
こんばんは
トップ写真をご覧になれば理解頂けたと思いますが、
今回は前回更新でご報告した通り、愛車ランエボⅧを手放し、ランエボⅩへの乗り換えをご報告します。
本日3月20日、ランサーエボリューションⅩがやってきました。
3月も仕事が激務で、連日深夜作業の出張で1週間おらず、12日に帰宅、代休もとれない休日出勤の後、出張疲れが残りながらも、ついに3月13日にランエボⅧとお別れしました。
2015年8月から約6年半、自分を成長させてくれた思い出深い1台となりました。
振り返ると、どうしてもランエボが欲しくて、購入の際、愛知県まで見に行ったことや奥さんと色んな所へドライブに行ったことが思い出されました。
最後のドライブとして訪れたのは3月上旬の神社様、
MTのクラッチ操作の慣れない2015年の夏、苦労して辿り着いた記憶が蘇りました。以来、毎年同じ時期に同じ神社様で「交通安全」の御守を更新していくのが恒例になっていました。
6年以上乗ることになったので、計6回。
最初は一人でドライブでしたが、最後は奥さんと一緒に行き、気持ちのケジメをつけることにもなったように感じられます。
一方で引越し後、奥さんの体調が良くない事実もあり、神頼みで祈祷も頂きました。一回実家に戻してあげようと思っています。
主に外的な要因、住む環境の騒音問題なので、別の機会に綴ろうかと…。
さて、本題となるランエボⅧからランエボⅩへ乗り換え決意に至った理由は複合的で、多々あります。
20年を迎えるとはいえ、老朽化や部品の枯渇は資金力や知識とかで、まだ付き合っていける状況でしたが、車検間近だったこともあり、なにより仕事が気持ちの面で日々の生活に勢いが持てず、ただ惰性になっていることから、自らの殻を破りたいという面が大きいです。
実際、白内障の手術もしましたが、視力には自信がないので、動体視力の衰えも感じています。とにかく運転が好きで社用車でも深夜爆走していたことが遠い過去のように感じられます。
そもそも、峠や高速道路を走ってテンションが異常に上がる年齢ではなくなったってのもあります。
それとクラッチの重さで左脚の限界も感じることもありましたが、それはまたエボなのであまり変わらないです(笑)
ランエボは乗り方さえ間違わなければ、非常に安全だと思います。
ランエボⅧに乗っていた時からひしひしと伝わってきた、三菱がランエボを通して目指していた、高出力なエンジンパワーを確実に路面に最大限に伝えて、より速く曲がるため、駆動力と制動力を最適に制御する4輪個別制御の発想は、究極の予防安全性の追求だと思います。
ふと考えてみると、その想いが受け継がれている点で、きっかけはアウトランダーPHEVの新CMに登場していたことがあったからもしれません。
それまでも漠然とランエボⅩに乗りたかったのですが、アウトランダーの新CMで自分の場合、新型のアウトランダーPHEVより、無性にランエボⅩに乗りたくなり、心奪われました。
そもそもエクリプスクロスPHEVが登場した時も、メーカーの公式企画でランエボファイナルとの性能の対決動画がUPされ、車種が消滅してから伝説の一台として盛り上げるくらいなら、消滅させるなよ、とは思っていましたが…。
なにせ、同じランエボでも異なる特徴を持つ3世代目と4世代目では、前提としてエンジンが異なる上、ボディーサイズの拡大と重量が重い為、大きく立ち位置が変わったように思います。
ランエボ好きな方はご存知でしょうが、毎年のように速く走る為、進化していったランエボは4世代目となった2007年登場時、速さの面で退化したように言われていました。
エボⅨくらいからのビルシュタインの足回りや革張りシートやら、プレミアム方向への傾向もあって総合力では進化していると思いますし、エボⅩは走りと乗り心地のバランスの難しさの葛藤を感じていました。
おそらくパジェロ同様、目指すべき方向とユーザーの求める方向が定まっていないようで、リーマンショックなど時代の流れに翻弄されていった車種かなと思います。
メーカー側もマツダのロードスターや、スバルのインプレッサ→WRXやのように大事にしてほしかったですが、2015年の終了まで、マイナーチェンジも行えず、ほぼ放置、売上面でお荷物なランエボⅩは2012年くらいから邪魔者のようにまで感じられていたのですが、ずっと、いつか乗りたい一台でした。
また、ランエボⅩはオートマの比率が高くなっています。新世代のミッションとも呼ばれたツインクラッチSSTはガラスのミッションとも呼ばれ、結果的に耐久性の問題で敬遠される対象となってしまい。まだまだ3ペダルで乗りたい自分のような需要は、三菱自動車国内では最後のマニュアルミッション車として残っていた5MTを受け皿としましたが、如何せん高価でした。
当時の自分の財力では無理ある金額で、手が届かず、半ば諦めていました。
今回、前オーナーは運転が苦手だったらしく、外装はボコボコではありますが、あの欲しかった頃のランエボⅩと出会うことができました。
外せないこだわりとして、
・5MT
・ボディカラーが白
・ハイパフォーマンスパッケージ(ビルシュタイン+アイバッハスサス)
その全て満たされる条件で、ランエボⅧの車検間近というタイミングでバトンタッチできたので、乗り換えに至りました。
こんな世の中で何が起こるかわかりませんが、大切にしていきたいと思います。
今回手に入ることで失ってしまったランエボⅧは意外と高価で引き取っていただけました。大事に乗っていたこともあり、最後まで自分を後押ししてくれた形となった1台で、やはり一生忘れない相棒でした(泣)
いつまでもこの想いは変わらないと思います。
13日に別れて以降、毎日車庫に佇む惹かれるフォルムを拝むこともできなくなり、淋しかったです。
ランエボⅧは自分には勿体ないくらい良い車でした。とにかく速く、誰でも速く走らせることができる点は唯一無二の凄さでした。
たとえ海外に行くことになっても、次のオーナーさんに元気に走らせてもらってほしいです。
6年半ランエボオーナーでしたので、最低3年半乗って、10年ランエボオーナーを目指します!
車両価格が高くつき、外装がボロいので、しばらくはカスタムよりも直しがメインとなりそうです。とはいえ、ランエボⅧで培った知識を活かして自分好みにしていこうと思います。
皆様、この車でも、またよろしくお願いします。
では、また!