8月某日 関越自動車道嵐山パーキング午前6時集合。
5分前に到着するとすでに同僚のジェベルは到着済。
今日は同僚のY君と2年ぶりの林道ツーリング。
2年前と同じ群馬県は川場村と片品村周辺の林道へ行く計画です。
数日前までキャブ不調のジェベルでしたが、なんとか自力で調整して今日のツーリングに間に合ったようです。
高速で沼田インターまで走り、道の駅:川場村で給油と休憩。ガソリンはまだ余裕がありましたが、スタンドも少ないので満タンにしました。
2年前に走った皇海山の横を走る栗原川林道は、事前の情報で災害の為通行不能とのこと。2年前も通り抜けができませんでした。ネットでは、このままこの林道は廃道になるのではないか?という情報も・・・。なんとか復活してほしいものです。
1本目は、道の駅川場村からすぐの行き止まりの名もなき林道。途中砂利道になりしばらくしたらゲートで行き止まり。途中、枝分かれの道に入り短いピストン林道でしたが、そこそこ荒れておりました。
次はそこから近くのまたも名もなき林道へ移動。世田谷区が所有するナカノビレッジを通過。林道というよりハイキングコースのようで、常にフラットな林道でした。
途中長い直線の下り道でスピードが出過ぎてエンジンブレーキ、リアブレーキをやさしく当てながら下りましたが、スピードが落ちず冷や汗モンでした。
途中、獣除けの電気柵を外して出ます。
なんとなく調子が乗ってきて、今回のメインである浅松山周辺を走る 林道専用道太郎線へ。ここは、2年前に走りましたが午後2時過ぎに進入したこともあり、時間の関係で途中で引き返しました。この林道がどこまで行けるのか行ってみようということで再チャレンジの林道です。
入口から途中舗装工事が入っており今回どこまで舗装化されているか気になりましたが舗装化は進んでましたが、まだまだ林道は健在でした。入り口近くには「武尊の水」の採取工場ができてました。
ジェベルを先頭に道も大きな荒れもなく順調に登って行きます。途中、2年前に引き返したポイントを通過。ちょうど登り切った稜線部のようでした。ここから先へ進みます。路面はフラットで走りやすくジェベルはぐんぐん進みます。タイヤ痕が1輪 2輪の筋があり過去に誰かが走った形跡もありました。走りやすいので何も気にせずジェベルを追います。
途中、屋根つきの木造の休憩小屋を通過。その後、工事用の足場を組んだ橋を通過。橋の幅を見ると四輪では通れないので登山道であると判断しました。
この時は、まだまだ余裕。
その後も平坦な林道を走ると途中から下り始めました。道が荒れ始め、ガレ場とV字谷に・・・。下りなので走るに任せて進むと分岐点で休憩。
この先は無理!
分岐の右のコースも・・・
ここで地図を確認。赤倉山に近づいて赤倉粟生林道に抜けれそうな感じでしたが、これから先の道の状態を確認するとガレ場が続いていて、通り抜けできるかもわからない為戻ることにしました。
給水の為買っていたペットボトルを飲もうとしましたが、リアのバッグから落ちたようで給水無し。
Uターンして出発。いきなり登りのV字谷のコース・・・。下った時は気になりませんでしたが登りはコース取りに悩みました。
ジェベルが登りましたが浮いた砂とガレ場にはばまれ転倒。一度は谷の方へ倒れてバイクが落ちそうに・・・。
二人でバイクを引き起こし再び登ります。
数回、転倒と引き起こしを行い、一つ目の難所をクリア。この時点でジェベルのY君は疲労と高温で顔が赤くなり様子が変です。熱中症か!すでに2本目のペトボトルも飲み干してました。
しばらく二人で肩で息をして休憩。
次は自分が登る番です。私も転倒。二人してバイクを引き起こします。
だんだん体力が消耗していき、度重なるバイクの引き起こしに一苦労。
バイクにまたがらず押しながらクラッチをつないで登ったりと、色々な方法で
登り切りました。
残す一つの難所へ。V字谷はありませんが、こぶし大~大きな石がゴロゴロ。
Y君がスタートしましたが、石にタイヤを取られ転倒しながらクリア。
私も2度ほど転倒しましたがなんとか難所を通過できました。
何とか脱出。 途中、奮闘(苦戦)の画像は撮る余裕がありませんでした。
ここで、ジェベルとAX-1の足つき性の違いがこういったガレ場では大きく違ってくることが分かりました。ジェベルは、DRの足まわりに交換しているため車高が高くなっていて、身長175cmのY君でも林道のガレ場では足を取られて転倒してました。
AX-1は、車高が低く伸長168cmの私でもほぼ両足ベッタリ。転倒がまぬがれた事が数回ありました。
バイクの足つき性の差が転倒回数に差が出たと思います。
また、疲労すると体力がなくなりバイクの制御がほとんどできなくなったことも
転倒につながったとも思いました。
ようやくフラットな林道に戻り、途中私が落としたペットボトルを回収して、来た道を戻りました。
まずは、給水ということで自動販売機を探して走りましたが、山の中の為全くなく15分走って、道の駅「花咲の湯」の駐車場へ。
自動販売機を探す前に、温泉施設入り口横に湧水を発見!生き返った。
出てる湧水を手から口にもっていき何度も飲み干しました。
水の美味しさと甘さを感じ、どんな飲み物よりも一番美味しい飲み物でした。
二人で給水して落ち着きました。
私がY君に「あと2本ピストンの林道があるけど、どうする?」と聞くと
Y君「もういいです・・・。帰りましょう。」
あれほど行く前は元気だったのに、よほど疲れたのでしょう。今回我々の林道ツーリングは
ここで終わりました。
午後2時半に、道の駅のレストランで昼食を食べ、沼田インターから関越道に乗り帰路へ。(いつもは、温泉に入るのですが温泉も無し)
遅い昼食。数量限定の天ざる。元気が出ました。
嵐山パーキングで休憩。屋根つき駐輪場に入った途端、雷を伴った土砂降りに!
(ピンボケでした)
連続する雷と土砂降り。スマホで雨雲レーダーを見ると嵐山周辺に雷雲があり止むのは一時間後。
30分待って私はレインスーツを着用始めました。この後、雨が止んでも路面が濡れているため濡れるだろうと判断したからです。
Y君は、レインスーツを着用せずそのまま帰るとのこと。私が着用に時間がかかるのでここで別れて先に帰ってもらいました。
雨宿りしていた他のライダーもレインスーツを準備。
着用した私はパーキングを出発。雨の中の走行は20年以上ぶり?
覚悟を決めて本線に合流して、100mも行かないうちに路面が乾いており雨が全く降っていません。雨雲をすぐに抜けたようです。
このまま、スーツを着て走行。あちこちで空が光ってます。
何とか雨に降られず無事帰宅しました。
帰宅して気付いたのですが、林道でツーリングマップとバイク用スロットルアシストを転倒時に落としてきました。
ツーリングマップは、4年前やはりY君と群馬県の御荷鉾林道でも落とし、富岡市の本屋で購入した地図でした。
今回のツーリングは、オッサン2人に厳しい現実を突き付けられました。
・先の分からないルートには深入りしない
・自分の技量に合わせて走る
・水は大目に
・自身過剰は禁物
・年齢を考えよう?
次回、ジェベルY君は林道へお誘いしたら行くだろうか?
翌日、右足の筋肉痛とお尻の痛みが出てしばらく痛みが治まりませんでした。