Business Continuity

先日ネットで購入したRADOの腕時計は、1970年代に生産され、小売店でデッド・ストックとして永らく眠っていたものだったのですが、純正の箱とプライス・タグ付きだったのに加え、取扱い説明書も入っていました。

この取説の発行元が、我々くらいの年代にはとても懐かしい、酒田時計貿易です。一気に70年代まで一瞬タイムスリップしたかのような錯覚に陥りました。

テレビの視聴者参加番組のスポンサーであり、優勝者に司会者から腕時計がペアでプレゼントされる、子供の時にいつも見聞きしていたあのシーンと音声を、今でも良く覚えています。^^

当時、舶来の腕時計としては、RADO, WALTHAM, TECHNOS, UNIVERSAL, そして　ELGINや TISSOT（当時の発音はチソット）がそれに続く など、スイス製が大流行りの時代だったようです。

その後、国産メーカーのＳＥＩＫＯによる、いわゆる「クォーツ・ショック」で、スイスの腕時計業界は大打撃を受けるわけですが・・・。

酒田時計貿易は、後にＲＡＤＯの販権を失い、残念なことに結局は倒産、またRADOと当時双璧だったTECHNOSの総代理店である平和堂貿易も、現在ではTECHNOSは扱っていないようです。売れていても、売れなくても、やがてメーカーが日本に直に販社を設立して・・・、という流れでしょうか。;

話は戻って、この取説があまりにも昔風でかわいい（？）ので、つい全頁写メしましたｗ。

クルマとは関係ありませんが、ご興味ある方はご覧ください。^^;;