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初代フェアレディＺ(S30)が1969年に発売されてから40年目の2009年に期間限定で発売されたのが、写真のフェアレディＺ(Z34)です。
過去の様々な限定車みたいに、エンジンやサスペンション等にメーカー自らがチューンをした限定車ではなく、また輸出仕様車のパーツを装着したり、オーディオ関係を充実させた様な限定車ではなく、カタログモデルの延長上にあるモデルであると思われます。
フェアレディＺの限定車と言えば、生誕10周年記念車のS130 やアメリカのみで発売された日産創立50周年記念車のZ31を思い出します。それら嘗ての記念車はエンブレム１つにしても欲しくなる様な魅力がありましたし、エクステリアパーツにしてもレプリカ品が出回る位にユーザーを惹き付ける力がありました。
今や、フェアレディＺと言えども作り手側はボディーカラーの追加や装備の見直しを施す程度でZ33の時の様にほぼ毎年エンジン、サスペンション等の改良はZ34では思い出した様な時にだけ手を加えている様で、作り手が歴史に幕を引こうとしている様にしか見えません。
専用ボディーカラーの設定、ブレーキキャリパー塗装、専用インテリアカラー等はアフターでも近い事ができるので、50周年を迎える2019年には、節目に相応しい限定車を発売して欲しいものです。