ヨークピン給脂
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
一生使いきれない量のグリスを持っています。
18歳くらいの時から、何かあるごとに買って、ちょっと使って、余らせて。
バイクや車との関わりはすでに20年以上になります。
気になる銘柄のグリスあればつまみ喰いしてまた増やして。そりゃ増えるよという事です。
キャリア初めころに買った
旧マキシマ耐海水グリス(たっぷり)をはじめ
wakosのモリブデングリス、
ブレーキプロテクター、
スーパーSG
スレッドコンパウンド
AZのフッ素グリス
信越化学シリコングリス
コスモ ラバーグリス
二グループRM
TOKICOのラバーグリス
コパスリップ
化研産業のナスカグリースEPスプレー
丁度1番のジャバラタイプ(お気に入り)
あと広い意味ではチェーンルブも。
などなど。
グリスを使えるタイミングあれば、どんどん使いたい!グリスガンでどんどこ使いたいくらい。
なんですけど、これがなかなか自分の車バイクを触るだけでは減ってはいかないんですよね。
だから一生使いきれないし、この先数十年のモビリティとの関わりでこれらのラインナップは変わる事がないかも。(むしろ増えるかも)
まあそれはいいとして
今回は、数少ない給脂箇所である
ブレーキペダルとマスターシリンダー間のヨークピンを意味もなく労り、フィーリングの変化でも楽しもうと思います。
2
ヨークピンは、抜けどめのベータピンで留まっています。
なお、このベータピンは抜けどめフック形状になっているので、ドライバーか何かで浮かせながら引き抜くのがコツです。
3
そしたら、純正の多分リチウムグリスを拭って、脱脂します。
このグリス、鉄臭いです。THE油って感じで好きではありません。(臭いが)
4
マスターシリンダ側も綺麗に脱脂します。
5
そしたらお待ちかね。グリス塗り塗りタイムです。
お気に入りのナスカグリースNo.1
を塗りたくります。
これはカルシウムグリスなんで、リチウムグリスと比較すると、ちょっと総合性能は低いんですが、
室内で熱も受けないし、水もかからない。せいぜい足の力を受ける程度なので、極圧性能もそこまでいらない。
ここなら充分性能は発揮できるはずです。
なにより基油がナスカルブなのが
いいです。チムケンテストで性能のアピールをしており、熱を受けたあとの耐摩耗性がピカイチです。
多分有機モリブデンが入っているような感じもあり、滑り性能はとても良い気がします。
6
どうせはみ出たら拭き取るので、多めに塗る。もったいない気持ちと、たくさん使っちゃいたい気持ちの真ん中。複雑です。
7
元の穴に差し込む。
はみ出ますが、なんか純正ぽいはみ出方。このままでいいか。
8
忘れずにベータピンを差し込みます。
(ベータピン忘れたら、不意にブレーキ不能になり、多分事故になります。絶対忘れずにつけてください。自信がなければ迷わず整備士を頼ってくださいね。)
さてグリスアップのインプレですが、バイクのブレーキレバーもグリス塗ると、ナイスフィーリングになりますよね。
あんな感じです。
不思議な事に、ブレーキペダルの最初の1〜2mm程度の微妙ーな遊びガタつき音もクッションされており、無音です。
踏み込んでからのペダルフィーリングも滑らかです。(これは、作られた反力とは知りながらも、リンク過程におけるフリクションが減ってきもちいいです)
意外と、この部分メンテしようとは中々思い至りませんでしたが、グリス使いたい病が暴走しました。
でも今回初めてグリスアップしてみて、
意外と、変わるもんだなと。
バイクは手先に感じるからわかるけど、大雑把な足先の感覚では、絶対わからないと思ってましたが。これは中々。
やっぱりメンテナンスは大事だなと思い知りました。(てっきり、ここはメンテフリー領域だと勘違いしてました。)
神は細部に宿る のかもしれませんね。
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