2020年11月10日
短期間で開発されたちと事情のある車だと思います。
グレードがノーマルとカスタム、そのフォルムもコンセプトも女性向きとなっているダイハツ社のムーブと似たような印象があり、次期OEMの橋渡し的存在なスバル最後の乗用軽自動車です。
そう言うこともあってか、昔ながらのスバルユーザーの支持も評論家の言も『老舗の焼鳥屋が作った親子丼のような車』とビミョーです。
が、芯はしっかりとしたまさしくスバルの車であり、60~100km/hあたりでも走行が安定して(公道ではダメですけど、ちゃんと140km/hオーバーまでスピード出ます)、低速重視な他メーカーの軽とは一線を画しています。
それでいて燃費も長距離走行ならカタログ値を超える数字をはじき出せますし、嘘の少ない車になっています(整備やお手入れにも良かれ悪しかれ嘘はつきません)。
デンソーが提供するAVCSを採用したDOHC、ロングストローク化したEN07Dエンジンと当時最高の技術力を誇るジャトコと共同開発したCVTのコンビネーションはスピードと燃費のおいしい所をチョイスして加速し峠の坂道も高速で登り、下りでほぼノンブレーキでの走行も軽々こなします。
現行の軽自動車と比べても軽量化以外、基本的な技術はステラで止まってると言えるんじゃないでしょうか。
これに加えてスバルの強いボディと4輪独立懸架があり、トーションビームの現行軽なんてギッコンバッタンしててとても乗る気になれません。
致命傷が出て壊れるか、スバルが軽自動車を再度開発・販売するまでステラでいこうかと思ってます。
Posted at 2020/11/10 23:06:05 | | クルマレビュー