
スクータにはギアボックスなる物があります。
ATなのにと思う人はいるかも知れませんが、此処で言っているのはAT、MTの変速機のギアではなく、純粋な変(減)速機です。
車で言うとデフとかに当たります。
さて、このギアオイルですが、基本、交換しません。
と言うか、されないままスクーターがその命を終えることが多いです。
初回の一年点検以外は、交換目安として3万キロとか4万キロとかが多いですし、何故かオイルの継ぎ足しだけの車両もあります。
更に面白いことに、YAMAHAだけが専用のギアオイルと1万キロの定期交換目安を設けています。
はい、不思議なことを言いましたよね。
【専用ギアオイル】
そうなんですよね。
詳しいことは知りませんが、YAMAHA以外はエンジンオイルの流用です。
無論、バーグマンのギアオイルもエンジンオイルです。
整備マニュアルにもそう記載してあります。
しかもギアオイルとして【10W40】の粘度のエンジンオイルを使用すると。
(普通は80とか90とかで、硬いものだと140です )
更に交換目安時期として【3万キロ】また【4年毎】と言うロングライフで、
此処までくると油が入っていればOKとも捉えれますね(汗
そんな放置ライフが多いスクーターのギアオイルですが、今回、交換してみました。
もともとクラッチ交換の時に変えようと思っていたのですが、すっかり忘れていたのと、この間試しに使ったエンジンオイルへの添加剤の感触が良かったので、せっかくなので使ってみた言うという欲望が湧きました(w
そんなわけで、まいどながら、
クラッチハウジングのカバーを外し。
クラッチの下ぐらいについている注入口と排出口のM6ボルトを12のメガネかスパナで外して古いオイルを排出。
うわぁ、真っ黒けっけ
まぁ2万3千キロですからね。
それにしても、量が少ない気が(汗
まぁ気にせずに、外したボルトをパーツクリーナで洗浄して、
パッキンは再利用できなくもなさそうですが、高い物でも無いので、交換しちゃいましょう。

ボルトの締め付けトルクは【12N・m】と
肝心な交換するオイルはエンジンオイルではなく
毎度のお世話になっている銘柄【MOTUL】 GEAR 300 LS (化学合成油)75W90

と添加剤がわりの切削油(w これでも塩素フリーの優れものなんですよ。
それにしてもMOTUALのギアオイルですが、
なんとオイルの色が
【緑色】なんです。
バグ號の身体には緑色の血液(油)が流れているんだぜ
と、冗談はさておき、一応ゲージでキチンと測量しました。

……が、これだけ粘度が高いと、どうしても容器に残ったりするのであまり意味が無かったかも。
とにかく注入口が真横に向いていますから、流れ込んでゆくのに時間が掛かること(汗
次回は、今回の反省を踏まえて道具を考えねば(DAISOによさげな調理用のがあったはず)
たかだかオイル交換に、偉い手間と時間を食う作業ですわ。
取りあえず、後は復元するだけと。
…っと、その前に、一応、クラッチ側とプーリー側のナットの締め付けトルクの確認。
ついでに、ハウジングケース内の洗浄。やはり少量のグリスは飛散しているので、ただ、グリスの上に誇りや煤が付着していたので、飛散は初期の余分なグリス分や落とし損ねたグリスだけのようです。
取りあえず、これくらいなら無問題♪
一応、箇所箇所にパーツクリーナーとウェスで簡易清掃。
さて交換後の効果がどうかな?
取りあえずスタンドを立てたまま、近所に迷惑ならない程度の拭かし加減でタイヤを空転。
3分ほどお待ちください
仕事から帰ってきた時の暖まった状態でも、手で回しても手を離せば、1/4回転ぐらいで止まる感じの硬い感じでしたが、
………わぉ。
1回転はするよ。
音も
【ザー】
が
【サー】
になったし、手間をかけて交換した甲斐があったように思えます。
これなら、1万キロ毎の交換するのも良いかなとも思えちゃいます
(しないけど)。
それにしても使用したギアオイルの粘度は、純正のエンジンオイルに比べたら、かなり硬いはずなんですけどね(w
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バーグマン200 | クルマ
Posted at
2017/05/26 17:36:54