
こんにちは。田なっくすです(=゚ω゚)ノ
今回はエンジン載せ替え前に作業していた全波整流化について書こうとおもいます。アドレスが全波整流化作業の直後に届いて てんてこ舞いだった為、すっかりブログで紹介するのを忘れてました。
ことの発端は、前回取り付けたHIDキット!
ご存知の方も多いかと思いますが、HID取り付けは、数々の問題があります。
ユニットを取り付けるスペースの問題、充電電圧低下によるチラつきの発生、発熱によるリフレクター焼け、車検時の光量判定不能など様々です。
特に原付で多いのは、バーナーのチラツキやバッテリーあがり等のトラブルに見舞われた例ですね。
それらはバッテリーへの充電が追いつかなくなることで発生しているケースが殆どのようです。
昨今のHIDは高性能、小型化が進み、以前と比べてグンと信頼性の高い物になっていますが、原付の充電能力は相も変わらず貧弱なんです。
そこで、バッテリーあがりの対策として有効であろう『全波整流化』をしました。
結果は前回のブログの通り、全く意味がなかったんですがね…(~_~;)
実はスズキZZのヘッドライトとテールランプは、ステーターコイルから直接来る、独立した交流電気で賄っています。
当然交流ではHIDの電源として使用できないですよね。
そこで、使用しなくなった交流電力を 直流整流に統合&全波整流して、足りなくなったバッテリーの充電電力に補填しようと考えたのです。
⭐️作業スタート!
↓用意した部品はこれ。
汎用の全波レギュレーターです。Amazonで1000円位で販売していました。メーカー純正品での流用も可能ですが、かなり安かったので買っちゃいました。箱からして明らかに中国製ですねσ^_^; どうりで安いはずです(笑)
このZZ純正品と交換します。カプラーが違うので現物合わせで配線の接続変更が必要でした。
黒がアースで赤がプラス。後2本は極性無しです。
サイズは純正品より少し大きいくらいですが元の位置にはギリギリ入らないようです(~_~;)残念!
※レギュレーターは熱を持つので外装の接触を避け、風通しの良い場所に移設します。自分はフレームをステーで挟むように設置しました。ステーター裏のゴム部分がつぶれないようフレームに対し少し斜めに取り付けてます。
アリーナホーンがスペースの大半を占めているので移設場所に少し悩みましたが、なんとか取り付けできました。
あれほどスッカラカンだったフロントカバー内は今ではスッカリ具沢山です(笑)
⭐️次はステーターコイル側の加工です。
アンダーカウルを外してファンカバーを外します。
次にファンを外してローターを外します。

むむむww(~_~;)
ココで問題発生!
私はこの時プーラーを持っていませんでした。なんとか外そうと いろいろ試しましたが、無理でした。
まったく外れる気配がありません。
おのれぇ〜(♯`∧´)
今後 スズキ車の整備に使うだろうと思い、潔く購入に踏み切りました。
これがプーラーです。一部ヤマハ車にも使用できます。

ファンボルトのネジ穴にさっきのプーラーをボルトで固定します。そしてプーラーのセンターシャフトをねじ込むとパキッって取れます。あまりに勢いよく取れたのでボルトが折れたかと思いました(笑)

次に中にいるコイルを外し、加工します。
加工は いたって簡単。黄/白の線とアースに落ちている銅線を外し、それぞれの線をくっ付けるだけです。
自分は熱収縮チューブでハンダ付けした箇所をカバーし絶縁しています。
ローターに接触しないようスマートに収めておきましょう!
因みに 加工する箇所はインターネット上の偉大なる先駆者たちの遺産を参考にしました。割と実践されている人も多いんですね〜。
『全波整流』とググるといっぱい出てきます。
完成したら元に戻します。
これでコイルの加工 完了です。
※実はこれで終わりではなく、ヘッドライト&テールランプの直流化をしなければいけません。
今の状態のままエンジンの回転数を上げると、バルブ切れしてしまうそうです。
対応としては、現在バルブに来ている交流配線(黄/白)を切りはなし、キーONで+の電気が来ている線から新たに結線供給してあげるだけです。
最後は充電電圧を確認して終了。
電気の知識のない自分にはイイ勉強機会でした。熱が出そうです(笑)
この全波交流化で電力面はすっかり安心しきってたんですが、前回のHIDキットの取り付けにより意味がなかったことがわかり、ちょっとガッカリしちゃいました。
次回はあきらめずにコイル巻き直しに挑戦します。
では!また(=゚ω゚)ノ
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スズキZZ | 日記
Posted at
2015/11/22 22:14:15