カンサスＷ－２００

去年下半期に　手に入ったギター

カンサスＷ－２００

カンサスって、木曽スズキ製らしい

なんでも通販で販売してた。というギター

2万と思しき普及モデルなのに

ブロックインレイと、バインディングが施されて

マーチンの高級モデルを模してるんだね

ただ　ブロックインレイは白蝶貝ではない　セルロイドっぽいモノだし

バインディングも同様の安い素材

同じギターを作るにしても　高級モデルを模してバインディングを施すということは

Ｄ－２８みたいな簡素な装飾のモノを製造するよりは、手間やコストは　かかってるんだよねぇ・・

ワシ的には　あまりギラギラしたコテコテのモデルはスキではなかったんだが

こうせつとかが、ヤマハに造ってもらった　ギラギラの貝細工だらけのギターにもときには憧れるしねぇ・・

音は、とゆーと、　値段なりのモノだが、バランスは取れてるギターではある

30年ぐらい前のアコギが　たいして気を遣わない。良いとはいえない環境で自己崩壊もせず、ネックも曲がらず存在してるなんてのは　さすがメイドインジャパンなんだから。と、思うなぁ～

おそらくラインナップの中で最安値の量産モデルにも　木曽スズキの職人さんは

「少なくとも、長く弾ける。」と、ゆー魂を込めて製作したのは、ひしひしと、感じますな



中学の時に月間「明星」なんかの間に　このギターの広告が載っていて

お年玉を貯めた分と、家の手伝いをすることで　ギターを買うことを許してもらった

地方のニキビ面のアニキが　一生懸命付録に付いてた歌本のアリスの曲なんかを覚えて　ガッコで披露すると

同級生の　律子サンあたりが　ギターのヘッドに吊るすマスコットなんか作ってくれたりして・・


そんな情景が浮かぶギターです（笑）