
今日もぽかぽかでいい天気の広島です。
2月だというのに、雪が溶けてしまいそうな感じで気が気でないZOOminiです(笑
先月最後の日曜日「輸入車ショー」に行ってきました!!
今年は開催中の二日間ともに休みが取れそうになくてあきらめていたのですが、2日目の日曜日は予想外に早く仕事が終わったので、急きょ午後年休を取得!
もう始まっているので普通はないのでしょうが、あれでもと思い途中のコンビニで「前売り券ありますか~~♪」と聞いてみると、奥から出てきました前売り券!!200円安く入れます(^^♪
会場はすごい人でした~!
例年は、とめどなく超高級車を見まくって、満腹になって帰ります。
しかし、今回はあるテーマを持って見てきました。
そう、前回のブログで描いた「アコードツアラー」と欧州車たちとの比較です。まだ鮮明にツアラーの記憶も残っているし、これだけの欧州ワゴン車を一度に見るのも年に一度この時だけ!!
ということで、欧州Dセグメントステーションワゴンを見てきた感想を書いてみたいと思います。
今回は(いつもだらだらと長く書いて反省するのですが・汗)かなり長いので、お時間のある時にでもお付き合いさいね。
写真は、全部で300枚ぐらい撮ったので、基本フォトギャラでUPしていこうと思います。
まず今回見ることができた欧州ワゴン車を紹介
シトロエン C5ツアラー2.0
アルファロメオ 159スポーツワゴンJTSセレスピードTI
アウディ A4 Avant1.8TFSI
BMW 320ⅰツーリング
ボルボ V70 2.5T LE
プジョー 407SW2.2
メルセデス・ベンツ C200 Kompressor Stationwagon Avantgarde
VW Passat Variant R36
んん~~なかなか壮観です。アコードツアラーを含めて9車種の主要スペックを一覧にしてみました。
VW PVは展示車両がスペシャルなグレードで価格も飛びぬけていたので、一般的なグレードTSI Comfortlineもしくは2.0TSI Sportlineのうち、アコードツアラーと比較されるのはエンジンや装備から後者となるとおもうので、表には2.0TSI Sportlineのデータを入れています。
こうやってみると、アコードツアラーの最高出力って、結構飛びぬけているのがわかります。そして価格は下から2番目。その他は全長5番目、全副4番目、ホイールベースは8番目、車重5番目。
つまり、欧州Dセグメントでの体格・体力は、中の上ぐらいのようです。
今更ですが、このクラスの車ってホントに巨体ですね。全幅1,800以下はC200だけですよ!
ちなみにBMWの1,800mmは、先日のMUで-15mmとしていますが、これは、Fドアのハンドルを片側7.5mm薄型のものに変更して達成した幅です。完全に日本仕様のようです。立体駐車場では車幅1,800mmまでのところが多いようで、小さな部品の改良だけで車検証に1,800mmと記載できるならということのようです。おそらくオデッセイ1,800mmやクラウン1,795mmも同様の理由でしょうね。
次にエクステルアについて
デザインは私の好みで順位を付けると、1位アルファ159SW、2位シトロエンC5ツアラー、3位アコードワゴンです。私の中では、ジウジアーロデザインの159SWのスタイリングは飛びぬけてかっこいい!!
なお、エクステリアの仕上げについては、さすがにこのクラスになると私に分かるような差を見つけることはできません。鋼板の曲線やチリ合わせ、新品時の樹脂の質や仕上げ、取り付けなど、どれも素晴らしく見えました。
次にインテリア。これも素人の主観入りまくりで順位を付けると、
まずカッコよさは1位は、文句なしアルファ159SWです。ただ、今回展示してあったのが、スポーツモデル159SW-TIだったこともかなり大きいかも(汗。2位BMW320iツーリング、3位アコードツアラー
しかし、内装のクオリティーとなると、1位メルセデスC200SW、2位シトロエン、3位にアコードツアラー、A4、320i、V70、パサートVAで、このあたりは私にはほとんど差が分かりません。さらにつけると8位407SW、159SWでしょうか。159は昨年日本導入直後にセダンボディーに試乗しましたが、その時は?がいくつもつく内装各所の仕上げに見えました。しかし、今回は生産が進み精度が上がったのかかなり改善されてはいました。ま~それでも8位でしたが(汗。
よく本などに書かれている「アウディの高品質」にも期待してNEWA4を見たのですが、確かにメータ部分やセンターコンソールなどのボタン配列、タッチ、質感など文句はありませんが、逆にドリンクホルダーのプラスチッキーなところや所々バリの目立つパーツがあるなど、他と比べて飛びぬけているとは思えませんでした。
意外だったのは、シトロエンが素晴らしかったことです。まさにドイツ3社に並んだ質感にフランスのおしゃれさが溶け込んで、抜群の高級感でした。
次に室内ユーティリティーについて。
まず、前席はどれもゆったりで、特に不満を感じるものはありません。しいて言えばAlfaとBMWは若干タイトな感じがあり(特にAlfa)運転を楽しみたいドライバーにとってはいい感じです。あと、シートのデザインはどの車も特徴があり、特にシトロエンは、ステッチの入れ方やヘッドレストの形などとっても高級感がりました。これに比べるとアコードはもう少し創り込んでほしかったですね。ドアを開けた瞬間の印象がずいぶん違います。ただしすわり心地はアコードは抜群でした。
次に後席ですが、すでにアコードツアラーの後席足もとについてはみなさんご存じと思いますが、欧州勢がどんだけ広いのか楽しみに見てきた部分ですが、これが意外な結果でした。まず広々順位では、1位V70、2位VW PV、3位C5T、4位C200、320it、6位159SW、アコードT、A4Av、407SWSです。
とにかく広いのはV70とVW PVです。特にV70はサイドシルもフラットに近く乗り降りもほんとに楽でした。次にまあまあなのが3位4位で、6位に上げた4台ははっきりって狭いです。この中でも意外だったのがまたもやNEWA4です。前席を私のゆったりぎみポジションに合わせると、後ろはまさにアコード同様に足の甲は完全に前席の下。おまけにサイドシルが高いので、降りにくいのなんの・・・。
このサイドシルについては、特に独プレミア3車が高く感じたのでセールスの方と話してみたら、メルセデスとアウディは認めました。やはりどちらも同ボディに化け物エンジンを積むことを前提に設計してあるためと言ってました。さらにメルセデスの方は、それをきっかけにボディ剛性や乗り味への好影響、安全性などプラス方向へのセールストークをされました。
次にラゲッジルーム。
これは、正直どの車もかなり広く、寸法を測っているわけでもないので、ざっとの印象ですが、やはり頭一つ広く感じたのはV70とVW PVでした。あとはアコードツアラーも含めてそれほど大きな違いは感じませんが、この中では全長のグッと短い320ⅰTとハッチ開口部のしぼられた159SWはこじんまりと感じました。しかし後でカタログ見るとどちらも寸法的には遜色なく、BMWの設計に素晴らしさを感じました。
最後にアコードツアラーと・・・
いろいろと書いてきましたが、こうやってみてくるとアコードツアラーという車が本当にヨーロッパしか見てないということがよくわかりました。そして私にもアコードツアラーのネガな部分に見えていた後席の狭さも、ここでは全くネガな部分に見えません。また国内ではよく言われるエンジンですが、上の表を見ても明らかですが、どのメーカーも最も売れているベースグレードは、アコードツアラーよりも明らかに非力なエンジンです。しかし、欧州車に関しては、その非力さを批判的に書いた記事もあまり見たことはありません。もちろん全てのメーカーが、ハイパワーエンジンを積んだグレードを用意しているのも事実ではありますが。
ヨーロッパでは、それ程ラゲッジスペースの広くない320iや足元の広くないA4がたくさん売れているようです。つまりヨーロッパでは、もっとほかの部分にこのDセグメントの車の価値観があるのでしょうか。私には欧州で暮らす人々の生活文化や価値観についての知識が皆無なので、それが何かはわかりませんが、日本だと小さな子供が一人、もしくは二人いるレジャー好きの夫婦が買う車という感じでしょうか・・・。しかし、この部分が日本ではミニバンに乗っ取られてしまった人たちです。
よく考えると、今回はアメ車のブースもありましたが、そこにもステーションワゴンは1台もありませんでした。アメリカ産ステーションワゴンというと、私には300Cワゴン(これはかなり好きですが)とキャデラックのワゴンぐらいしか思い浮かびません。
ステーションワゴンという車種はもうヨーロッパでしか売れないカテゴリーのようですね。
アコードツアラーは、スタイル、パッケージ、インテリア、エンジンどれをとっても、ドイツプレミアブランド含めたすべての欧州車と比べて全く引けを取らないと思いました。そしてこの価格です。確かに国内ではかなり近づいたとはいえ、この装備を考えると十分なバーゲンプライスです。比較したのはすべて欧州車のベーシックグレード(日本国内)なので、すべてその上があり、特にドイツ3ブランドは化け物エンジンのためのコストが、見えない部分でベースグレードにもかかっていると思われます。それをマイナスととるかプラスととるかは、メルセデスのセールスの方が言われていた「走りの質と安全」という部分になってくるのでしょうか。
とはいってもやはり日本では、もっとお買い得感の強い国産車があるのも事実です。このプレミアムな資質と価格を持った「ツアラー」を「HONDA」ブランドで出さざるを得なかったことが、アキュラブランド立ち上げの頓挫によってホンダの路線が大きく歪んだために出てきた矛盾なんだなと感じました。
なんか、アコードツアラー応援ブログ見たいになってしまいましたが、
正直なところ、これだけたくさんの車を私のようなど素人が公平にその機能や特徴を見極めるのはまったく無謀な話で、おまけに試乗もなしと来ていますから、ド素人の素直な感想文程度にとらえていただければ幸いです。
ほんとに長い駄文に最後までお付き合いくださりありがとうございました。
フォトギャラの写真もぼちぼちUPしていこうと思います。
やはりいつか、試乗してみたいですね!