
私は、若い頃、半導体関係の製造薬品(加工薬品)の職場で検査課に所属していた。
分析が主な仕事で、JISの規格にマッチしているか等検査する。
確か、年に一度、当時通産省の施設にサンプルを送り数値が正しいか検定を受けていた。
温度を管理し一定の条件の基、測定する。
考えてみれば、オリンピックも手動のストップウォッチの時代が有り精度もそれなりに有った。
1/100位の精度は、一般人でもトレーニングですぐ出せる。
大体の測定基準は、それぐらいの精度で構成されていた。
検査課もそれができないと測定させてもらえなかった。
初めて数字だけ聞くと無理と思っても意外とできる
人間の能力はすごい。
匠 と呼ばれる職人がコンピューターや最新技術を搭載したマシンの製造精度を凌駕する。
長年の経験を活かし感覚を磨いた結果だ。
NHKの番組で「超絶 凄ワザ!」なんて番組が有る。
一昔前の矛 盾に似た感じで、こちらは、同一のテーマで優劣をつける。
これも知恵と技を駆使、なかなか面白い。
これだけ聞くと人間の感覚って凄いと思うが
いい加減な部分も有る。
視覚などは、トリックアート等、平面が立体に見えたり騙される。
少し前のドレスの話題 青く見えたり白く見えたりなんてのも有る。
(タイトル画像)
聴覚も、反射や時差を利用して無いものが有るように聞こえたり
聞こえるものを聞こえなくする技術まで有る。
歳をとると聞こえない音にモスキート音なるものが
「モスキート音で耳年齢チェック あなたは何歳ですか?」
で検索すると測定できる。
私は、年相応?
肉体の衰えと共に失われていく感覚もあると自覚(悲)した。
若者は、いろいろな事を学ぶチャンスが有る。
若いうちに、標準を設け、感覚を校正しながら正しい感覚をトレーニング
すれば、得られるものは多い
はじめからあきらめず挑戦してみると意外と出来るかもしれない。
人間の感覚のお話でした。
Posted at 2015/08/31 18:33:36 | |
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