リアスポイラー装着
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
 初級 |
| 作業時間 |
1時間以内 |
1
4Cに乗り始めて2年半。
空力についてもいろいろ分かったこともあり独断と偏見に満ちた話しをコラムにしました。
メーカーデータを調べた訳でもありません。あくまで私の想像と妄想ですので事実とは異なると思いますことをお許し下さい(汗)
またまた長文になりますのでお暇な方だけご覧ください(笑)
みなさんは初めて4Cで実走した時にどう思われました?
私が実際に走ってみたらアレ?
ダウンフォースが掛かっていない?的な感覚がありました。
車はデザインが命!
でも現代のスポーツカーだから細かい空力計算の上にこのデザインが成り立っていると思っていたのですが(汗)
でもそのためにカッコ悪くなるよりはこの方が全然イイので全く問題はありません。
だから美しいデザインの4Cには極力余計な空力パーツを装着したくないのが本音です。装着するにも極力元のデザインを壊さないものと思ってアウトジアノに製作を依頼しました。
サーキットを走っていますのでダウンフォースを稼ぐならウイングがマストアイテムですしそれがレーシーでカッコイイと思われる方は装着されると間違いなくコーナーリング性能がアップします。それでも私はウイングは付けたくはないだけです(汗)
そんな4Cですが空力がそんなに悪いの?と思われますがそんなことはありません。
フロントがフラフラするとかリアが浮き上がってくるとか感覚的なものはありますが、それは空力ではなく足回りのセッティングに半分以上問題があると思います。
オイル交換を自分でやる方は殆どいないと思いますがアンダーパネルを外したことがあるのならエンジンやミッションに風を誘導する形状を見れば真面目に風洞実験をやったのね♪と分かります。
ジュネーブショーで発表されたプロトタイプと現車のデザインの違いは僅かなものでした。
が、大きく変更されたのはリアテールの角度でした。恐らく風洞実験ではダウンフォースが取れなかったので変更したのではないか?と思います。空力は抵抗がないほど燃費にも有利ですがスポーツカーは速度域も高いですからダウンフォースがないと飛んでしまいますからね(笑)
2
そんな4Cですがフロント周りが簡素でこれでダウンフォースが取れるの?と思われる方が多いと思います。そんな私もそうでした。
そこでよくよく形状を見れば両サイドに小ぶりなヒゲ(サイドフィン)あるだけ。あれっ?これってロータスエリーゼの初期型シリーズ1と同じだなぁ~!
私もロータスエクシージのシリーズ2に乗っていましたのでロータス系は得意分野。そこで思い出したのはサクラムの風洞実験でした。サクラムは業界的にスゴイお方が集ったチューニングサプライヤー(説明が面倒なので割愛します)サクラムがエリーゼシリーズ1のエアロ開発で1/4のモデルで風洞実験をします(ちょっと簡素化されましたがまだサクラムのHPで見られます)サクラム側が予想したのはフロントがダメでリアがソコソコかな?でしたが実験結果はフロントはマズマズでリアがダメダメだったのです。そこで製作されたエアロはハードトップにしたエクシージ的なものになりました。
ロータスのエリーゼシリーズを見てもらうると分かり易いのですが、ウイングの付くエクシージシリーズを除くとフロントはどの時代も簡素ですがリアだけは大き目のスポイラーを必ず装備します。
そうなんです4Cも恐らくフロントはそれ程見直すことはなくリアが全てかと?と、考えました。
3
4Cですが、市販車はプロトタイプよりリアを少々跳ね上げた他に車高を落とした?と思いませんか??(普通はショーカーは低いが市販車は車高が高くなるのが普通)
元々アルファの市販車はサスストロークタップリのはずなんです。
アルファの市販車の中でこれだけ低いのは近年では4CとSZだけと思います。SZは限定車ですから一般市販車とはまた別ものですし駐車時には車高を上げられる機構を持っています。
何故アメリカに輸出するモデルをこんなに低くしたのか?日本で認可を取る時に最初はダメだったらしく車高を上げるバネに入れ替えて取ったという都市伝説までありました(笑)
4Cはアンダーパネル付きのデュフューザーまで装備したイマドキの車両。流れるボディラインは空力的にも低CD値。
空力を知っている方ならご存知と思いますが車両の下面が上面より速く空気が流れるとダウンフォースが発生します。
下面を速くするためには底面をフラットにしてデュフューザーで抜きあげます。デザイン上大き目のスポイラーを嫌った4Cはその効果をアップさせるため前面から空気が入る面積を少なくするために車高を落とす方法を取ったからと予測できます。
4Cはもしかしてそのデザインから上面の方が速くなってしまう特性があるのでは??
それと4Cのラジエターからの排気は下方式、エリーゼ系のように上方排気なら問題はなかったのですが下方にしたため車体は浮きやすい。だから市販車としてはギリギリ車高を下げたのではないかという予想(ラジエター排気の乱気流対策で前方にリップが付いているのはそのためです。外すと下面の気流速度が下がります)
昔アウディTTがデビューして直ぐにこの空力問題で飛んでしまいリアスポイラーを取り付けリアサスを硬める対策にしたのはまだ記憶に新しい。もしこれが正解だったらデザインを壊さずにもう少し抵抗の掛かるリアスポイラーをオプションにしたら良かったはずですが?コストが掛からないよう金型のあるブレラスパイダーのリアスポをそのまま装着できるようにしたからかもしれません。
だから今回は最少のデザインである程度抵抗の掛かるリアスポイラーが作りたかったのです。それもデザインを崩さずに!
この最終型まで3つのプロトタイプを作ってもらい実走して完成しました。もっとダウンフォースを掛けるなら3ピースにしてリア全体を囲う方法もありましたがデザイン的にいまひとつでしたのでやめました(汗)
一応こうすることで上面の空気の流れが下面とマッチして車体は安定方向となります。実際に装着し高速道路を走れば顕著に確認できますよ。なんと言っても直線が速い4Cの特性を壊したくはなかったのでこの大きさになりました(先日のセントラルサーキットで行われたチャオイタレースでもタイムが変わりませんでしたので最高速もほぼ同じ)
アルファ側もデザインを壊さずに上面の抵抗を掛ける努力をしていた痕跡はフロントガラスとルーフの繋がり部分。ランチャストラトス的なデザインを踏襲した?とは思えない程に段差があります。ココが汚れて手入れも大変ですがそれだけ空気抵抗があるということなんです。普通はモールで段差を無くすのですが意図的に行われていた事実がそこなんです。
4
これだけ低い車高で後付けフロントスポイラーを装着したら簡単に擦りまくって気軽にドライブになんて行けませんよね。だからフロントはイージーリップにしました。
これなら前面の入口下面積を少なくできる上に擦っても平気(笑)そして簡単に取り換えられます。
このリップは4Cオーナーに意外に人気が出たみたいで私がみんカラにアップしたら直ぐに在庫切れになったと話題になりました。
オフ会に集まると2割以上の方が装着しているようですね。
サーキットと街乗りを兼用する私の場合このイージーリップにアウトジアノ製のリアスポイラーでエアロ的なものは完成となりました。
これで十分!
サーキットでこれ以上速く走らせるなら間違いなくウイングですが・・・私は付けません(汗)
サーキットで速くなるためにはエアロに頼らず練習します(汗)
それともECUチューニングしかないかな(笑)
5
初めてかたちにしたプロトタイプ1号のスポイラーです。
最初は純正プラスα的なもので、ここから2号・3号が製作されて完成しました。
まさか2年半も掛るとは思ってもみませんでしたね。
6
このアウトジアノ製スポイラーですが、カーボン(ウエット)とFRPがあります。
ウェットですがそれ程大きいパーツではありませんので袋式で作るドライと重量的には変わりません。
クリアー塗装がされていますので後から塗装する費用も掛かりません。
友人であるアウトジアノと共同開発といっても個人的な意見をカタチにしてもらったのでちゃ~んとお支払いしておりますよ!
それからエアロ系とは違いますがまた新たなボディパーツを作っていますのでお楽しみに~♪
ここまで読んでこられた方々長々とお付き合いありがとうございました♪
また暇があったら足回り編でも投稿します。
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