
ほぼ1000km走り、5,000rpm以下、基本4,000rpm以下としながらアクセル開度は場合によりそこそこ開けながら使用した現時点の感想です。
足回りは、OFF車のように動くようになり、ブレーキは、OFF車とは少し異なり、最初のサスの沈み込みから効きを感じます。
ストロークがボトム付近になると限界となりABSが作動しますね。
但し、プリロードは、新車購入時から設定変更していません。
リアブレーキも良く効き、ABSもロックは何度かしますが細かい周期でロックを微妙に解除しながらグリップを失わないようにコントロールしています。(ABS2)

タイヤのグリップは、昔のように剥離用のオイル
が塗られつるつるの状態ではなく最初からグリップしていてくれていたので、車重もあり、スリップダウンしてしまうようなグリップ不足は最初からありませんでした。
サスペンションの動きは、大きく変化を感じるよう印象はなかったのですが、強いて言うと、
少し動きが全体的に絞まりがあったがそれが感じられず、サスがスムーズに動くようになったと言う感じですね。新車の頃の方が、自分としては動きに渋みがあり、今はすごくスムーズに動くのでOFF車のサスのようにストロークします。
【エンジン】
購入当初、ゆえあって、納車後ガソリン給油後すぐに40km程度高速に乗り4,000~5,000rpm程度の巡行をしてしまったので慣らしがどうなのか微妙ですが、今の感想を書き留めておきます。
やはり、バイクのエンジンなので、3000rpm以下はトルクは感じないですね。
●アイドリング付近
kei-worksは、worksと言えども3気筒の車。エンジンの設計思想が違うのでターボ車ですが、アイドリングからクラッチを繋いでもストールはしない、ストールしそうな時はクラッチの踏み直しでエンジン回転が回復するかなりフライホイールが重いような印象を感じますが、その660cc 3気筒エンジンよりも、V-Strom800のエンジンは、フライホイールが極端に軽くアイドリング付近でのクラッチワークは神経を使い、SUZUKIイージースタートシステムへの悪影響かストール気味でクラッチを握ってしまうとアシストをやめるのか燃料供給が止まりアクセルオフだとストール。

慣性でアイドリングしているわけではなくガソリンを供給しての回転上昇のようでクラッチ握ってもガソリン供給をカットしてしまう。アイドリング時の回転復帰もなさそう。
アイドリングギリギリでエンジン側がトルク不足になるとイージーアシストがサポートに入るが更に負荷がかかるとエンジンが苦しみ出すが半クラにしてもアクセルを戻さないようにしないとガソリン供給をし続けてくれないのかもしれない。
アイドリング近辺でのスタートは今しばらく正解を見つける必要がありそう。

出来れば、アイドリングからクラッチを繋ぎ微妙なにぎり直しをしながら加速をしていき、レーシング、ゼロヨンのような半クラ当てての加速時間を極力少なくしたい。
kei-worksは、エンジン回転が上がるとアイドリング付近に一気に下がらず、アイドリングから数百回転上にアイドリング回転数を10秒程してアイドリングに回転が落ちるが機械式なのかクラッチ踏み直し(エンジンへの負荷を下げる半クラもしくは完全にエンジン側にタイヤからの負荷をかけない、クラッチを踏む状態)てもエンジンストールはされない。

●中速域(5,000rpm以下)
2,500rpm付近(以下)は、4,5,6速か、5,6速か苦しそうに感じるエンジン音に。平坦な道をゆっくりとしたアクセル開度の為エンジンとしては大きな負荷は感じていないかもしれないですが、感覚的に嫌がっていそうに感じるエンジン音。
3000rpm以上では、どのギヤでも元気いっぱい。
●100km/h
時速100km/hでも4000rpm回るようにギヤ比を設定されている為、クルージングを目的としたエンジン回転数を下げる事はせず、大荷物を積んでも6速ギヤで十分ギヤチェンジを少なく走れるようにしていると感じる。6速から5速にギヤチェンジが必要な速度を高速クルージングの最低速度と考えると【67km/h(3000rpm),89km/h(4000rpm),112km/h(5000rpm)】70km/h程度出ていればギヤチェンジなく走行できることになる。
更にエンジン音は少なく、アクセルON,OFFによるギクシャク感を極力なくし巡行にエンジン音がストレスにならないよう大きなサイレンサーを付けライダーの負荷低減を考えてくれているように感じます。

●高回転域(4,000rpm以上)
未体験、今後に期待。
6速では、理論値(空気やメカニカルロス等の抵抗を加味していない)
133km/h(6000rpm),156km/h(7000rpm),178km/h(8000rpm),200km/h(9000rpm),211km/h(9500rpm)
となり、サーキット等の環境でないと日本は速度無制限の公道がないので試す事は出来ませんが全開ではかなり速度が出る計算になりますね。