このバモスは走行が16万キロを超えているので、エンジン下ろしたついでというわけでもないのですがクラッチとOリング、ガスケットなどの消耗品を交換することにしました。16万でどのくらいクラッチが減っているのか興味半分といったところでしょうか。

ミッションケースを割って、ちょうどファイナルギヤの横手あたりに金属粉などを回収するための磁石があるのですが、写真ではわかりにくいですが黒い粉がこびりついています。この程度だったらミッションの動作にはほぼ影響がない程度と判断できますが、クラッチが滑ったりして変速異状を起こしていたようなミッションだとここに銀色の粉がまじった途方も無い量のゴミがひっついています。

ミッションケースを外したところ
磁石は向こう側で写っていませんが。

カウンターシャフト側
3速クラッチが付いています。

クラッチとOリング交換

メインシャフト側
2-4クラッチが付いています。

クラッチとOリング交換
ちなみに旧クラッチですが厚みが1.95ミリから1.90ミリ。新品が2.0ミリなので16万走っていてもATFさえ定期的に交換していればほとんど減らないようです。これだったら20万くらいは余裕で持つような感じですね。
昔はここのOリングが切れてクラッチが滑ってというようなことがよくあったのですが、最近のはそんな心配も少ないようです。
ベアリングはオイルに常時浸っているためか経験的に壊れているのを見たことがありませんので、まだまだ変えなくて良いと判断しました。
この他1速クラッチ、ワンウェイクラッチなども分解清掃、クラッチ交換などを行い車両に積み込みました。
目標30万キロ走破といったところでしょうか。
ちなみに自分自身はATFの交換は下抜きだけの交換(大体2リットル)だと2,3万キロで行っています。総量交換した場合は4,5万キロくらいでしょうか。このくらいで交換しておけばどのメーカーのATFも赤色を維持してくれていると思います。
あと以前にも書きましたが、ホンダの場合は純正フルードを使用することをおすすめしておきます。(数少ない内製ミッションですしね。)
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バモスターボ | クルマ
Posted at
2020/09/28 17:27:22