スバル(純正) アイサイト対応ドライブレコーダー
今時は,ディーラーオプションでもドライブレコーダーを選択できるようになったんですね。
もちろん,3rd party 製品の方が安価ですが,過去の経験から 3rd party 製品はどうしても信頼性に難がありますので,今回は敢えてディーラーオプションを選択しました。
ディーラーオプションのドライブレコーダーはカーナビ連動タイプと Wi-Fi スマホ接続タイプの2種類ありますが,Carrozzeria の楽ナビを選択した場合は自動的に後者になります。
写真の通り,コンソールボックス内に設置される本体と,カメラが分かれたセパレートタイプとなっています。
#取扱説明書によると,本製品はデンソーテン(旧社名富士通テン)製のようです。
オプションカタログには細かい仕様が書いていないので,こちらにメモ代わりに書いておきます。
(映像記録時間は,16GB の microSD カードの場合です)
前後方録画の場合:
・フレームレート : 14 fps
・映像記録時間 : 高画質 2時間 / 標準 3時間40分
前方録画のみの場合:
・フレームレート : 28 fps
・映像記録時間 : 高画質 2時間40分 / 標準 5時間20分
共通:
・ビットレート(前方) : 高画質 10 Mbps /標準 5 Mbps
・解像度(前方) : FullHD (1080P)
・ファイル形式 : MP4 (H.264 + ADPCM)
・ファイル録画時間 : 1分単位
対応しているメモリカードは microSDHC(32GB まで)です。
microSDXC(64GB 以上)は非対応です。
32GB のメモリカードでの記録時間が 16GB の倍だと仮定しても,長距離巡航時は全然足りないので,32GB の microSDHC カードを複数枚準備しておいて,入れ替えながら運用することになりそうです。
純正指定の microSDHC カード以外だとエラーが出るようですが,設定で「非純正 SD カード通知」を「しない」に変更しておけば,エラーは出なくなります。
私は Transcend の高耐久タイプ (High Endurance) の 32GB microSDHC カードを購入して使用していますが,問題なく録画できています。
ドライブレコーダーの設定変更は,スマホに "DR Touch" アプリをインストールし,Wi-Fi 経由でドライブレコーダーへ接続して行うことになります。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.mitac.drviewers20.d10&hl=ja&gl=US
https://apps.apple.com/jp/app/dr-touch/id1484429765
さて,記録された映像がどんな感じになるかは,実際の映像を見てもらった方が分かりやすいと思います。
前方録画のみ,高画質モードの場合: ※2倍速に変換済
https://www.youtube.com/watch?v=3X5_7hg1mVE
https://www.youtube.com/watch?v=SBnxe9LuIVc
前後方録画,標準モードの場合:
https://www.youtube.com/watch?v=P4hVbpdfdkA
https://www.youtube.com/watch?v=Y5TYdmzQSCA
山道は映像の情報量が多いため,MP4(H264) だとブロックノイズが多くなります。
Youtube にアップすると再エンコードされてしまうため,高画質モードと標準モードの画質にそこまで差はありませんが,元ファイルを比較すると高画質モードの方がブロックノイズは若干少なめです。
夕暮れのアクアラインの映像のように,ほぼ空しか映ってなくて情報量が少なければ,標準画質でも全然問題ありません。
というわけで,少しでも画質を良くするには高画質モードかつ前方録画だけにした方が良いです。
画質以外の問題点は2つあります。
1点目は,記録される MP4 ファイルの最後の1フレームに音声が記録されていません。
そのため,複数ファイルを結合するとファイルの境目部分が一瞬無音になります。
Youtube にアップした映像も,1分(2倍速の場合は30秒)毎に一瞬音が途切れているのが分かるかと思います。
#余談ですが,MP4 ファイルの結合は Windows10 標準の「フォト」アプリを使用しています。
2番目の問題点は,走行中に衝撃検知すると前後5秒ずつの映像が衝撃検知用のフォルダ(メモリカードの容量がいっぱいになっても上書き更新されない)に保存されるのですが,常時録画中と衝撃検知用の映像が微妙に重なっているため,単純にファイルを結合することが出来ません。
(記録が重なっている部分を職人技でカットする必要がある)
ですから,衝撃検知感度を「最低」に設定変更しておくことをお勧めします。
備忘録を兼ねて長々と書いてしまいましたが,結論としては画質重視であれば純正ドラレコを選択すると後悔すると思います。
画質はそこそこで良く,信頼性の方を重視するのであれば,保証が利くディーラーオプションのドラレコでも良いでしょう。
型番: H0013VC300
定価 | 65,450 円 |
---|
入手ルート | 実店舗(その他) ※神奈川スバル |
このレビューで紹介された商品
スバル(純正) アイサイト対応ドライブレコーダー
パーツレビュー件数:339件
タグ
関連コンテンツ( スバル純正 の関連コンテンツ )
[PR]Yahoo!ショッピング
類似商品と比較する
関連レビューピックアップ
関連リンク