
日産のBEV車種はそのすべての冷却方式が相違するのが興味深い
作動条件も進化している。充電中のみの作動から、走行中にも作動するように進化
最新のサクラのバッテリー内部構造図から推測すると、バッテリー内部にエアコン冷媒配管を取り廻すことで直接モジュールを冷却しているのだろうか?
【リーフ】(2010年発売-2022年現行型販売中)
冷却装置なし
凍結防止用バッテリーウォーマーは一部モデルにあり
ウォーマーは普通充電中のみ作動、以下条件あり(凍結すると致命傷?)
・バッテリーの温度が約-20℃以下で、外気温度が約-24℃以下のとき自動的に作動
・バッテリーの温度が約-18℃以上または外気温度が約-22℃以上で自動的に停止
【e-NV200】(2014年10月発売-2019年10月販売終了)
空冷システムが一部モデルに搭載(電池パック内部に熱交換器とファンを配置)
バッテリーにはエアコン冷媒パイプが接続されている
作動は普通・急速充電中のみ
【アリア】(2021年6月発売)
水冷式リチウムイオンバッテリークーラー搭載(走行用メインバッテリー)
バッテリーにはウォーターホースが接続されている
走行中や急速充電中などバッテリー温度が高くなると自動的に作動
リチウムイオンバッテリーヒーターも搭載、急速充電中にバッテリー温度が低いと自動的に作動(温度条件の情報なし)
アリアには鉛12Vバッテリーの他に、リチウムイオン12V サブバッテリーが装備されているが、これには冷却装置らしきものは見当たらない
【サクラ】(2022年6月発売)
エアコン冷媒を用いたリチウムイオンバッテリークーラー搭載
バッテリーにはエアコン冷媒パイプが接続されている
走行中や急速充電中などバッテリー温度が高くなると自動的に作動
バッテリーウォーマーやヒーターの情報見当たらず、冷却のみか?
Posted at 2022/06/26 11:08:22 |
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