
皆さま、こんばんは🌙
田なっくすです🤗

前回、2ストオイルを古い物からカストロールのactiveに交換し、匂わなくなったポンコツ君こと愛車ZX。

あれから快適な通勤をエンジョイしていましたが、2、3日経った頃から、信号待ちでアイドリング回転数が上下するようになりました。
過去にもこのようなトラブルを経験しているので、今回のブログで、その修理の様子を書きたいと思います。
🌟先に結論から言いますと、2次エア吸いで間違いありません。
ポンコツ君は直近で、エンジン分解を含む大規模改修を終えたばかりなので、プラグなどの消耗品や圧縮不良などは考えにくい。
ならば残されたのは吸気!と考えたわけです。

分解確認する前にエンジンを掛けて、吸気の経路を中心にパーツクリーナーを吹きかけてみます。
2次エア吸い込みがあれば、回転が上昇するなどのなんらかの変化を感じるはず!
シュー💨っと怪しい部分に…
すると思った通り、回転が上昇!

どうやらインシュレーター部分から吸っているみたいです。

ここの黒いプラスチック。
恐らく割れていると思うので、外してみましょう。

やはり割れていました😇
軽傷のように見えますが、Oリング下にまでクラックが入っていたので、そこから吸い込んでいたのでしょう。
最近キャブセッティングで頻繁に脱着を繰り返してたので、割れたんでしょうかね?
20年以上前の原付なので、仕方ない…😅

持っていた予備部品と交換です。

折角、キャブを外したので、他にもトラブルになりそうな箇所を交換しておきましょう。

よくあるのはフロートチャンバーパッキンからのガソリンにじみ。
前に開けた時に液ガス塗ってあったので、恐らく漏れてたのかも知れませんね。

新品を取り寄せたので、潔く交換します。

そして、こちらはオートチョーク。黒いボディの差し込み部分に細いOリングが入っていますね。
ここからもエアを吸うこともあるので、念のため交換です。

あと、見逃しがちなのはここのパッキン。
スロットルバルブのトップキャップ裏の薄いパッキンです。

黒いプラスチックのトップキャップが採用されていて、パッキンが入っていること自体、忘れがちなんですよ😅
普通ならキャブボディと同じネズミ色で、ゴムが入ってることを認識しやすいんですが…
忘れずに交換してあげてくださいね🤗

あとは普通のキャブオーバーホールの要領と同じです。
分解清掃して、残りのゴム部品を交換していくだけ。

組んでる途中で、スロージェットも交換したかったことを思い出して、番数をあげました。
純正#38から#40へ。
今まで、原付で1番使う30キロまでがパーシャルしにくく感じてたので、少し落ちつかせたいと思いまして😉

一生使わないと思ってたS/Jセットが、久しぶりに日の目を見ることに…😅

あと、排ガス規制モデル特有の2次エア導入装置を殺しました。

キャブ側もしっかりキャップをはめて、エアの侵入を防ぎます。
プラシーボかもしれませんが、セッティングが出しやすくなった気がしますね😃
🌟ここでアドバイスなんですが、熱い夏の時期、ライブディオ系のキャブセッティングでお困りの方、いらっしゃいませんか?
特に外気温38度とかに達する地域の人たち。
僕もその一人です。

特にポート加工や面研ヘッド、チャンバー装着車!!
30分程走行したらセッティングがズレてしまう。
いくら時間をかけてエアスクリューを弄っても、次の日乗ったら前日に出ていたセットが出ていない…
なんてことありませんか?
それはライブディオ系特有の構造上の問題かもしれません。

ライブディオは強制空冷の排熱風をキャブレターに当てています。それは冬場、キャブレターを温めて温間時と同じ性能を遺憾無く発揮するためとされています。
しかし、昨今の猛暑日では意味がありません。
熱効率をあげたエンジンチューニング車は、度を超えた熱をキャブに当ててしまっています。この熱風こそ、キャブセッティングを狂わす原因となってることが多いのです。

この時期、30分走行直後のキャブレターを触ってみて下さい。手で触れない程の熱を持っているはずです。
これほど高温だとエアクリBOXの吸気温度もかなり高いでしょう。そしてそれはパワーダウンにもなっているかもしれません。
結局なにが言いたいかと言うと、
折角合わせたセッティングが走行後15分以内と30分以上で大きく温度変化してしまっているのです。
その変化は微妙なセットを必要とするエンジンチューニングマシンにとってはかなり致命的です。
近場で短距離ばかり乗る人なら数分でパパッとセッティングを出しても変化は感じないでしょう。逆に通勤30分とか1時間走る人が数分でセットを出すとどうなるでしょうか?幾らセッティングしてもセットが出る訳ありませんよね😂
これはしばしばライブディオ系の空冷チューニングマシンに見られる問題なんですよ。

その抜本的対策として、駆動系カバーに覆い被さるようにあるホットエアーダクトを外してみましょう。
少し見窄らしくなりますが、キャブに直接高温の空気が当たらなくなり、安定したセッティングを出せるはずです。
夏セッティングのズレに苦しんでいる人は、一つ参考にしてみてくださいね!🤗

さて、話は戻って、組み上がったポンコツ君を試運転に連れ出します。

修理前にあったアイドリングの不安定さは全く無くなり、30キロまでの低速域の巡行もしやすくなっていました。
田なっくす大満足☺️

しかし、スロージェットの番手を挙げたせいか、オイルの付着が目立つようになりました。グラスウールが湿って更に爆音に😅
濃いのも良し悪しありますねぇ〜

とりあえずこのまま様子を見ることにします。
酷くなるようならまた、キャブセッティングですな😅
今日はここまで!

無事、修理を終え、安心して通勤に使えるようになったポンコツ君。
皆さんも、いつもと違うバイクの変化を過敏に感じ取り、早めの修理をしてあげてくださいね🤗
では、また👋