
こんばんは♪
田なっくすです。
久しぶりのブログ更新です。
しばらく休日は天気に恵まれなかったり、車に構っていたため、原付に触れられてませんでした。
4輪の方は、パーツレビューやフォトアルバムの更新のみで、あまりみんカラには出てきませんが、普段は割とちょこちょこ弄っています。
ちなみに先週は脚の交換でした。
詳しくはカーチューンの方でアップしているので、そちらでご覧ください(笑)
それはさておき、原付ですよ!原付!
面白さは車にも負けません😄
ここ最近は通勤で絶好調の我が家のZX、ポンコツ君。やりたい事は全てやったと言っても過言ではないくらい僕好みに仕上がってるのですが、先日『いや、まだやる事が残ってる‼️』と感じさせる出来事がありました。
たまたま街ですれ違ったTZR250の後方排気モデル。通称3MA(サンマ)。
地元の先輩も乗ってた車種で、10代の頃によく一緒に走った馴染み深い車種でもあります。
こうして街で偶然すれ違うなんて何年ぶりかな。
下手したら20年以上会ってないんじゃないかな?😅
なんて思いつつ、白煙を吐きながらバックミラーで点になってゆくTZRを見送った時、懐かしいニオイが漂ってきたんです🤭
ニオイと聞くとパッと思いつく人も多いのではないでしょうか?👀
そう!カストロールの甘いオイルのニオイ!
今のカストロのニオイじゃないですよ?80年代90年代頃のレプリカ全盛期のカストロです。
すれ違ったサンマからはそのニオイがフルフェイス越しでもハッキリとわかるくらい伝わってきました。
排気ガスの香りも2ストならではの醍醐味ですよね🤗
オイル選びが楽しくなります。
ここでカストロールについて説明を…
カストロールは古くからあるオイルの一大ブランドです。
設立はなんと1899年!イギリス、ロンドンから始まりました。ちなみにカストロールはヒマシ油の英名CASTOR OILに由来しています。
現在の社名にもなったヒマシ油は、強靭な被膜を形成する反面、予熱が必要なほど高い流動点や高温の耐酸化性が低いことから、戦後を過ぎたあたりから工業用油としての植物油の需要は減っていきました。しかしモータースポーツだけは例外でした。
レース毎、もしくは走行毎という頻繁なオイル交換が当たり前のモータースポーツの現場では、管理の難しさという植物油のデメリットはあまり問題にならなかったのです。
さすがに現在では鉱物やエステルを基油とする合成油中心のラインナップへと置き換わっていますが、僕が2ストに触れていた当時、R30やA747はまだ第一線で使われていた印象ですね。
話を戻しますが、懐かしい2ストオイルのニオイと言うと、大体このどちらか2種類に絞られます↑
■一つはR30のようなヒマシ油を基油とする植物系オイルの天ぷらを揚げたような香ばしいニオイ。
■そしてもう一つはスーパースポーツに代表されるようなココナッツミルクや葡萄、金木犀などを連想させるような甘いニオイです。
この二つの香り、実は世代によっても好みが分かれます。これも僕の主観ですが、マッハやKHの世代の人・サーキットONLYな人はヒマシ油ベース。
2ストレプリカ世代・峠派はカストロ甘い系が好きな気がしますね。
今回の3MAがさせていたのは、間違いなく甘い系!
僕のポンコツ君にもこの類いのオイルを入れたいと思って探したのですが、ネットショップではどこを探しても出てきません。メルカリでは開封済みの中古があったりしたのですが、どうやら新品はもう手に入らないようです。
残念😢
ならば作るしかありませんね!🤗
早速材料を集めることにしました。
まず用意出来たのはヒマシ油。
これは純度100%の精製ヒマシ油です。Amazonで頼んだら1日で届きました😄
前述した通り、かつてはその潤滑性能の高さから、レース車両にもヒマシ油をベース油とするエンジンオイルが使われていました。
⭐️まずはこれを使ってR30のような天ぷらのような香ばしいニオイの排気臭を再現してみることにしました。
開けるとサラダ油のような匂いがしてきました。
粘度は2ストオイルより硬く、室温25度で680mPa•sです。配合率で硬くなりすぎないよう注意が必要ですね。
さて、この油をアルミホイルの上に数滴垂らして、高温で焼いてみます。
熱が入り、すぐに変色が始まり炭化しました。
こびりついた部分は全然取れません。
ヒマシ油100%をそのまま投入すると間違いなくカーボンが溜まりそうですね…😅
ニオイは普通のサラダ油やコメ油と似ています。
⭐️次に、2ストオイルに混ぜた状態で加熱してみます。
一部2ストオイルにはカーボン除去を促進する成分ポリエーテルアミンやポリブデン系溶剤などの添加剤を少量含んでいて炭化は多少はマシになるはずです。
今回は余っていた2Tアクティブと混合。
配合率は2ストオイル80% : ヒマシ油20%です。1/5がヒマシ油となります。
同じように数滴垂らし焼いてみました。
随分初めの結果とは違い、熱を帯びても変色しにくくなりました。これくらいなら何とか使えそうです。
次に配合したオイルを何日か置いて、分離するか確認します。鉱物油と植物油は混ざるのだろうか…
もし万が一、沈殿が起こるのであれば分離給油はできませんからね😅
3日経って確認してみました。
ちゃんと混ざったままです!
このオイルをポンコツ君のオイルタンクに投入しました。
もちろんタンクを空にしてからの投入ですよー。
さてどうなるかな?🧐
1週間後…
通勤も含め、走行距離100キロほど走ってみました。
まず、一番気になるであろう排気ガスのニオイですが、それまでのニオイとは全く違う、天ぷらを揚げているようなニオイです。香ばしい匂いかと言われると少し疑問なのですが、一言で言うと小汚い中華料理屋の裏の換気扇から出てるニオイみたい。フライパンでサラダ油を引いて何か調理する前みたいなニオイです😁
なんだか排ガス感が無い…😅
今までより遥かに刺激の少ない香りだと思います
エンジン性能としては、明らかに回転が重く、燃費も悪くなりました。走っていてすぐ分かるレベルです。
排気音は少し重苦しいような低音になり、煙は以前ほど吐きませんでした。
僕はR30を自分で使ったことがないので念のため、近所に住む2ストマニアの方に香りを嗅いでもらったのですが、R30の香りとは違う気がするなぁ〜…どちらかと言うとTTS⁈…って言ってました。でも臭くないとお墨付きをもらったので良しとします(笑)
自分自身は、このニオイは小さい時にカートに乗ってた時の混合ガソリンのニオイに似ているなぁ〜と思うのですが、それがR30だったのかは判りません😅
その後、更に50km走った後にエンジンをバラしました。内部の着色やピストンリングの潤滑跡を確認するためです。
本当は3000Km走ってから確認したかったのですが、待ってられなくなりました(笑)
ピストンヘッドの真ん中が穴開きそうな色してますが、これは過去に圧縮チャレンジをしてた時の爪痕なので気にしないでください。現在は点火時期のリタードで高圧縮を維持しています。
それはともかく、カーボンですよカーボン。
全く無いじゃないですか!
着色も見当たらない。
150kmくらいじゃ変化しないのかな?😅
今のところ、エンジンは回転が重くなって燃費が悪い以外の実害はなさそうに思えます。
とは言え、燃費が悪いのは許せないので、一旦オイルを全て抜き取り、今までの赤缶に戻しました。
⭐️今度は大本命。スーパースポーツのような甘い香りを再現します。
カストロール スーパースポーツは80年代に発売されたオイルで、レプリカ世代にはココナッツのような甘い香りの虜になる人も多かったのではないでしょうか。当時は白缶とか言われてたそうです。

ちまみにこの白缶、今ではとんでもない価格で取り引きされています💰
現行の2Tアクティブも白ですが、香りは全く違います。
開けると甘い香りがしますが、どちらかというと葡萄のようなフルーティーな香り。ですが、排気ガスはお世辞にもあまり良いニオイとは言えませんね。
あのフルーティーさは何処に行ったのでしょうか😇
それも踏まえて今度は、より燃焼後の香りが残れるよう意識しつつ、オイルを配合していきます。
まず、作成にあたり、香り付けの手段となるのはやはり香料です。
香料は現在、食品・ジュース・化粧品・歯磨き粉に至るまで実に幅広く活用されています。
もちろん市販のエンジンオイルの幾つかにも入っていますよ。
香料は水溶性、油溶性、様々ありますが、熱が加わった後にも香りが続く香料がBESTとなると油溶性が最適のようです。
オイルとの相性も油ならいいでしょうから🤗
そしてしばらくして、使えそうな香料をネットで見つけてきました。
パンやクッキーなどに使える食品添加用の油溶性香料です。今回はココナッツとバニラを購入しました。
発注した香料の販売元のマルゴコーポレーションさんは、ココナッツ以外にもストロベリーやグレープなどの果物はもちろん、チョコレートやサイダーといった香りまで販売しておられます。
ラインナップの豊富さに圧倒されました。色々あるんですねぇ〜😃見てるだけで楽しい。
説明によればオイル香料は耐熱性にも優れていて、180度以上でも使用できるみたい。
ポンコツ君のヘッド温度は150度近くになることもあるので、これなら燃焼後も香ってくれるに違いありません。
ちなみに香料の主成分はプロピレングリコールで、その引火点は101度。2ストオイルと同じくらい…
粘度も割と良い感じで25℃時点で43.4〜48.5 mPa•s。ヒマシ油に比べ、随分サラッとしています。
これは期待できそうだ👀

蓋を開けた瞬間に甘い香りが広がります。
正しくココナッツの香り!😁
ヒマシ油の時と同じようにスポイトで吸い、アルミに数滴垂らして焼いてみます。

ジュー!
あれ?一瞬でなくなったぞ!?
何度垂らしてもすぐに蒸発して無くなってしまいます。😅
炭化すらしてない様子…
これならエンジンに入った瞬間、蒸発してくれるに違いありません。
早速オイルに混ぜてみました。
わずか1滴垂らしただけですが、かき混ぜると白く濁りました。これは…大丈夫なのか??😅
ちなみにこれをパンに配合するときは、本体の0.1%から試すそうなのです。
ですから僕はオイル量の0.1%から始めることにしました。
例えるとオイル1000ccなら香料を1cc添加…ってイメージです。
とんでもないですね!😅そんなに少量だとは…
この後、1ccから香りを確認しながら増量していくのですが、途中で匂いを嗅ぎすぎて強弱が分からなくなりました笑
1000ccあたり、30ccくらい香料入れたと思います。
念のため少量をコップに取り、2日置いて分離具合を確認しました↑
そこまで大きく変化はしてませんが、少し表層の色素が濃くなっています。
恐らくですが、香料の方が下に溜まりやすいのかもしれません。
毎回の走行で自然に撹拌されるかな?🤔
念のため、1週間放置してみました。
ん〜😑やはり香料成分が分離して茶色く変色してしまっています。長期間の使用は避けた方が良さそうだ。
水の混入したオイルみたいです。
早速今入っているオイルを抜いて、このヤバそうな香料入りのオリジナルオイルを入れてみます。十分に撹拌して1日だけ使ってみることにしました。
ココナッツの匂いがガレージに広まっていきます。
蓋をしても香ってきますね!🤗
では、テストランに行きましょう🏍️💨

15キロほど走ってきました🏍️💨
結果は…
見事に失敗です!排ガスの香りにココナッツのコの字も感じられません!
のちに香料が足りないのかな?と思い、追加してみましたが全く変化ナシ😅
んー😑なんでだ?
困った田なっくすは最終手段に打って出ることにしま
す。
Yahoo!フリマのサイトでこんなものを買ってみたんです。⬇︎
ヤフオクやフリマサイトでよく売られている、他の人が作ったココナッツの香り付きのオリジナル2ストオイルです。
ネットで検索すると、コレがよく出てきます👀
以前から本当にココナッツの香りが出るのか気になってはいたんですが、遂に買ってしまいました。
1リットル4300円と非常に高価で販売されています。
色は青でAZオイルのMEO-001みたいな感じ…
でも白濁しています。
この白濁感…僕の作ったオイルと似てる…
んー😑気のせいでしょうかね?
香りは全く同じ匂いがします。
またオイルを抜き、新しいフリマで買ったオイルを入れてみます。
500mlくらい投入。どうなるでしょうか?
期待を胸にいざテストランへ‼️
50キロほど走って、しょんぼりして帰ってきました。
全然ダメです🙅♂️
投入した時は良いココナッツの香りがしていたんですが、走ってみると全くニオイもしなくて、煙もほとんど出ません。排ガスを直接嗅いでみても、ココナッツの香りは全くしなくなっています。
これで4300円はボッタクリオイルじゃないか…
性能に関しても全合成としては悪すぎる!
吹け上がりも悪いし、パワー感も無い。
まるで安物のAZオイルそのものじゃないか…😂
結局全部抜いて、ヤマハの赤缶に戻してしまいました。
その後1週間ほど仕事で忙しくて、小分けにしてたサンプルを机に放置していました。
ある日、そのサンプルを覗いてみるとあることに気が付きます。
底になにか茶色いものが沈んでいます。
コレって…
同じやないかい!😂
信じたくはありませんが、どうやら僕と同じ作り方をされてたようです。
もうこのオイルは処分ですな😂
てな訳で、オイルで悲しい気分になった田なっくすは仕事に戻っていくのでした。
やっぱ赤缶だよ!赤缶!😆
終わり。