
こんにちは。鈴鹿8耐の余韻がまだ残っている 田なっくすです。
今年の8耐もなかなかの展開でしたね。ケーシー・ストーナーの転倒。6度のセーフティカーイン。そして19年ぶりのヤマハ優勝!最高でした。
表彰式でライダーが調子にのって、フォトセッション前にコカコーラゼロの特大ボトルを投げ落とした時の司会の『すいませ〜ん。誰か持ってきてくださ〜い』には笑ってしまいました。
⭐️さて、今日は駆動系セッティングです。
まずは駆動系カバーを取ります。キックペダル→プラスチックカバー→ケースカバーの順にはずしていきます。
プラスチックカバーをはずしたとこです。キレイなケースカバーがお目見えです。
はずしたプラスチックカバーの裏にはスポンジが付いていて、防音と傷つき防止を担っています。
すべて取ると駆動系が姿を現しました。
紙のガスケットを破かないよう慎重に取ります。
僕は再利用大好き人間なんで!(ドケチともいいます。えっへん!)
あれ?なんかこのプーリーフェイスの形、他メーカーで見たことありますよ⁈
ライブディオのと似ています。
スターターギアの位置が上下違うだけです。
実は今回、駆動系を分解する際に用意した工具が今まで使っていたホンダ用しかなくて、ZZに使用出来るか心配だったんです。
これです。デイトナ プーリー脱着ホルダー 『ホンダスクーター専用』です!
使えるかな?ドキドキw
とりあえずプーリーを外してみます。
赤丸のところでうまく引っかかり固定できそうです。この時、先にスターターギアを外しておくと下側もしっかり挟めて固定できます。
ぱっと見、スターターギア外れなさそうですが、知恵の輪のように探ってみると、すんなり取れましたよ。
無事、フェイス取れちゃいました。
ホンダスクーター専用…。ぇ?…
*皆さんはマネしない方が良さそうです。万が一ってことがあるかもしれないので…
次はプーリーを分解し、ウエイトローラーを付属のものと交換します。分解するとき赤丸の部品で手を怪我しないよう軍手などで保護してください。かなり鋭利なんでザクっといったら痛いですよ(*_*)
あと、ウエイトは写真のように均等に入れてくださいね。
続いてクラッチ側です。昨日買った強化クラッチスプリングとセンタースプリングを組みます。
デイトナ プーリーホルダーはクラッチにも使えるので非常に便利ですね。
センターナットを取りクラッチアウターを取るとクラッチが見えます。
センタースプリングをクラッチで押さえている34ミリのナットを写真の工具で取り、センタースプリングを交換します。
デイトナ 3%強化センタースプリングです。再加速時のキックダウンを速くしてくれます。
続いてクラッチスプリング。
強化スプリングに交換します。ノーマルのクラッチシューは滑る時間が長く、完全につながるまで少し時間がかかるようです。できればクラッチ自体を社外かv100のクラッチにしたほうがいいです。
ZZはクラッチが弱いことで有名ですから。
あとはもと通り組み付けて終わりです。

※プーリーフェイスを付ける時、ベルトをクラッチプーリーの内側に落とし込みフェイス側に少しでも多くゆとりを作ってからフェイスを付けます。スプラインの奥までフェイスが入るようにするためです。これを怠るとプーリーが回転した時にフェイスナットが緩んで大変なことになりますよ。
さて今回、最終的に決まったウエイトはトータル27gです。
23.5g→30g→27g→24g→27g!という感じになりました。
自分の車両は、ベリアルの付属ウエイトでは少し軽すぎて最高速が伸びませんでした。カートコースでは最高に使えるセッティングだと思いますけどね。公道を意識したセッティングだと少し重ためのほうが良い感じみたいです。
最高速は75位は出てると思います。メーターの端まで当たりますよ。
しかしスロットル開け始めのフィーリングはノーマルにはかないませんけどね。
あと、チャンバー本体に関してなんですが…

サイレンサーバンドの内側のゴムが走行するたびに出てきます。ゴムの厚みが薄くてしっかり挟まれないのとゴム自体が平面なので抜けやすいようです。ヨシムラのマフラーバンドのゴムのようにステーの入る溝をあらかじめ付けるくらいのことしないとすぐ出ちゃいます。
今日走った感じは、確かに速いという印象ですが、あくまで全開での話です。街乗りで前の車について走るような状況ではイマイチのフィーリングですね。ノーマルキャブ、ノーマルエアクリーナーのままでは、メインジェット以外の部分をよほどしっかりセッティングしないと改善出来ないようです。
あと、音量のほうですが、加速時はやはり爆音です。ハーフスロットルなら少しは静かになりますが、京都の細い路地裏を走るとかなり音が反響し、通行人を驚かしてしまいます。
『むー。これはいかんな〜(~_~;)』
しばらく走ったのち、帰宅すると…
飼っているニャンコたちが、何故か物陰に隠れてしまってます。
母が言うには、ZZのチャンバー音を聞いた途端、潜り込んだそうです。
爆音が怖かったみたいですね。
一般道を走る以上、見ず知らずの他人に畏怖の念を抱かせるのは よくないですねぇ〜m(_ _)m
もちろん愛猫たちにも…
ん〜〜〜( ̄ー ̄)。(今テーブルの下に隠れてるニャンコのつぶらな瞳をジっと見つめてます。)
5分経過…
⊂((・x・))⊃ 純正マフラーに戻します!
というわけで今回のチャンバーカスタム 終了のお知らせです。
チャンバーを勧めてくれた悪友たち、カスタムを楽しみにしてくれてたみんカラの皆様、本当すいません!
高校生の時は確かに楽しかったんですけどね。今、改めて気付かされました。
高校時代と今の自分を取り巻く環境や意識が大きく違っていることに…
いつの間にか大人になってたんですね(笑)
26才にもなって未だにこんなことをしている自分がなんだか恥ずかしく思えてきたんです。
※断じてネコに嫌われるからじゃないですよ!
チャンバーはまた機会があれば、付けて楽しもうと思います。迷惑にならない程度にね。
結論>
・公道でレーシングチャンバーはいけません。うるさすぎです(>_<)
・バイク乗り自身が、社会的にバイクのイメージを悪くしてはいけません。暴走行為など本末転倒です。
・バイクが大好きな人が、バイクの寿命を縮めるようなことをしてはいけません。バイク愛が足りません。
・メーカーが多額の研究開発費を投じ、長時間にわたる熟考の会議を重ね、最後にチーフプロダクターがGOサインを出した純正マフラーは間違いなく『最高傑作だ!』ということです。
ってなわけで、失敗という経験を得た 田なっくすは今日も元気に会社に向かいます!
では!