目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
ロアアームをフロント左右交換したことにより、当然のことながらアライメントはズレてしまいます。作業をしてくれたお店の方は、アライメント調整も薦めてくれましたが、工賃が・・・。結局、自分でやることにしました。交換してすぐ走ってみると、めっちゃ左に進みます; 左側に何か魅力的なものがあるのかと思わせる求心ぶり。写真は、以前オークションで購入して未開封のままだった、ゲージ。やっと使う機会ができました。
2
先ず、クルマを前方から眺めて、明らかに超トーアウトとなっていた助手席側の修正を行い、おおよそトーゼロくらいに合わせました。この時は、左フロントタイロッド長を長くする方向に調整しました。最初はハンドルを2時くらいの位置にしないと、直進しなかったものが、この調整で1時くらいになりました。難しかったのが、タイロッドをどれ位回すと、どの程度影響が出るか。最初は分からず、90度回しては走って、またジャッキアップしてタイヤ外して、更に90度回して・・・。この繰り返しだけで1日使い果たしてしまいました・・・。(´・ω・`)アララ
後から思えば、タイロッドを回すためにわざわざタイヤ外す必要ないですね。いっぱいに切れば、隙間から調整可能です。
ただ、タイヤは少し浮かせた方がいいと思いますが。
3
次に、キャンバー測定。助手席側1度37分のネガティブ。運転席側0度86分のネガティブ。現在の車高調はキャンバー調整式でないため、ロアアームの偏心ボルトで合わせる必要あるらしい。面倒臭くて測定のみで終了・・。
続いて、トータルトーの測定。
最初はトータルトーイン10mmありました。この状態で走ると、直進時のハンドルの位置は1時くらい。ズレています・・・。
これを修正していきます。
測定結果:10mmトーイン、かつ、直進時のハンドル位置が1時
すなわち、ハンドルを12時センターにもってくると、右フロントタイヤが過剰にトーインしている、という状態を表しています。
なので、右フロントをトーアウトにしなければなりません。運転席側のタイロッド長を縮めることで、トーアウトに調整できます。
4
前日に何回もやったので、タイロッドを回す量とその影響具合が分かるようになってきました。運転席側のタイロッドを2/3回転(120度×2回)させて、再計測すると、トーイン6mmになりました。240度で4mm変化したことになります。
この状態で走ると、直進時のハンドル位置はほぼ12時。ハンドルの遊びの範囲でほぼ真っ直ぐに走らせる事が出来ます。ちなみにハンドルは純正です。
5
何か便利な計算式があるのか知りませんが、自分のやった調整では、以下の関係が導かれました。
タイロッド1回転につき、トータルトー変化は6mm
6
参考にならないと思いますが、私の車両での結果。
フロントタイヤ前方(トレッド的な)測定値:1765mm
フロントヤイヤ後方(トレッド的な)測定値:1771mm
※ゲージの幅分(25mm)含む。
タイヤ:ワンリ235/40/18(※空気圧:230kPa)
ホイール:18×8.5JJ +43(※スペーサ使用は無し)
7
アライメント調整は、これまで何回もやろうとして、面倒くさくて後回しにしていた作業でした。
お店でやってもらうのと違い、片輪のトーは測定できず、トータルトーでしか値は分かりませんが、走って調整の繰り返しで、かなりいいところまで調整できると感じました。ハンドル真っ直ぐの状態で、車が真っ直ぐ走ってくれるのは嬉しいです。
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