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《七夢》のブログ一覧

2023年01月28日 イイね!

乗り換え

乗り換え突然ですが、BRZに乗り換えました!








・・・・1日だけ^^;

今月は水平対向エンジン強化月間ということで、今度は四気筒のボクサーエンジン車に乗ってみた。

今回乗ったのはAT車。最近のアイサイトはどうなのか確認したいというのもあり。。^^;
下道走って思ったのは、乗り心地いいねー。
これはロングドライブも苦にならない感じで、ツーリングカーとして全然使えてしまう。

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ただ町中でめちゃくちゃ気になったのがウィンカー。
右にウィンカーを出しても、ウィンカーレバーが戻ってきてしまう。右折完了したらもちろん自動的にウィンカー止まるのだけど、間違ってウィンカーを出してしまうと反対側に少しだけ倒さなければならない。
何度も間違えてしまった・・・

フラット4ボクサーエンジンの音は、NAといいつつもちょっと低音寄り?
昔ながらのスポーツカー(ターボ)に似せたような感じの音に聞こえる。とはいっても、前モデルと比べるとジェントルな感じもある。前回のボクスターと比較すると、4気筒ということもあって少し物足りなさはあるものの、NAということもあって悪くはない。
もう少し甲高い音を出してくれる方が好みなのだけど^^;

とはいえ、中回転域を回しているときのエンジン音はなかなかの好印象。
 
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2速からのフル加速を試してみた。
コンベンショナルなATということもあって、シフトアップのタイミングでは明らかな滑り感が出てしまう。ゆるい加速では気にならないものの、ここはPDKには敵わないね。

出力は235ps/7000rpm,トルクは25.5Nm/3700rpmと高回転型のユニットだけあって、上まではしっかり気持ちよく回るものの、ちょっとパワー感が足りない感じも。
パワーは235ps出ていないか、あるいは車重の問題か、加速感はほどほど。一般道としては十分ではあるが、2.5Lという排気量から期待していたほどではなかったかな。

MTだとATよりもギアがクロスしていので、MTだとまた印象は少し違うのかもしれない。
 
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ブレーキは若干スポンジーな感触で、踏みごたえが甘い。
レンタカーということでブレーキを酷使(エア噛み?)されたからなのか、それともブレーキパッドがリプレース品が入っているからなのか、そもそもこういうものなのかはよくわからない。
BRZに回生ブレーキはないと思うが、回生ブレーキがついているようなフィーリングだった。

ブレーキを抜く方については問題なし。うまく踏力に応じてコントロールできるし、BRZがこのブレーキタッチというのは少々考えづらいので、フルードに少しエアが噛んでいたのかもしれない。
 
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ちなみにアイサイトは使い方がよくわからず試すことができなかった爆


では肝心のワインディングではどうかというと、なかなか気持ちよく走ることができる。
前述のブレーキタッチの問題こそあるものの、重心も低く、サスペンションストロークも少なめではあるもののうまく路面からの入力をいなして、気持ちよく旋回していくことができる。
ロードスターのようにフロントのひらひら感を演出されるわけではなく、一定の重さと安定感を伝えつつ、すっすっと向きを変えていく感じ。

フロントに荷重がかかっていることもわかりやすいし、軽くブレーキを残してコーナリングしていけばフロントグリップも抜けることなく、狙った通りのコーナリングフォースを発生してくれる。
どこかでBRZは、こういった昔ながらの走り方をするようにセットアップされているという話を読んだことがある(GR86は違うそうな)のだが、その通りの親しみやすい走り方ができるクルマだった。


ワインディングでは基本的にマニュアルモードで走ってみたのだが、シフトスケジュールをスポーツにしていたほうが、心なしかエンジンブレーキがよく効くような気がした。


少し落ち着いた(?)クルマはどうかという思いもあり、今回ATのBRZを借りて走ってみた。
最近のATであれば結構良くなっているだろうから、意外と行けるのでは・・・と思っていたのだけどやはりどうも自分には合わなかったらしい。。
やっぱり未だ見えぬ次期戦闘機もMTか^^;

Posted at 2023/02/25 16:34:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗 | 日記
2023年01月15日 イイね!

乗り換え

乗り換え突然ですが、981ボクスターに乗り換えました!








・・・・半日だけ^^;

ということで、一度乗ってみたかったポルシェを借りてみた。
今回借りたのは2013年式の981ボクスター ベースグレード。走行距離は7万キロ少々という個体。

走り始めて感じたのは、想像していたのと全く違って乗り心地がとてもいい。
そして全幅1800mmというサイズなので、取り回しもしやすいので、街乗りが全く苦にならない。日常使いするのに全く問題ないレベル。
ただ、ステアリングはちょっと重さを感じる。今回の試乗の最後のほうではちょっと腕が疲れてきたのは、この重さのせいなのか、それとも日頃の運動不足のせいかわからないが、もう少し軽いほうが好み。

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タイヤはフロントが235/45R18,リアが265/45R18。
レンタカーということで?前後違う銘柄だった・・・ゆっくり走っているとステアリング中央付近ではそこそこの遊びを感じる。そして緩いコーナーの段差でリアタイヤが少しよれる感じがあるので、ちょっとサイドウォール剛性が足りてない?
ただその一方で、コーナーである程度荷重がかかりきってしまえば、がっちりと接地感が伝わってきて全くよれる感じはない・・・。

全体的にふんわりしっかりという印象だが、これはタイヤによるものなのだろう。ボディ剛性がとても高く、タイヤの状況を逐一伝えてくれるので、車の状態がすごくわかりやすく感じる。

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ただパワステがちょっと調子悪いようだ。
時々ハンドルが左のほうにとられていく感触がある。最初はステアリングアシストか?と思ったけど、どうやらそうではないようなので。マニュアルエアコンも調子悪く、ファンが回ったり止まったりする。そしてエアコン使いづらい汗

ポルシェは電装系弱いのかな。。。ケイマンに乗るとしたらオートエアコンは必須な気がする。
ただしシートヒーターは神!! スイッチ入れるとあっという間にシートが暖かくなってとても快適。シートヒーターってこんなに良いのか。ロドスタにも入れればよかった^^;

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PDKはスタートからシフトアップ、シフトダウンまで非常にスムーズ。
ただ、停止寸前にGを抜くためにブレーキを緩めると加速してしまうので、スムーズに停止することができない。これが非常に気になってしまう・・・
スポーツステアリング付きならコースティングできるので気にならないのだろうけど、やはり自分はオートマ向いていないのかもしれない。

シフトノブもシフトアップが奥なので感覚に合わないし、ステアリングスイッチは手前スイッチがシフトアップ、裏スイッチがシフトダウンなので、シフトアップしようとして右手で裏側スイッチを押してしまいシフトダウン連発してしまうという始末。むむ。

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ブレーキは992と同じように、軽く踏むだけでもリアがしっかり効いているのが伝わってくる。そして、車全体が沈み込むようにして減速していく・・・とても気持ちいい。
エントリーグレードのボクスターでも、こんなにしっかり作ってあるのか。
そしてブレーキそのもののタッチもよく、ブレーキを入れていくほうも、抜く方もとてもコントロールしやすく、狙った減速力を簡単に発揮させることができる。
さすがはポルシェ。

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そして肝心のエンジンだが、フラット6のNAは振動が少なくて少しロータリーと似たフィーリングを感じるところもある。特に中回転域。
高回転域まで回すと、フラット6の方は重い機械を頑張ってぶん回しているようなフィーリングなのに対し、ロータリーは全く苦しさを感じさせることなく回るので、さすがに違いを感じる。
そして中回転域から上のサウンドがとても心地良い音がする。もう少し迫力あってもよいかなーとは思うが。

パワーは265ps/6700rpm,最大トルクは280Nm/4,500-6,500rpmということで、4型のFD3Sとほぼ同等。車重はボクスターの方が70kg程度重いので、まぁだいたい数値通りの感触という感じ。
ターボのFDに対して、これはNAなのでエンジンが一直線に伸びていくのですごく扱いやすく感じる一方、パワーは若干物足りないかな。

扱い切れるパワーという意味ではちょうどよい気もするが、回転数上のほうでちょっと頭打ちな感じがある。981ケイマンでは275psなのに対して、ボクスターでは10psダウンしているので、ここのパワーを少し絞って差別化をしているのかもしれない。

高速を流して走っていると静寂性はかなりよく感じる(ロドスタ比)。風切り音も抑えられているので、GTとしても使えそう。

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中高速のコーナリングでは、路面に吸い付くようにビシッと安定して路面をトレースしていく。また、ストローク量はそれほど大きくないにも関わらず、荷重がどこにかかっているのかは手に取るようにわかる。
ミッドシップということでフロントミッドのFD3Sとやはり似た感触があり、フロントが軽く、すごく体に馴染む動きをする。ただ、FD3Sはヒラヒラとちょっと収まりが悪い感じのコーナリングだったのに対し、ビシッと安定しているのは全く違うトコロ。
PDKでスリップもないので、アクセルで曲げるのもばっちり。
旋回軸はおしりのちょっと後ろのあたりにあるように感じたが・・・三面図と一致しないなー感覚がだいぶ鈍ってきたのかもしれない--;


これはスポーツクロノが入っていない個体なので、スポーツモードに切り替えてみた。
するとギアが1段低い状態を維持し、シフトダウンのブリッピングも少しレスポンスアップしたよう。排気音も少し野太くなり、アクセルレスポンスも少し上がったように感じる。
あとトップエンドでの吹け上がりが少しよくなったような気もする。


またマニュアルモードにしたら、指示通りのギアを常に維持すると思っていたのだがそうではないみたい。アクセルを踏むと勝手にキックダウンする時があり、なぜ???と思っていたのだが、どうやらアクセルを踏み切ったところにキックダウンスイッチがあり、そのスイッチまで踏み切った場合にシフトダウンするようだ。
マニュアルモードだったら、キックダウンスイッチは反応しないほうがいいような気もするけどなー。。なんか勝手にシフトアップする時もあったし。

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今回は高速と下道、それからワインディングという感じで走ってきたのだけど、どうもシートが体に合わなかったようで、少し腰が痛くなってしまった。。
シートポジションはかなり低くできるようで、頭の上にはゲンコツが縦に入るくらい開いている。ヘルメットは余裕でかぶれそうだ笑

またナビはかなり古かった・・・大井料金所が残っていたので。
トータルの燃費はオンボードで11.8km/L。FDだったら5.5-6km/Lくらいの走りをしていたと思うので、この性能でこの燃費であれば十分すぎるくらいだと思う。


ちなみに最後まで気になったのは、パーキングブレーキの場所。
効いているのか効いていないのかも分かりづらく、またパーキングかけるのを忘れてしまいそうで、、、。
またハロゲンランプはやはり見た目イマイチだねー。バルブを買えてしまえばいいのだろうけど。


で、買いますか、買いませんか?と言われれば、
「買いまーーーー・・・・・・キープで」という感じだった笑

Posted at 2023/01/15 22:00:48 | コメント(1) | トラックバック(0) | 試乗 | 日記
2022年11月20日 イイね!

乗り換え

乗り換え突然ですが、RX-8に乗り換えました!








・・・・半日だけ^^;

ということで毎度おなじみの乗り換えと言う名の試乗記です笑

ロータリーのエンジンフィールがふと懐かしくなり、そういえばRX-8ってディーラー試乗で前期型に少し乗っただけだな…と思って借りてみた。
今回乗ったのは最終型のスピリットR、6MT。

ブレーキ最初のひと踏みてキーキーとブレーキ鳴きが…。アフターもののセミメタル系のパッドが入っているようだ。ブレーキが少しあたたまると鳴かなくなるので、街乗り+αあたりがターゲットになっているパッドの模様。


おぉぉぉ、超懐かしいロータリーのエンジンフィール…!
この超なめらかでスムーズな回転、回転を上げていった時のエンジンの軽さ、ノイズの少なさ、3000-4000rpmが低回転に感じてしまうような心地よさ、何もかも懐かしい。
FDとは違うものの、一瞬にしてタイムスリップしたかのように感じてしまった。
いやいや、やっぱりロータリーって超絶いいエンジンだったな^^;;

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後期型なので、スペックは235ps/8200rpm、22kgm/5500rpm。
REなので低回転のトルクが…といつも言われるが、全くもって十分。加速したい時にアクセルひと踏みしてやれば問題なく加速してくれる。アクセルレスポンスもいい。

ただシフトアップ後のアクセルのつなぎでトルクがガツンと出てきて、クラッチの繋ぎでギクシャクしてしまう。アクセルオフ状態から加速体制に入る場合も同様。
ただ、0.1mm単位で超絶丁寧にアクセルを開けていくようにすれば、違和感なく加速体制に入っていける。
ファクトリーのRX-8はこのような特性ではなかったので、ECUチューンされているか、スロットルコントローラーでスロットル特性を変更されている等、なにか手が入っているようだ。


ハンドルは結構軽め。
それに対してクラッチは重い・・・これも強化クラッチが入っているのではないかな? 前期型でもここまで重くはなかったと思う。

シフトは冷間時にはシブい感じ。あー、昔のMTだから昔のように丁寧にシフトしてあげないと駄目なんだよね。最近のは強力なシンクロ入っていてスコスコ入るから、このフィールも懐かしい感じ。
前期型はNB2と同じアイシン製だったのに対し、後期型はマツダ内製になっているのだが、ちょっとアイシンっぽいフィーリング。。マツダ製なので節度感のある少しヌルッとした操作系を想像していたのだが、意外とカチカチ系。でもNB2ほどおもちゃっぽい感じではなく、少し重厚感がある感じではある。

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ヒールトゥはもう完璧!! 超絶やりやすい。
NDロードスターと全く同じ感じでアクセル煽ってやれば、どんぴしゃでヒールトゥが決まる。
FDと大きく違っているのは、アクセルを煽ったときの回転の上がり方が断然早いこと。
FDだとブレーキを踏みながらアクセルを深く踏み、一瞬のタメを作ってから、それからシフトダウン…という感じだったのに対し、RX-8だとアクセルを軽めに煽ってやってすぐにシフトダウン操作に入れる。


高速道路で、低回転から上までエンジンをひっぱってみた。
NAなのでアクセルを踏んだ瞬間からトルクが湧き上がり、そのまま9000rpmまで一気に吹けきっていく。
7000rpm前後でちょっとトルクの落ち込みはあるものの、そこからまたトルクが湧き上がって上まで気持ちよく回り切る。しかも超絶なめらかで振動もなく、エンジンが苦しい感じもなく・・・NAロータリーってこんなに良かったんだ笑

7000rpmの落ち込みは、オギジュアリーポートが開く前だからかな。低パワーバージョン(215ps仕様)はここで伸びが終わってしまうのだろう。

6速100km/hからの追い越しでは、もう少しトルクあれば・・・と思わないこともないが、シフトダウンしなくても問題ないレベル。逆に3速までシフトダウンしてからの加速は超絶キモチイイ!!

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あとから確認してわかったのだが、タイヤ外形は純正よりも少し小さかった。
純正が225/40R19なのに対し、履いていたのは235/40R18。だいたい2~3%程度ローギアード化されている計算となる。これもキモチイイ加速感につながっているのかも。


最後に軽くワインディングにも持ち込んでみた。
とにかくエンジンが絶品で気持ちよいため、どんどん回したくなってしまう・・・ロータリーエンジンは麻薬だ(爆) パワーもありすぎるというほどではないので、アクセルも余裕で床まで踏み込めてしまう。
ブレーキはアフターもののパッドの特性によるものと思われるが、抜く方のコントロール性がイマイチ。踏み込む方は問題なく合わせられるが、ちょうどいい感じに抜こうとしてもパッドが貼り付いて離れず、減速しすぎてしまう感じだった。

脚はちょっと硬めでロールも少ないが乗り心地は悪くはない。スポーツセダンと考えれば十分、個人的にはもう少しロール感あっても良いのだけど。
レスポンスが甘いロータリーとはいえ、コーナーでのアクセルコントロールも自由自在で思ったとおりのラインをたどることができる。

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高速+ワインディングでのトータルの燃費は7.94km/L。
ただ高速道路やワインディングでも回転を回したりしていたことを考えれば、悪くないのではと思う。普通に走っていたら9km/Lくらいというところか?


それにしても久しぶりのロータリーは本当によかった。。。
もしいま新車で買えるのであれば、きっと買っていただろうなと思うくらい。

RX-9でないかな・・・FSWでの前田育男さんのあの言葉はもう諦めるべきか・・・

Posted at 2022/11/20 15:21:22 | コメント(1) | トラックバック(0) | 試乗 | 日記
2022年10月02日 イイね!

乗り換え

乗り換え
突然ですが、Z34に乗り換えました!








・・・・半日だけ^^;

今回試乗したのは、フェアレディZ NISMO (6MT)。
3.7Lの大排気量NAがどんなものなのか、日産のV6がどんな感じなのか体験してみようかと。

今回は天候をしっかりと確認してから予約したので天気はばっちり。

クラッチはそこそこの重さはあるものの、パワーから想像するほどではなく日常でも苦にはならない程度。結構なトルクがあるため、クラッチミートだけでも走り出せるかと思いきや、意外と繊細で少しでもラフにつなぐとストールしてしまう。
十数年ぶり?!に何度かエンストさせてしまった・・・笑

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シフトは精密機械のようにガチガチで全く緩みがない。シフトフィールは固くて剛性感の塊のよう。とはいえ、シンクロも強力らしくシフトアップもシフトダウンもばっちり決められる。
アクセルペダルはブレーキペダルよりも相当奥にあるため、緩いブレーキからのヒールトゥは正直無理ゲー。ということで、ヒールトゥについては早々に諦めた。
その代わりシンクロレブコントロール(初体験!)があるので、これを使ってみることにした。
街中で定速走行中にシフトを4→3→2と変えてみる。ギアを抜いて次のシフトゲートに当てると勝手にエンジンが吹け上がり、ちょうどいい回転を維持してくれる。そこでゲートに入れるとシフトダウン完了。アクセルを踏まずにシフトダウンというのは、普段絶対に行わない操作なのでなかなか慣れないが、意外と面白い。
速度を出さなくても気軽にスポーツ"感"を味わうことができる。

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走り出してまず感じたのは、後方ならびに左後方の視界がかなり悪いこと。
リアガラスは高さが低く、左後方は振り返っても全く見えない・・・一番困ったのは夜の駐車場にバックで止める時、後ろがどのくらい空いているのか全く見えないこと。何度もドアをあけて後方確認してしまった。もっとも車両感覚はオーナーであればすぐ慣れてしまうので問題はないのだろうけど。

車幅は1870mmということで、以前運転させてもらった992(1852mm)よりも大きい!
暗くなってから車を借りたということと、走り始めに狭い住宅街を色々と走行していたことからおっかなびっくりだったが、全長はコンパクトということもあって意外とすぐに慣れてきた。狭い道で横幅が気になるくらいだね。

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タイヤサイズは Fr:235/40R19、Rr:275/35R19。標準タイヤは 245/40R19,285/35R19なので、ワンサイズ小さいタイヤを引っ張って装着している模様。エアボリュームは若干ダウンし、計算上は1%ほどローギアード化されていることになる。

街乗りでは、19インチの割には乗り心地は固くない。
カドはしっかりと取れているのでちょっとした段差であれば不快感は感じない。ただステアリングには路面状況はビシバシと伝えてくる。また足が短いのだと思うが、荒れている路面に乗るとボディ全体が揺さぶられてちょっと辛い・・・結構昔っぽい乗り味かな。
"NISMO"なので、高速~サーキットに照準をあわせている脚だろうし、街中でスポーツという感じではないね。
一方で高速道路ではフラットで良い感じ。

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ステアリングのロックトゥロックは短く、かなりクイックな設定。
最初の交差点で曲がりすぎて少々驚いてしまった。Z34全体がそうなのか、NISMOだからなのか・・・。
ステアリングは街中ならびにワインディングでは重い感じ。高速道路だとちょうどよい重さに感じたが、センター付近の遊びが少なく非常に敏感なため、なかなか思ったとおりに走らせ辛い。特に街中だと遊びが少なすぎて、ちょっとステアの効き過ぎ感も感じる。
NISMOは補強など色々と入っているようなので、こういったところは標準車とだいぶ違うのだろうな、というかNISMO特有の挙動のような気がする。


高速道路をしばらく走って少し慣れてきたところで、アクセルを踏み込んでみる。
ちなみにZ34の出力は以下の通り。
最高出力:355ps(261kW)/7400rpm
最大トルク:374Nm(38.1kgm)/5200rpm

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このトルクはマジでヤバい・・・。1540kgのボディを軽々と加速させていく。
NAなので踏んだ瞬間からトルクが出て、それがレブリミットまで一切落ち込むことなく一気に吹け上がっていく。
エンジンの回り方は重くてフリクションを感じるが、それをパワーで強引に回していくような感じ。感覚的にはもっと軽やかに回るほうが好みだが、そうするとこのトルク感は逆に出なくなってしまうのかもしれない。

これだけトルクがあれば十分過ぎるが、あまりにもありすぎて踏める場所がない…高速でも一瞬で法定速度に達してしまうし、ベタ踏みするには路面状況にも気を使わなければならない。これだけあると不足はないが、パワーを持て余す状況になってしまう。
ただ、車重があるのとメカニカルグリップが高いため、全然余裕でアクセルを踏み切れてしまうのが逆に怖いところ。ひとつ間違えたらヤバい状況になりかねないので。

エンジン音はアクセルをフラットアウトするより、全開の4~5割くらいで踏み込んだ時の中回転がとても良い音がする。V6らしい倍音の効いたサウンドで、とても心地よい音。
高速道路だと100km/hで3速とかがよい感じ。マルチシリンダーはいいねー。

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ブレーキは軽くしか踏んでいないので、絶対的な制動力についてはよくわからない。
ペダルを少し踏んだだけで制動が始まり、狙い通りのところでピッタリと停車させることができる。効きはとてもリニアで使いやすい。
そして一番驚いたのがブレーキバランス。
平地でブレーキングをするとリアの制動力を強く感じ、後ろから引っ張られるように減速する。それが、少し下っているだけの坂で制動すると、フロントの方が強く制動しているように感じる。

これって要は、平地ではフロントとリアのブレーキバランスが完全に取れていて、下り坂になるとフロント荷重が増えるために相対的にフロントの制動力が上回るということを意味しているのでは?
だとすると、サーキットなどの平地でフロントとリアのブレーキを最大限使うことができるようなセッティングになっているのかなと。ブレーキバランスって、こんな絶妙なポイントにセットアップできるものなのかと、感心してしまった。

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最後は2~3速の中速のワインディングでチェック。
とはいっても軽く走るだけなのでヒールトゥできそうもないことから、シンクロレブコントロールをオンにして、シフトダウン時のアクセル煽りは車任せにして走ってみた。

コーナーではしっかりと速度を落としても、車の重さは感じる。高速コーナーでは鼻の重さも感じるようになる。
全体としては、車重で車をがっちりと地面に押し付けてタイヤの力で力任せに曲がっていくような感じ。なので、感覚としてはスイスイというよりもグイグイ曲がって行くという感じ。
アクセルコントロールはとてもやりやすい。NAということもあって、アクセルの踏力と発生するトルクがリニアなので、狙ったとおりの加速をさせることが容易。
しかも絶対的なトルクがあるため、必要な加速を必要なだけアクセルから引き出すことができる。アクセルで曲げるのも楽勝で、まるで水を得た魚のよう。

そしてこの気楽なスポーツドライビングレベルだと、シンクロレブコントロールがとても良い働きをする。シフトダウンが必要な時、ずぼらにシフトを押し込むだけで簡単にシフトダウンすることができてしまう。
MTであるにも関わらずATのように走ることができる感覚。必要なときだけATのように走ることができるという意味では、こういったワインディング走行にはピッタリの機能であるように感じた。

そしてヤバいのが、ワインディングなのにアクセルをフラットアウトできてしまうこと。トルクフルでどこからも加速し、しかも最大出力を路面に伝えることができてしまうという・・・(汗)。車のセッティングはワインディングに合っているが、自制心が必要。ギャップでは若干跳ねるシーンもあったので、しっかり(真剣に)路面を読まないと、あさっての方向に吹っ飛んでいってしまいかねない。
ステージとしてはもう少し上の速度域の方が合っているような感じはあるかな。


それにしても、これだけ大きく重い車でも、これだけ気持ちよく走ることができるんだな。サーキットではフロントの重さを(悪い意味で)感じることはあるかもしれない。でも街中レベルだと、パワーの代償と割り切れば納得できるくらいの感じかと。

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シートはレカロのセミバケタイプ。ガッチリ体をホールドしてくれたので走りやすかったのだが、なぜかずっと腰が痛かった…自分の体には合っていないのかも。
また今回の燃費は約9.5km/L。それなりに踏んだりした割には良かったかも? 同じようにFD3Sで走ってたら6km/Lくらいかな。

初めての大排気量NAはとてもよかった。
S2000の高回転で弾けるパワーとはまた違い、踏んだ瞬間からガツンと行くのがいいね。
でもちょっとパワーありすぎなので280psくらいのがいいかな^^;;

Posted at 2022/10/02 20:07:34 | コメント(3) | トラックバック(0) | 試乗 | 日記
2022年08月29日 イイね!

乗り換え

乗り換え突然ですが、BMW Z4に乗り換えました!








・・・・1日だけ^^;


BMWの直6を一度味わっておかないと?…ということで、レンタカーを一日借りてみた。
借りたのは3.0L直列6気筒ツインターボのZ4。306psで400Nmの7速DCT車。
BMW Z4 35i sDrive E89
 
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右ハンドルとはいえ、久々にCDクラスの車をしかも日中の都内から走らせるので、おっかなびっくりのスタート。
バックミラーが邪魔で左前が見難い…
内装は特筆すべき点はないというか、当時750万の車としては・・・んーという感じ。
 
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ステアリングはとても正確で、遊びはほとんど感じられないのに過敏ではない。
タイヤはF225/45R17,R245/40R17と、FD3Sとほぼ一緒。にも関わらず、轍にステアが取られることも全くない。シャシーの剛性が高くて、ビシッと安定しており安心感が感じられる。
走行距離は12.5万kmになっているためかショックはそれなりに古いものなのかも。段差を乗り越えた時に若干フワついた感じがある。

ゆっくりとステアをするとほとんどロールせずに曲がり始める。アクセルをフラットアウトしてもリアが沈み込む感じはあまりないが、リアタイヤがビシッと路面を掴んでロスなく駆動力を伝えていく。
トラコンも働いていないのにタイヤでパワーが抜けることもなく、安心感たっぷり。雨なのにこの安心感はナニ!?
そしてバネは硬いのに足がしなやか。300psオーバーを受け止める足なのに乗り心地もよい。

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306psに1.5tオーバーということで、加速感は推定300psのFDと同じか若干上回る程度。
ただし駆動力の抜けがないのと、車重と剛性、直進性の良さからくる安心感があるため、ジェントルかつ気持のよい加速感という感じ。
エンジン音はターボがついているということもあり若干こもった感じ。もう少し乾いた感じの音を期待していたので、ちょっと違ったかな…。また、とてもスムーズに回るが音に少し雑味があるというかガサツ感を感じる。走行距離のせいか、レンタカーで酷使されているからか・・・。巡航時は静かで、パワーをかけると音が主張してくるという感じで、メリハリがついているところは良い感じ^^


排気量があるため、1500rpmくらいからでもトルクがついてくる。2速1500rpmくらいから踏むと2000rpmくらいでフルブーストに達している感じはするが、ターボラグを感じる暇もない程度の一瞬で2000rpmに達してしまう。
7速の巡航状態から、シフトダウンしないようにハーフアクセルを入れるだけでも十分すぎるほどの加速をする。

一方で、巡行速度からアクセルをフラットアウトすると、一瞬の加速後にシフトダウンして加速を再開するのだが、その間に駆動力が抜けてしまうのが難点。もちろんマニュアルで加速すればよいのだが、DCTなのに駆動力が抜けてしまうのが不思議?!
よくよく考えてみると、構造上DCTは隣接ギア(たとえば5→4,6)へは駆動力を抜かずに切り替えできるが、離れたギアへの切り替えでは駄目なのかも。
DCTでもう一つ気になったのは、赤信号に向けて空走しているときに3→2へのマニュアルシフトダウンをすると、回転が合うまでエンジンブレーキの抜けが発生すること。ちょっと気持ち悪い。。ブリッピング機能がないからなのか…?

とはいえ加速時のDCTはとても優秀。シフトショックなくキレイにシフトアップしていくし、山道に入った時のシフトスケジュールも文句ない。ダウンヒルではマニュアルで操作しないと思い通りにならないのはご愛嬌か。
ブレーキングしながらのシフトダウンは、とてもスムーズに気持ちよく決まる。

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話は戻るが加速については100km/hからが本番という感じで、日本の道路では完全に持て余してしまう。やはりこれだけパワーがあると日常では使い切れないので、どうしても非合法的な速度まで踏みたくなってしまうな。
雨の中あまりにもパワーがありすぎて踏めないため、上の回転数はどこまでパワーがついてくるかは確認することができなかった。。


最後は低中速のテストコースに持ち込んでハンドリングの確認・・・と思ったが、着いた時点で大雨になってしまったため、軽く流す程度の走りしかできなかった。
雨の中のゆったりとしたブレーキングではフロントに荷重がかからない。高速道路でもほとんどロールせずに走っていたので、まぁ当然か。
ステアリングは前も書いた通り非常に正確で、狙ったラインにぴったり合わせられる。コーナリング中に多少ラフに切り足したりしても、操作した通りに曲がる。
アクセルで曲げるのも全く問題なく、アクセルで狙ったラインをきっちりトレースできる。
また高回転でのアクセルは非常に敏感。すこしでもラフに踏むとパワーが一気に出て加速体制に入るので、気持ちよく加速体制に移っていくには繊細にアクセルを踏み足していかなければならない。
アクセルの分解能はロードスターよりも格段に高そうだ。ワイヤースロットルだったFD3Sと同じくらい繊細にアクセルをコントロールしても、ちゃんとエンジンが反応してくれる。というかそれくらいの丁寧な操作をしなければならず、ほんの僅かな踏み足しにも応えてくれるので、コーナーでのコントロールが難しくも楽しい感じ。


あと、外輪に荷重がかかっている状態で段差を乗り越えると、ラインにはほとんど影響ないがリアが少し暴れる感覚がある。タイヤなのかマルチリンクだからなのか不明ではあるが、ちょっと残念な動きではあるね。

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ブレーキパッドはメタル系のパッドが入っているように思う。
わずかにブレーキ鳴きがあるのと、停止時にどうしてもカックンブレーキになってしまう。停止寸前にブレーキを抜いても、ちょうどよい減速Gにすることができず、カックン停止もしくはブレーキリリース状態になってしまうので、街中ではあまり気持ちのよく停止できなかった。
高速域で熱が入った時のスポーツ走行ではまた違うのだろうし、そのあたりがターゲットなのだろうからいたしかないところか。

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それにしてもガソリンは減る減る(笑)
欧州車の燃料計は正確だからなのか、走り始めると目に見えてガソリンが減っていく。
最後走行距離を取り忘れたのでよくわからないが、だいたいリッター7~8kmくらいか? 
今はガソリンも高いので久々にシビれてしまった汗
ちなみに自分が借りる前からのオンボードコンピュータ計測では、8.7km/Lになってた。


全体の感想としては、とても良いクルマだった!
乗り心地や加速、そして操縦感覚ともに自分の理想に近いものがあったので。
そして久々にターボ車に乗ったが、ズボラに運転できるのでとてもラク笑。メンテナンスとか故障とか色々と大変な思いをしてきたので、ターボ車は避けるようにしているのだが、昔の話ではあるので最近のターボはどうなんだろうね。。

ちなみに今回の運転でうれしかったことして、ウィンカーを一度も間違えなかったというのもある(笑)
海外で何度もレンタカーを運転していた経験があるので、うまく頭が海外モードに切り替わったみたい^^;

Posted at 2022/08/29 18:56:17 | コメント(8) | トラックバック(0) | 試乗 | 日記

プロフィール

「[整備] #ロードスター ボンネットオープナー取付 https://minkara.carview.co.jp/userid/2450645/car/3550691/8339562/note.aspx
何シテル?   08/20 17:37
NDロードスター初期型から、ND2初期型に乗り換えました。 乗り換えをきっかけに、緩~く更新していけたらと思います。
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ピュアニッシュで純水洗車のはずが… 
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純水器ピュアニッシュのイオン交換樹脂(社外汎用品へ)の入れ替え 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/08/03 21:52:58
CAR CLUB 厚手オーダーメイド防雹車カバー 
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新型ロードスターに一目惚れ。 試乗をしたら、その乗り味に魅せられ買ってしまいました。本当 ...
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