まってました。
地元の方達でしょうか?車の横を通過するときに軽く会釈をすると「気を付けて行けや!」
と声をかけてくれました。
なんとやさしい人たちでしょう。

少し荒れた場所も・・・。
約4km?ほどでしたがこちらも楽しめました。

林道の終点。左手より来ました。
後ろ(撮影者後方)には林道赤倉栗生線に接続してますが、ゲートがあり進入は不可能。
ここで小休止して次の林道へ。
3本目は浅松山を通る林道業専用道太郎線。
こちらも、開拓者からの情報。
しかし、林道への入り口が分からず周囲をウロウロしましたが、なんとか
見つけて入道。
今回は、私が先頭でスタート。
入口からしばらくは道の拡張工事のためか?周囲には倒された木が目立ちます。
そこから登りになりこちらの路面もいずれ舗装になりそうな感じ。
路面が林道らしくなってきましたが、徐々にワダチも多くなり避けながら走行。
しかし、途中でワダチにはまりフロントタイヤが取られ、胸をハンドルにぶつけてしまいました。
4月20日の長野キャンツーの前に購入した、胸部プロテクターが大活躍しました。
プロテクターのお蔭で打撲せずにすみました。
林道は少しずつ狭くなり登って行きます。途中登りのヘアピンカーブが数か所ありますが、
全てワダチができてえぐれてます。
(この林道はジムニーで走ったらおもしろいなと感じました。)
とにかく走ることに集中してなんとか頂上付近んの平坦部で休憩。
(写真撮る余裕ありませんでした)
後方の横ちゃんは来ていません。
AX-1のエンジンを切り耳を澄ましますが、うるさいマフラーのジェベルは聞こえず。
しかし、遠くで『キュルキュル』『パパパ』の音。その音が停まったり発したりの繰り返し。
ようやく大きな音が近づいてきました。
追いついてきた横ちゃん。
「2~3回コケました・・・。」
しかし、楽しそう。

ビギナーの我々にはハードなコースでした。
このまま終点を目指すかどうか相談しましたが、時間もすでに午後3時を回っており
帰宅時間が遅くなりそうなので、今回はここで終了して戻ることにしました。
この先林道がどうなっているのか?
どこまで行けるのか?
気になるところですが・・・・。
帰りは高速道路を使わず、利根沼田望郷ラインを通り前橋方面へ向かい、上武道路で
帰途につきました。
この日は、天気も良かったので関越道は渋滞。それを避けてか?上武道路も渋滞・・・。
行田あたりから暗くなり、ヘッドライト点灯。
「んっ?ライトが暗いなぁ。しかもメーターパネルのライトも暗い」
気にはなりましたが、帰宅を急ぎました。
すり抜けをしながら、埼玉県に入り鴻巣のコンビニで最後の休憩。
休憩してスタートしようとキーをオンにすると・・・。
「あれ?」なんとニュートラルランプが付きません。ギアは確かにニュートラル。
もちろんセルモーターも動きません。
バッテリーは、長野キャンツーの直前に新品に交換済。
ついに来たか? AX-1でありがちなCDI故障か?
道路を挟んだコンビニの向かいにバイク屋さんがあり。連休なのに営業している様子。
押してコンビニを出ようとすると、突然ニュートラルランプが点灯してセルを回すとエンジンが
始動!
おおっ。かかった。と喜びましたが、ニュートラルランプが怪しく点滅。アクセルをひねると
ヘッドライトも頼りない明るさ・・・。
自宅までもうすぐですが、念のためエンジンがかかったままバイク屋へ。
お店には人のよさそうな店主らしき方。
理由を話すと、やはり年式的にCDIではないか?との事。
このまま走って行くかどうか悩みました。
店主の方が、一応バッテリーの電圧チェックをしてくれるということでシートを外しました。
なんと!
バッテリーのプラス側端子のボルト外れているのを発見!
走っている時に端子を留めるボルトが緩んだようです。
ナビの不調もヘッドライトやメーターライトが暗かったのもこれが原因だったようです。
4月20日の長野キャンツー時に交換したときに、ボルトの締めが緩かったようです。
なんとも、恥ずかしい!
ケーブルが端子に触れている時は問題なくエンジンがかかり、走行すればなんとか問題が
発生しなかったようです。
最後のコンビニの休憩時はケーブルが端子から外れた状態で通電していなかったようです。
確かに、いくらバッテリーが上がったとはいえ、ニュートラルランプは少しは点灯するし、ホーン
も弱く鳴るはず・・・。
店主の方が端子のボルトを締め直しをしてくれました。
今度はヘッドライトも明るく点灯しました。
店主の方は無料で対応してくいただきました。
何度もお礼を言って帰宅の途につきました。
自宅に8時半に帰宅。軽くシャワーを浴びて9時半に浦和で横ちゃんと今日のツーリングを肴に
飲みに行きました。
2年前のツーリングでは、横ちゃんが林道でチェンジペダルを落とす、という事を
やらかしました。
今回は私がバイクに木が突き刺さり、バッテリーコードが端子から外れるということを
やらかしてしまいました。トホホホ・・・。
無事に帰れたことで、こんなバカ話もできるのでしょう。
日頃の整備の大事さを痛感しました。
横ちゃんとは次回は、夏に行く約束をしました。
下手なりに楽しい林道ツーリングでした。