GWも最終に入り、なんでかまた連休をもらえたので、新潟へドライブに往きました。
ルートは毎度の国道8号線をずーっと北上して、途中国道116号線へ乗り換えて燕市を経由して新潟市まで到達。
ホントは山形県まで到達することも考えたんですが、毎度のガソリン代の高騰で断念しました。
しばらくぶっ続けで働いてたので、随分ご無沙汰のステラを満タン給油して走らせます。 やっぱ4輪独立懸架は楽やね。
前はノーマル、後ろはリベスタの格好した不思議な愛車なのであります。
国道8号線は福井・石川・富山の北陸3県ではほぼバイパス道路で混み合いも酷く、あんまし面白みもありません。
一番楽しいのは富山県境を超えて新潟県に入ってから、親不知付近の海沿いを走る時ですね。
狭いクネクネ道をトンネルを交えながら真横の海岸を眺めながら走る、退屈感が無い道です。
ただ、ここを快適に走るにはある程度の運転経験が必要です。
片側1車線で10トン車が結構厳しい感じで交差するような、それでいて標準速は60~80㎞くらい。
地名の『親不知」は昔、この道を親子が通ると波にさらわれて我が子がいなくなると歌で詠まれたことから(『子不知』って地名も近くにある)。
運転中級者向けの道路ですね。
先ず最初の立寄り地は越後一宮である彌彦神社です。
日本最大の鳥居が参拝客をお出迎えしてくれます(巨人でもくぐるのか)。
大きな駐車場にステラを停めて神社敷地に入ってみると、鹿苑と鶏舎があります。
トップの鹿さんはそこで撮ったもの。
鶏舎の鶏さんたちはいろいろな種類が番いで飼われている模様。
神道と鶏はその伝承からご縁が深いそうです。
社自体が弥彦村なんで、場違いな感じはしませんでしたが、生きた動物飼ってる神社はそうそうないよなって。
彌彦神社の御祭神は天香山命、天照大神の曾孫にあたる農業・倉庫・開発の神様です。
越後一宮だけあってとても立派です。
拝殿の横にお祀りしてある神様の社が並んでますが、賽銭箱が1つにまとめられてるのが親切ですね。
各神様の頭文字を書いたお守りを求められるので、他の神社のような御祭神が便利屋みたいに病気平癒や交通安全、商売繁盛のお守りを用意してるような曖昧感がないのがいいですね。
これは少し見つけ難いかな、火の玉石と呼ばれる石が置かれています。
この石を自分の願いを心に浮かべながら持ち上げると、その軽重で叶うかどうかわかるって言われる便利(?)なもの。
普通の男女ならヒョイと持ち上がる感じかな。
要は願い事が叶うかどうかは努力する気持ちと実行する力があるかないかが大事ってことだろう。
お次はお買い物。
新潟市の道の駅、ふるさと村を窺がいました。
新潟県はお米とお水が惜しい所なので、そこで作られる地酒は有名かつ美味。
ここでしか売ってないって言う地酒もあるそうなので、お土産を買って来ました。
有名なものでは、ここでのみ販売してる『潟王』(実は通販で売ってたりする)やどんな料理とも合うと言う意味で名づけられた『BAN(万)』、あとは限定の原酒が多かった感じ。
実際、選んだお酒についてはその内書こうかなと思ってますので、割愛します。
ひとっ風呂浴びたかったので、宿を手配してる柏崎市に向かう途中でここ『大崎温泉 雪割草の湯』に寄りました。
500円と少しで入れるので、手頃感で選びました。
施設的には共同浴場プラス食堂あるって感じですか。
海沿いの温泉なので、塩泉です。
皮膚の弱い私としては肌がすべすべしてきてよかったかなと。
今夜の飯はラーメン。
飲食サイトでインパクトありそうだった柏崎市の次男坊さんにお窺いしました。
8号線沿いで見つけやすいのと今日の宿に近かったこともあります。
私にとってラーメンは『毒』です。毒は美味しいんです。
注文したのはモヤシ麵大盛と半ライス。構成的には次郎系だと思います。
健康のためにスープは残せとか、そんな食べ方はしません。
出されたものは完食する、それが正しい食べ方です。
肉や野菜のエキスを集約したスープに塩と糖分を入れた濃いいヤツをスープごと食べ尽くし、飲み尽くす。
先ずは普通に食べ始め、食べ進むにしたがってテーブル上のニンニクを投下、コショーを入れ、最後、麺が少なくなってきた所でごはんにニンニクを少し乗せてラーメンスープを入れておじやを作り、ラーメンにはお酢を投入、フィニッシュします。
一つのラーメンを飽きずに食べ切る私なりの方程式です。
この間10分くらい、冷める前に食べ切って、店主に「ご馳走様、美味しかったです」と言ってさっと店を出る、これが美学です(ただし、真似は推奨しません)。
本日のお宿、ビジネスホテルちとせです。
昭和世代を強く感じさせるホテルでした。
目的的にはウィークリーで仕事用に使う感じですね。
素泊まりで寝るだけならいいと思います。
間違っても異性と複数人数で使うホテルでは・・・ないでしょう。
ちなみに駐車料は無料です。
今回の宿泊代は2000円です(この歳で車中泊はちょっとな)。
寝る前に地元のワンカップを飲んでみました。
『北雪』は新潟沖の佐渡島のお酒です。
昔の同僚に佐渡出身の方がいて、薦めてたので買い求めました。
普段ワンカップを飲み切れない下戸の私がすぐ空けられるくらいの飲み応え。
新潟の地に降る淡雪のような口の中を漂って消えてしまうようにスッキリとしています。
しかも全然悪酔いする所がありません。
これはよい出会いでした。
翌朝、意外とそそくさと帰路につきました。
その間、車内で流してたDVDがコレ『さよならの朝に約束の花をかざろう』。
ファンタジーモノでありながらテーマは「母親」って感じです。
滅びゆく太古の長寿種族が人界に引きずり出されて人間の子を拾って育てて見送る話。
最近の研究で人間の「母性」は後天性であることが証明されているようです。
母親は子を産むから「母親」なのではなく、母になる日々を経て母親になるってことかな(父性も同じか)。
偶然ではありますが、期せず母の日にこんな作品が見られたのはよかったと思います。
同じ製作者さんが手掛けてる『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』みたいなもの悲しいラストではないので、安心して視られたのはよかったかなと。
これで今年は南へ西へ北へとドライブが出来て、時間的にはもっと先に行けることがわかったので、いろいろ参考になったなと思います。
次は・・・やっぱり東ですかね(いつになるやら・・・)。