成田空港スペシャルバスツアー-前編 (2021/05/04)
投稿日 : 2021年05月12日
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ANA FLYING HONU チャーターフライトにようやく当選しました。
しかも,同時に申し込んだオプショナルツアー(成田空港スペシャルバスツアー)にも当選したので,まずはこちらの様子を2回に分けてアップします。
朝 8:00 前に第1ターミナルそばの駐車場を観光バスで出発し,最初に「ランプセントラルタワー」へ向かいます。
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通常の空港ですと,空港内の管制はすべて航空管制官が行っています。
滑走路以外の地上走行は「グラウンド・コントロール」と呼ばれる管制官が受け持っています。
(滑走路内の走行と,離着陸の許可を出すのは「ローカル・コントロール」です)
しかし,日本で唯一この成田空港だけは,誘導路とエプロン(ランプ)で管制が分かれています。
誘導路部分は「グラウンド・コントロール」が受け持ちますが,エプロンについては「ランプコントロール」が担当します。
(管制官は基本的に国家公務員ですが,ランプコントロールについては NAA の社員が担当しています)
「ランプコントロール」の詳細については,成田空港事務所のサイトに説明がありますので,そちらを読んで頂くのが良いでしょう。
https://www.mlit.go.jp/koku/koku_fr14_000068.html
ランプコントロールを行っているのが,この「ランプセントラルタワー」なのです。
もちろん,実際のランプコントロール業務を行っているフロアには入れませんが,1つ下のフロアが展望スペースになっていて,そこまでは入ることができます。
前置きが長くなりましたが,この写真は「ランプセントラルタワー」の展望エリアからの眺めになります。
ちょうど,A滑走路から離陸したピーチの A320 や,モスクワから到着して誘導路をタキシングしている AirBridgeCargo の B747-8F (VQ-BRH) を見ることが出来ました。
この写真だと分かりにくいですが,誘導路はアスファルトで舗装されているのに対し,エプロン部分はコンクリートで舗装されています。
このコンクリート部分が,ランプコントロールの担当エリアになります。
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No.1 から少し左に視線を移すと,第1ターミナル全体を眺めることが出来ます。
駐車場に駐まっている車の少なさが,今の実体を表しています。
ちなみに,奥の方に白いタンクが多数見えますが,これは航空燃料を貯蔵しているタンクです。
ここまでタンクローリで運んでいるのではなく,千葉港から地下のパイプラインで直結されているんだそうです。
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No.1 のちょうど反対側に回ると,第2ターミナルを眺めることが出来ます。
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No.3 から左に90度ほど移ると,国土交通省の管制官が入っている管制塔を眺めることが出来ます。
背後にうっすら見えている山影は,筑波山だそうです。
ちなみに,管制塔の手前に解体しているビルが見えますが,ここに旧管制塔がありました。
そのあたりの経緯については,以下のサイトをご覧下さい。
成田空港、開港から空の安全を見守ってきた旧管制塔の内部を公開。2021年2月から撤去工事
(ランプセントラルタワーが9月10日から運用)
https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1276669.html
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ランプセントラルタワーからだと,本日これから搭乗する A380 (FLYING HONU) を眺めることが出来ます。
(第1ターミナルの展望デッキからだと絶対に見えない位置です)
ちょっと分かりにくいですが,左側がエメラルドグリーンの JA382A,右側がブルーの JA381A です。
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ランプセントラルタワーのエレベータを降りたところに貼ってあった案内板です。
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ランプセントラルタワーをバスで出発し,その後にいよいよ空港内の敷地へ入っていきます。
バスの窓越しではありますが,海外の航空会社の珍しい機体を間近に眺めることが出来ます。
この写真は,ニューカレドニアの Aircalin(エアカラン)の A330-900 (F-ONEO) です。
写真左側では,JAL 系の LCC である ZIPAIR の B787-8 がプッシュバックされています。
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その後,A滑走路の下をトンネルで抜けて,A滑走路のほぼ中間地点にある消防施設へ向かいます。
ここではバスを降り,滑走路を間近に眺めることが出来ます。
(続く)
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