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　ボート・ハウスは誰でもが入れる施設になっています。テラス席がいくつか用意されていて、自由に過ごす事ができます。本を片手に過ごすのも良いかもしれません。フィトン・チッドの香りに包まれながら深呼吸をすると、森の香りが一気に体を浄化してくれているみたいです。思いっきりリラックス・モードに入るので、眠気に襲われてしまうかもしれません。湖面は、ガラスの様に静かで・・時折、湖の周回道路を走る車のエンジン音が耳に入り込みます。建物の中には、アップライトピアノが置いてありますが・・調律がされてなく、ちょっと可哀想なくらいに弦が伸びきっていました。湖面が近いのもあって、湿度も悪影響しているのでしょう。それでも、鳥の声が静寂さを遮りますが耳にはかえって心地よいかもしれません。贅沢な時間が経過します。

　高度を稼ぐと、メーターパネルの外気温表示は 29℃から18℃まで一気に下がりました。それでも、嫌な寒さでもなく過ごしやすい適温に感じました。湖畔の金谷ホテルの経営する喫茶でお茶を堪能し、しばし何も考えずに過ごしました。

　定番の東照宮まで歩いて行ってみました。階段を登っていくとようやく境内の入り口に到着します。ここまで来ると道沿いに電柱などはなく（恐らく地中に）景観を損なう事もないので、どこか京都の街の様です。それにしても、小学生の修学旅行以来ですから、本当に何十年ブリ？本堂に続く参道の玉砂利は変わらない？ただ、当時と違うのに、やたらと観光客の中に外国人の方々が多い事でしょうか？彼らは、何やら解説本を手にして日本の歴史に興味津々の様です。訪れる国の歴史に意義のある施設で理解を深めようとする姿勢には、見習うものがあります。ただ、観光に来て買い物などで時間を費やす様な事を彼らはしないんですね（まあ、全員がそうであるとは言いませんが・・）。私も、少し歴史を勉強しようかな・・と、そう思いました。

　急遽、日光に行こう！という事になって東北自動車道を北上しました。電光掲示板には矢板を先頭に25Km の渋滞と表示されてはいましたが、比較的流れるものでそれほど運転は苦にならずに済みました。最初の目的は「三橋」さんでハンバーグ・ステーキを食べる事でした。ここのは和牛100% で、ナイフを入れると肉汁がジュワーっと滴るものですが、添えるソースがまたニンニク・ソースで旨いのなんの。ご飯が間に合わなくなる程に口の中に放り込むのが忙しいハンバーグです。メニューにないもので、舞茸のステーキってのがあるんですが、バター醤油を熱々の鉄板にかけて頂きます。最初は、ソースをかけた途端にソースが跳ね飛びるので気をつけなくてはなりません。でも、その直後にバターに醤油が香ばしく鼻を刺激するので食欲を抑える事が困難になります。思わずナイフで切れ込みを入れ適度の大きさのをフォークで口の中に入れます。途端に唾液腺から痛いほどに唾液が勢い良く出てくるので口の中は大変な事になります。熱々なので多くを放り込むのは難しいですが、瞬く間に食べ終えてしまいます。前菜としては、最高なんじゃないでしょうか？オニオン・スープや手作りチーズ・ケーキなど外せないメニューが目白押しなので、いつもお腹がはち切れそうになってしまいます・・。日光金谷ホテルのすぐ下にあります。