
バグ號を購入して一年を過ぎ。
一万二千キロを超えたあたりから、
バグの左後方からの異音がどうにも治まらない。
無論、一時的な物ですし、慢性的に音が出るわけではないので、気にするほどの物では無いのかも知れない。
実際バイク屋さんに相談しても、数日預けている間には気にするような現象は起きなかったと言ってましたし。
でも気になるんですよね、異音だけならまだしも、
【ガクガク】
【ブルブル】
と言った言ったジャダーの発生がどうにもね(汗
スクーターにジャダーはつきものだと言っても、流石に違和感を感じる音と伝わってくる震えの感触。
今までにも
【ベルト】交換
【WR】&【SP】交換
【プライマリスライディングシーブ】のグリスアップ
【WR】のグリスアップ
取りあえず駆動系のプーリー側はそれなりに対策をやってみてはいたけど、結果は治まった期間はあったものの、結局は半月も保たずに時折発生。
………となると、クラッチ及びその周辺かファイナルギアか………(汗
取りあえず音の聞こえる時は下からではなかった気がするので、クラッチか?
通勤車両だから STOP & GO を多用している車両とは言え、走行距離1万そこそこで摩耗したとでも?
取りあえず、部品を一式購入しておくかな。
面倒なので、フェイスドリブンから何まで全部(笑
そんなわけで、交換作業。
まずはいつも通り、ケースを外して患部らしき部分と御対面。
クラッチアウターを外して

………まぁ、これぐらいの汚れとカスは想定ない
後で纏めて洗浄と脱脂をするとして、
クラッチ本体を軸から外すと
ポロッ
ポロッ
ん?
今、何か落ちたような気が(汗

とにかく、見てみると、此方も結構グリスが飛んだ跡があるけど、これくらいなら問題なし。
……問題は、

硬くなりひび割れたグリス達。
実際分解してみないと分からないものの、振るとポロポロと落ちてくるのを見ると、
中のグリスが変質し、固形化しているとみて間違いなさそうです。
つまり、異音もジャダーもグリス切れによって、引き起こしていた可能性が高いと考えられるかも。
アウター以外は新品があるので、外した部品はそのままに、部品の組付け。

無論、グリスは適度な量で。
組み組み
塗り塗り
組み組み
塗り塗り
フキフキ

と、言うわけで、いきなりパーツの組付け終了。
だって、しょうがないじゃないですか、グリスを触っている以上、スマホで写真を撮るなんてできないです。
ましてや一々グリスのついた手を拭き取って、洗浄してスマホ操作なんて(汗
まぁそれでも組み付けて思ったのが、
スズキのトルクカムは【への字】じゃなくて、直線の斜めなんですねぇ。
加速重視ではなく、反応性重視のセッティング。
それに一応トルクカムピンは簡易的なベアリング機構を持っているので動きが滑らかな上、摩耗をを抑える構造。
………シマッタ。せっかくだから本当のベアリングにしてやれば良かった。
まぁそれは次回交換する時にでも考えるかな。
それよりなにより、

走行距離【2万3千キロ】以上のクラッチ。
新品と比べてもさして減ってねぇ〜〜〜〜〜っ!
4万キロはいけたかもね。
もったいとは思いつつ組付けを終えしっかりとクラッチ側【75N・m】とプーリー側のナット【95N・m】を規定値ちょいで締め付けて試走。
おおおおおーーーーーっ
全然違う。
なんというか、しっかりと加速する。
異音とジャダーは、もとより時折なので数日走ってみないと分からないけど、
これでいけるんじゃないか?
……ええ、この時はそう思っていました。
やっちゃいました。
次の日、加速が悪い上に異音とジャダーが発生、
ただし、以前の物とは質が違うのは確か。
考えられるのは、………【クラッチシューナット】の締め付け不足か?
手持ちのインパクトで適当に絞めただけでトルク管理していなかったからなぁ
あのインパクトは【140N・m】とは謳っているけど、実質出ているのは100N・m程。
しかも、【41のソケット】をジョイントを介してインパクトに取り付けているから更に減衰。
【規定値が80N・m】だからちょうど良いかなぁと安易に考えてたけど、規定トルクには届いていなかったかな?
………でも、それにしては、症状が違う気も。
なんとか無事に家にたどり着いたので、後日原因を探るべきケースを開けてみると。
はい、皆さんのご想像通りです。
ケース内が飛散したグリスだらけ。
原因は、言わなくても明らかですが、部品の組付け時におけるシールの向きを間違えている箇所がありました。
単純に私のポカミスです。
深い溜め息を吐きながら、組み付けた部品を解体して、洗浄、脱脂後、再度組み付け。
作業工数と手間の削減のために、一式買い直した意味ないやん(涙
おまけにケース内を洗浄しなおさないといけないし。
……せめて不幸中の幸いなのが、単なるヒューマンエラーによる凡ミスで、特に壊れたところが在るというわけでも無いと言うことです。
今度はしっかりとシールが効いていることを確認しながら手で動かして動作確認して、バグ本体に組み付け。
それにしても、プーリーが結構段差が目立ってきたなぁ。
次回ベルトを交換する時にでも交換かな。
【追記】5/21
なんやかんやとありましたが、交換後2週間程走っていますが、特に問題もなく、異音とジャダーの発生も確認していないのを見ると、やはりグリス切れが原因だったのかなぁと思っています。
今回の反省。 シールの方向には注意して組み付けましょう。
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バーグマン200 | 日記
Posted at
2017/05/21 12:02:29