
いや・・・、まあ、そのまんまではありますが(笑)
前回のブログにてお伝え致しましたが、
先日の耐感決勝の3LAP目、今年のベストが出せました。
今回のタイトルは、
よく仲間たちとも話題になることでもあります。
自己ベスト、若しくはベストラップタイム。
言い方は色々ですが、サーキットを走る方なら間違いなく、
誰しもが更新したい重要なタイムでしょう。
しかしながら、そのベストタイム。
実力で出せたタイムなのか。それとも、たまたま出せたマグレのタイムなのか。
先日そんなブログ内容のリクエストを、とある方から頂いておりました。
じゃあイイ機会なので、自分の考えを整理する意味でもまとめてみましょうか、との今回のお題。
どうやら同じコトを考えている方々も、何気に結構おられるご様子です(笑)
自分もハイランド時代から、いつもそれは考えていたコトでもあります。
いつから、なぜ、そう考えるようになったのかは覚えておりませんが、
おそらく東北NO.1決定戦が影響しているのは間違いないと思われます(爆)
常連の参加者様には周知のコトではございますが、NO.1の予選時間てのは非常に短時間です。

15分間の走行枠が2回、実質的に1回10分間の短時間でベストタイムを出す必要があります。
PITからコースイン後、コントロールラインを過ぎて1周目に入る時、既に残り時間の表示は9分。
初めて参加する方は、この残り時間を見ただけでプレッシャーになるのカモ・・・。
NO.1では見慣れた予選風景ですが、エントラントは皆その残り9分で予選ベストを叩き出します。
走行時間枠を目イッパイに走行してもおそらく5周、ギリ6周でしょうか。
タイヤに熱を入れるラップを除くと、本気アタックできるLAPはせいぜい3~4LAPくらいかな?
いずれにしても、その数LAPでベスト若しくはベストに近いタイムを出せないと、
良い位置での決勝スタートのグリッドは取れないワケです。
決められた走行枠と走行時間、ソコで出すコトが可能な一発タイム。
これこそが実力で出せるタイムであり、実力の速さなのだと思いますが、どうなんでしょうね。
SUGOで例えればハウマッチ。自分の好きな時にコースインして、好きなだけ走って、
たまたまミスなく上手にまとめられた1LAP。そうして出たタイムがベストラップだったとしたら。
果たして、このベストタイムには一体何の意味があるでしょうか?
レースイベントの際には、その日の気温や湿度など、コンディションも違えばその日の集中力、
時間的なプレッシャーやクリアラップの取れる運、フラッグの出る不運など、様々あります。
それらの要因に影響されず、いつでも出せるタイム。
これこそ本来の、実力の速さなのではないのかなと。
自己ベストがどんなに速くても、違う日に走った時に、
そのベストタイムに遠く及ばないようでは・・・、過去のベストタイムに一体何の意味があるのか。
自分がタイムを出せない日は、周りもタイムが出せない。これが本来の姿であると思います。
NO.1に限らず、サーキットゲームや先日の耐感のようなレース形式のイベント。
自分は参加したことはありませんが、Attackのようなタイムアタック形式のイベント。
双方のイベントには形式の違いこそあれ、必ず決められた走行枠、走行時間があります。
過去、○分○○秒台で走れているのに、イベント時になると実力が発揮できないのか、
不思議とタイムを出せない方が何気におられます。
何故なんだろ・・・?
と、疑問に思うコトが多々ありますが、こう言うコトなのでしょう。
要するに、過去の自己ベストはマグレのようなタイムであって、実力ではナイ(笑)
そのように考えますと、こういう結論に行き着くわけです。
いわゆる、猿走りで出せたマグレのベストタイムになど、何の価値もない。
まあ、コレはあくまで草レースを主体にサーキットを走ってきた自分の勝手な考えですから、
別に正しいとも思いませんし、間違っているとも思いません。ヒトそれぞれでよろしいかと。
基本的に遊びですからね、好きなように捉えてよろしいのかと(笑)
ただし、本気で速くなりたければ、マグレのベストタイムと実力のベストタイム。
この性質の全く違うどちらの部類に入るベストなのかを、常に見極める必要があると思います。
これは、マグレのタイムを否定しているワケではなく、マグレであっても最速タイムに違いなく、
マグレと見極めた上でいかに実力として自分のモノにできるか。ココが大事なのかと思います。
つまり、マグレで出したタイムであってもそのタイムを常に出せるのなら、それは実力。
とは言え、そうは問屋が卸しません。が現実なのかと思いますけれども(笑)
問屋さんに卸してもらう為には、常に反省と研究、検討と実践のサイクルを繰り返すコトかなと。
そのために車載映像や、最近はロガーなんてモノがあるワケですからね。
しかし、そのサイクルだけではどうにもならない重要な要素があります。
それが、「恐怖心」です。
タイムが上がるイコール速度が上がる。
速度が上がるイコール・・・、コワくてビビる(爆)
サーキットのクルマ遊びって、まさにこの無限ループのようなものだと思っております(笑)
タイムアップに不可欠なのは旋回速度。これは当然、ストレートエンドの速度にも影響を与えます。
旋回速度の全てを決定付けるのは、ターンインを始める際の進入速度。
タイムを詰めるイコール進入速度を上げるというコト。俗に言う、突っ込むとは似て非なるもの(笑)
その証拠に、プロのドライブするクルマの進入速度は、素人のそれとは明らかな差があります。
その進入速度を上げる際に、最も大きな敵になるのが恐怖心です。
こればかりは、理屈や研究だけではどうにもなりません。
サーキットを真剣に走っているヒトほど、この意味がお分かり頂けると思います。
自分も戦闘機に乗るようになってから、最も大きく意識したのはまさしくこの部分です。
「分かると出来るは違う」と、社長様がよく言っております。まさにこういうコトなんですね(笑)
昨年、
こんなブログを書きました。
この頃考えていたコトが、まさに恐怖心のコトでもあり、それは克服するしかないワケです。
自分の場合は社長様や86氏のサポートによって、それを楽しみながら克服できたおかげで、
昨年とは明らかに違う速度領域で戦闘機を走らせるコトが出来るようになりました。
それが、ベストラップという結果となって現れた。
ベストラップなんてのは、その程度のものでしかないと思っております。
同時に、このベストタイムばかりに捉われると、
サーキット走行本来の楽しさ、それさえも見失う恐れがあるとも思っております。
そして、ベストタイムだけでは結果が全く分からないのが周回レースの醍醐味。

バトルあり、駆け引きあり、タイヤマネージメントやレース運び等、速さ意外のコトも要求されます。
ラインも一つではありません。好きなラインは走れませんし、走らせては貰えません。
タイヤもブレーキも、ドライバーだって、少しずつタレてきます(笑)
そんな、刻々と変化する状況に合わせて走る際に、
どれだけベストに近いアベレージを保ち続けて走り続けることが出来るのか。
そのアベレージの指標にすべきタイムこそ、本来のベストラップなのかと。
アベレージがベストに近ければ、ある時にサラッとベストタイムは更新されるものです。
1LAPのベストLAPを追い求めたサーキット走行の究極、これはまぎれもなく「Attack」でしょう。
コレはまた主旨が異なり、考え方が変わって参りますので今回のテーマとは別腹です(笑)
ですので、ココでは区別して考えております。
ベストがなかなか更新できない。まあイイじゃないですか。
肝心な時にベストに近いタイムが出せない。それもまあ、イイじゃないですか。
つまりはそれが、現実的な実力だという事なのでしょうから。
そのように考えられるようになれば、不思議とベストタイムには拘りが少なくなってきます。
自分もベスト更新の話題を挙げてはおりますが、それは常に指標としてのベストであって、
アベレージをドコに置くかの目安に過ぎないと思っております。
自分の場合は今年、秋以降のシーズンは気温と湿度が下がる度にベストを更新しておりました。
結果的に1分36秒38まで来ましたが、肝心なのは、来春にもこのタイムで走れるのかどうか。
マグレのベストだったのなら、このタイムは来年の11月頃までしばらくは出せないでしょう。
実力だったのなら、再び36秒前半、果ては35秒台に突入だと思われます。
さてさて、どっちなのでしょうか?
それは自分自身も楽しみではありますが、いつもの倍近い燃料を積んで走っていた事実。
自分なりに車載映像を分析すると、いろいろ細かい失敗もあったのにベストラップだった事実。
そうして見極めた自分なりの結論は、マグレではないベストラップタイムだったなと。
むしろ、もっと出ると思います(笑)
そんな結論に至ったので、来春のまだ寒い時期には再度ベスト更新を目指したいところです。
そのために必要なのが、36秒台前半のアベレージ。すると35秒台が見えて参ります。
そうして、まずは35秒台の景色を見てみたいと思っております。
戦闘機EGシビックの本領発揮は、いよいよソコからかなと楽しみにしております。
そんなこんなの、ベストラップタイムのお話しでございました(笑)
しゅうさん、こんな感じでよろしいでしょうか?(爆)
さて、次回はそろそろ年末の時期です。
今年の総括というか、締めのお話しでもしたいと思っております(^^)