さて、前回のブログで
「品番にAが付くか付かないかだけでポンプの形状が全然違った」
ってとこまで話しましたが。
今回は本番の「三菱ミニキャブ用ポンプをアレコレしてポーターキャブに流用」の話に進みます
前回お話しした通り、後期型ニューポーターキャブのポンプ(A503-15-010A)は廃盤
今でも手に入る三菱・ミニキャブG23B用ポンプも高さが違ってポン付け出来ない。
と、言うことでフランジを新作してゲタを履かせないといけないワケですが
新作しようにも寸法がわからないと作りようがないよねってことで
まずは三菱ミニキャブG23B用ウォーターポンプ
純正品番MD997124 GMB GW M-35Aを入手
主要寸法を測定してスケッチ
取り付け面からフランジ上面まで112.5と判明
さっそく僕のポーターキャブのポンプを測ってみると…
高さ112.5
ん?全く同じじゃないか!?
何回測定しても結果は同じ。なぜだろう?
ひょっとしてエンジンが三菱ミニキャブ用に載せ替えられてるとか?
頭に?マークがいっぱい浮かびますが、とりあえずこれは付くってことじゃないか。
とりあえずポンプを持って馴染みのおっちゃんとこへ。
「とりあえずコレで付けてみてください。何かあったらすぐ連絡して」
~一週間後~
「付いたよ~」の☏があったんで見に行くと
あ、ホンマに付いてる。
と言うことは高さピッタリだったんですか
「いや、外して付けてみたら高さが違ったよ。そのままだと付かなかったよ」
どうやら僕が寸法測り間違ってたみたいだ。スイマセン
じゃあなんでスペーサー新作してないのにこれは付いてるんだ?
話を聞くと…
後期型ニューポーターキャブの場合、ウォーターポンプのフランジには
「フランジ→プーリー→スペーサー→ファン」
の順番で部品が付いてるらしいんですが
「フランジ→スペーサー→プーリー→ファン」
の順番に組みなおすと、スペーサーの高さだけプーリーの高さがかさ上げされて
背の低いミニキャブ用ポンプもぴったりの高さになるらしい。
そんなの初めて聞いたぞ。
「スペーサーの組みなおしでどっちのポンプも行けるようになってる感じだね」
尚、ポンプの背が低くなった分ラジエターロアーホースがエンジンに接近して
エンジンに干渉してきますが、ホースにバンドみたいなの巻いて保護してもらいました。
さっそく試乗してみると…
うん、これまで運転してると「ヒューン」って明らかにウオポンが寿命の音が聞こえてて
聞こえないふりして乗ってたんですが(何の問題解決にもなってない)
それが無くなって静かになってる!!
絶好調だ!これでまた元気に走り回れるぞ!
帰ってから摘出された古いポンプを眺めると
うわバッチい。
ホースがつながるニップルも先っちょが錆びて腐って崩壊しています。
これは寿命ですね。30年間お疲れ様でした。
そしてこれを見ていて気付いた。
寸法測る時、ガスケットが挟まってるとこが底だと思って基準にしてたんですが
下の板みたいなブラケットごとボコっと外れるんですね。
このブラケット分がまるまる抜けていたから寸法測り間違ったのか。
測りなおして高さ128.4mm
三菱ミニキャブ用とA503-15-010が高さ112.5だったから
差し引き15.9mm高さが違うのか…
あ、この数値は参考程度に考えてくださいね
もし実際にブラケットとか作る時は実測で測ってください。
「この寸法で実際に作ったら合わなかったぞ」って苦情は一切受け付けませんので。
製廃パーツが壊れてしまって一時期はどうなることかと思いましたが
とりあえずこれで一安心。
最後になりましたが
ブラケット新規製作を申し出て下さったPさん
ウォーターポンプを探してくれて代理購入しくれたK君
そして心配してくださって協力してくださった方々に
この場を借りてお礼申し上げます。
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ポーターキャブ | 日記
Posted at
2019/02/09 22:40:12