
←ミッションをざっくりと乗せた感じ
画像の左のほうに見えている得体の知れない電装品は取り払いました。
常時電気を食っていて、バッテリーに相当負担が掛かっていたと思います。
さて本題のミッションですが、これを乗せるにあたっての注意点をあげておきますと
・デフにしっかりとドライブシャフトを差し込む事
今のHONDA車はドライブシャフトがかなり抜けにくくはなっていますが、しかしこれをしっかり確認しておかずうっかり抜けてしまうと、デファレンシャルが空回りして走行不能に陥ってしまいますので要チェックです。
・ATコントロールケーブルの調整を行う事
センターコンソールにあるセレクターレバーのカバーを外すと調整ナットが見えてきますので、シフトをリバースに合わせてからナットを弛めて位置を合わせてから締め付けて完了です。
室内ですので面倒ですが、ミッションやエンジンを脱着した際には必ず調整しなければなりません。
・配線類をしっかり結線し、他と干渉していないかチェックすること
ご存じのようにクルマはボディアースしてありますので、配線をしっかりと元の位置に止めておかないと走行中の振動で簡単にショートしてしまいます。車両火災にもつながりますので非常に重要なチェック点であるといえます。
と、まあグダグダと書いてしまいましたが肝心の試運転をおこなってきました。
結論から言いますと、パーフェクト!です。
インギヤショックも変速ショックも少ないですし、シフトアップした際のクラッチのつながるシッカリ感はなんともいえないくらいいい感じに仕上がっています。もちろん3→4にシフトアップした際のクラッチすべりも綺麗に直っています。
早くイエマンさんに乗ってもらって感想を聞いてみたいですね!
まとめ
ATF交換等、オイルメンテナンスがシッカリできていたクルマなので作業しやすかったです。
ATFを交換していないクルマのATFは焼けただれてひどい事になっていますからね。
またミッションが完全に滑る前の早期のオーバーホールだったので、費用が安くすんでよかったですね。
クラッチディスクがすり減って無くなり、金属部分がクラッチプレートと擦るようになるとミッション全体に金属粉が回ってしまいますので費用がかさみます。つまり、今回行ったミッション単体のオーバーホールだけで済まずトルクコンバーターやラジエターに内蔵されているオイルクーラーのオーバーホールまで必要となってしまうんですね。
クルマに長く乗る文化が根付いているアメリカなどでは、古いクルマのエンジンやミッションオーバーホールはしばしば行われています。したがってHONDAなどでもメーカーがリビルトトルコンに対応していたりするようです。
しかし、残念ながら日本ではそういう文化や環境が無く非分解部品であるトルクコンバーターはショートパーツも出ていませんので、私の場合はトルコンオーバーホールが必要な場合は新品交換で対応していました。まあ、その新品も数に限りがあるでしょうし私の今後の課題であるといえるでしょうね。
おわり
Posted at 2016/01/13 13:08:26 | |
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