【GHアテンザ】フロントスピーカー・デッドニングをしてみたのだけど…
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純正状態の内張りです。
吸音材はちゃんと入っています(白い綿の部分)
吸音としては追加の必要も無いでしょう。
(静粛向上が目的の場合は除く)
しかし低音で内装がビビリまくりです。
なのでまずは
・アウターから漏れて来るミッドの背圧を遮断すること
・スピーカの背圧をしっかり吸音する!
・おまけ程度に制振を行う
上記の結果「ミッドとツイータの前面への音が改善」
「あとブーミーな低音が改善」
という基本的な構想メニューで行きたいと思います。
…が、結局インナー(モジュールASSY)を外して作業するので、
かなり手間な作業でした。
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▼お約束のレジェトレックス(銀色)です。
外板の全面にバランスよく配置していきます。
一応…気持ち程度はパネル振動が抑えられるでしょう。
スピーカ裏は吸音材を設置する土台も兼ねて多めに貼ってます。
やたらめったら貼りまくるのはどうかと思いますので、この程度にしました。
どうせこの素材じゃ遮音は出来ないので。
▼
レジェトレックスの上に吸音用として
スポンジ材(エプトシーラを利用)を設置します。
これもやたら貼りまくるのではなく吸音したい場所、音の溜まりそうな場所にバランス良く設置。
▼
あと下側のインパクトビームの窪みに白いものが入ってますが家庭用スピーカ自作される方御用達の「エステルウール」を詰め込んでます。エプトシーラで落ちないように押さえてあります。
ちなみに金魚の水槽のろ過フィルターに使用される素材です。水にはめっぽう強く、水がかかっても排水性も抜群ですw
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▼スピーカ裏
…なんか小汚く見えますが(爆笑)
レジェトレックス、エプトシーラーの上に、
2種類の密度の違う発泡スポンジを設置しました。
表面は波形で空気が当たる表面積が広くなるようにしました。
背圧拡散用に堅く目の粗い素材「サランロック(緑色)」を設置しています。
▼スピーカ設置部
裏側の鉄板のスピーカ穴の縁、マウント部の穴の縁はレジェトレックスで挟むようにして剛性を上げようと試みました。
なんか白い綿がはみ出ていますが…スピーカ背面にあるフレームの外側一面にエステルウールのシートを張ってあるものです。
アウターパネルの吸音材だけだとそもそも遠すぎなので、
スピーカ直後で吸音(背圧を減らす)には…こうするしか・・・
あと、スピーカを取り付ける前にエプトシーラを細く切ったものを下に敷きこんでからスピーカを固定してあります。
(共振防止)
また、スピーカ外周にスキマテープ的な感じでエプトシーラをくるりと貼ってあります。
(内張り側への音漏れ軽減)
▼
インナー(モジュールASSY)を戻してサービスホールの穴を埋めます。
なんかレジェトレックスを販売してるところには「レジェトレックスでサービスホールを塞ぐ」と書いてあったが、これでは空気は塞げるが、音波は塞げないんじゃ…?
なので自分の思うまま、以下の塞ぎ方としました。
・建築用遮音シートを穴に貼って塞ぐ。(遮音)
・その上にレジェトレックスを貼り硬くする。(固定・振動対策)
・その上にエプトシーラを貼る(透過音の吸音用)
サービスホールが小さいので楽チンでした(笑)
あとドア周囲の小指ほどの穴を数箇所、わざとに塞いでいません。
あとインナーのモジュールASSYの表裏とも、
写真のように気持ち程度にレジェトレックスを貼っています。
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BOSEのスピーカーです。
紙っぽい素材ですが、紙を馬鹿にしてはいけません。
僕は最近のケプラーみたいな硬い複合素材よりも紙のほうが好みです。
上の手順で書いたフレームにエステルウールの件。
緑の四角の位置にエステルウールのシートを乗せ、
スピーカー取付け時に共締めしてあります。
家庭用SPのように直後で吸音したかったので
試しにやってみました。
薄くて効果がどうかですが無いよりもマシでしょう。(^^;
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内張りです。
中央より下側をメインにレジェトレックスを貼ってみました。白い綿の下にも貼ってあります。
ウインドウスイッチベゼル部は取り外して、レジェの細切れと、エプトシーラーなどを隙間に埋め込みました。
目だって吸音シートなどは追加していません。
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純正状態のツイーター部です。
これは酷い(笑)
そもそも下側が室内に向けて丸空きなのに、
一切処理なし、背音ダダ漏れです…
「え?ツイータの音出てるの?」って感じだったのは
これが原因か…(汗
赤い印の部分にエプトシーラ(遮音・吸音を兼ねてスポンジ)を詰めて設置しました。
ドア分解する勇気が無い人でも、これはお手軽でオススメです。
これだけでツイータの音がキッチリ聞こえるようになりました。
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内張りを元に戻して作業終了。
ついでにカーテシランプをLEDに交換しました(笑)
さてデッドニングの効果は…
試験走行…。
…明らかに良くなりました!!
まさかの違いに一瞬ビックリしたわ!w
ツイータやミッドの音が「シャッキリポン!(笑)」したから、
センターSPばかり聞こえてた歌声がシッカリ前方に来た!!
臨場感が出て、何より透き通った歌声…これだ!(TT)
パーカッションやピアノの音も余韻までよくなりました。
先日の車体静粛化で排気音は明らかに小さくなり、
体感できるくらい「静かな車内で透き通る歌声」になったので
自分としては満足です。
ここまでやって「BOSEサウンド付けて良かった!」と思えた。
逆にデッドニングしないとBOSEも宝の持腐れな気がします…(汗
※ ちなみに隣に他人を乗せた感想が「おおっ!これは!」と気が付きます。
ドアの内張りの件は未だ少し振動してますが(^^;
ビビリじゃなくて振動…例えが分からないが違う震え方に変わりました。ウーウーした低音が一切消えましたので「BASS設定」を「マイナス」から「プラス側」に持ってきました!
真夏の炎天下、フロントドア2枚で1日作業でした…
終わったらとっぷり日が暮れ、・・・もう干からびましたww
しかしその後の焼き鳥屋で飲んだビールがうまかった~
----後日談
低音を殺し過ぎてしまったようです。(笑)
ボーカルメインの歌曲だとサラウンド感もあり気持ち良い音で鳴る(いつもと同じ音量でもはっきり体感)のですが。
ROCKやPOPSなどだとベース・ドラム低音があまり出てません(スカッ)
翌日にスピーカ固定する時に敷いたレジェとスポンジを撤去しましたが、
たぶん一番の原因はスピーカ裏にかぶせてある綿のシート(背圧が全然抜けなくなったのか…)な気がしますので撤去予定です。
--------------最終段階
さらに調整を行い、とても良くなりました。
スピーカ裏のフレームににベットリ貼り付けていたエステルウールを取り除き、これで阻害されていた抜けがかなり良くなったようです。
更に2種類3種類入れていた吸音材を減らすなど行いました。この程度のパワーのシステムの場合、吸音材はスピーカ裏のアウターパネルにエプトシーラを1枚程度で十分のようです。(増やしすぎると低音に全然響きが無くなり篭った小さい音になってしまいます)
低音も豊かになり(ビビった音じゃないパンチのある音)、
かつ左右からの音もシッカリしたので、
センタースピーカとの歌声や楽器の音の定位の具合も良くなり、
音もシッカリして聞き取りやすいです。音量も上がりました。
あと各所で見かけます文献に…
「自動車オーディオの純正アンプ+スピーカ程度のパワーでは、
スピーカ固定バッフルの下にスポンジなんか敷いては絶対ダメ。
これで音量が小さくなった気がした場合は失敗です。
なぜか素材メーカが推奨しているが、
それはよっぽどパワーのあるシステムの場合のみ!」
のようなことを書かれています(要約しましたが)ね…。
何事も、やりすぎはダメということですね。
これで満足したので終了とします。
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