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4月にM3を購入後、「ガソリン漏れ→発電停止→クラッチ切れず」と、つぎつぎと大イベントに見舞われました。

それぞれの詳細については整備手帳のほうに上げていますが、多少のことは覚悟の上で手にいれたとはいえ、オルタネーター交換とクラッチ故障のときの立ち往生は「つうこんの　いちげき!!」レベルのダメージでした。
その2連発をうけた7月は半分も乗れませんでしたが、修理から上がってからは今のところとくに別の不具合の兆候もみられず、はじめて平穏な1カ月を過ごせました。

まあ、「燃料系、電気系、駆動系ときたら次は冷却系か?」とイヤな考えが頭をよぎったのも事実ですがそんなの関係なく(もっとも冷却系は新車からそのままという訳でもないですが)、無慈悲に(?)8月の記録的な猛暑の中も毎日通勤に供していました。
あに図らんや、40℃をうかがう気温の中で渋滞に遭っても水温計は中央から動かず、平常時は100℃弱の油温も上がってせいぜい105℃くらいと、幸い特に大過なく過ごせました。

納車直後にまるで効かず一瞬焦ったエアコンも、1度冷媒を補充してみただけですが今でもちゃんと効いていて、大きな漏れもなさそうで安心しました。最強にすれば今年の夏もなんとかしのげましたので、客観的にも性能に不足はないといっていいかと思います。少なくとも、最強にしても暑かった代車のフィアット500 1.2(それも新車!)よりははるかに効きました。

さて、これまで自宅と職場の往復、あとは近所をうろうろという使い方ばかりでしたが、お盆とあってM3で帰省してきました。
自宅からは片道70km弱、高速を使えば1時間半くらいの道のりですが、出発前に道路状況を調べると結構な渋滞。100番台国道と府道の別ルートでいくことにしました。

山間部を走る道は近年トンネルなどのバイパスも整備され、時折遅い車に追いつくものの総じて快適に走れました。目を三角にして飛ばしたわけではありませんが、ヨーや荷重の変化がじつに滑らかでわかりやすく、スキーのスラロームのごとく涼しい顔でコーナーの連続をすり抜けてくれるので、コンパクトで重量配分にすぐれるE36の基本的な資質のよさにあらためて納得させられます。
車高調から穏やかなスペックのばねとダンパーに換えて荷重移動が緩やかになったのも、こういう場面での楽しさにつながっているのかもしれません。

2時間弱で到着した実家には、たまたま弟も156で来ていました。期せずしてわたしの新旧所有車そろい踏みです(笑)
156の曲線美ももちろん魅力的ですが（派手なモディファイはすべて弟の仕業です）、E36クーペのFRならではのプロポーションとシンプルながらもスピード感のある絶妙なボディラインは、いつまでも飽きのこない絶品なデザインだとあらためて思います。