DUNLOP DUNLOP SPORT MAXX RT(OE) 225/45R17 91W  

新車装着(OE)タイヤであったドイツ製(PNEUMANT Riesa, Germany)
DUNLOP SPORT MAXX RT についてまとめておこうと存じます。

各種詳細は下記のとおり。
225/45R17 91W
UTQG各種 240 AA A
N5 2015年31週


【特徴】

○静粛性

VW Golf GTI mk7(白いこ)では初のタイヤであり今後の基準となるところで
比較コメントは書けませんが、車両の静粛性と相まって総じて静かなタイヤだと思います。

残り溝3-4mmと性能低下分岐点を越えても特別気になるノイズ等は発生せず、
ロードノイズに関しては寿命末期まで十分使えるタイヤと評価します。

寿命半分くらいに一部周波数特性が変わったかなとか変化を感じることもあったり、
寿命末期では相応のノイズ増加が有ったと感じますが、
それはゆるーりとした曲線を描く性能劣化によるもので
オーナードライバーに対し特段のマイナス意識を与えないものと考えられ、
上述のとおりの評価としています。


○必要十分な走行性能

ロードインフォメーション、接地感といった個人的な主観や好みに基づく要素を除けば、
車両が持つ走行性能をそのまま反映させてくれる十分なシューズであったと評価できます。

同条件で走行した際に、おそらく黄色いこでは白いこに付いていけないと思うことはしばしば在り、
それはもちろんタイヤ性能だけでは語れませんが、
Mazda RX-8で約12年、タイヤ4セットの経験(下記履歴記事参照)を持ってしても、
必要十分な走行性能を持っていると評価できます。特にVW Golfには相性が良いと存じます。
http://minkara.carview.co.jp/userid/2506657/blog/36584662/

・乗り心地

特段の印象は無く、走行性能同様必要十分な乗り心地を寿命末期までもたらしてくれました。

下記「×インフォ少」とも関連しますが、VW Golf7との組み合わせにおいては
総じてあまりタイヤを意識することが無い。それに尽きます。



【不満点】

×ライフ(耐久性)

FFホットハッチ車オーナー経験が今回初なのでこれまた比較コメントが書けません(前提)が。

UTQG TREADWEAR 240 の数値からは相応の範囲内と考えられるものの、ドライブ主体の使い方で
累積 15,000-16,000km で全体平均残り溝3mm程度と性能低下分岐点、交換検討点に突入、
一部溝は2mm以下レベルに到達したので、ライフ性能が良いタイヤとはいえないと思います。


×インフォメーション少ない

知りたいと思った時でもロードインフォメーションを積極的にドライバーに伝えてくるタイヤでは無いと思います。

特にワインディングロード等の山坂道で、ドライブ目的に車両の走行性能を堪能していると
速度比でやはりロードインフォメーション(接地感)が気薄に成っていく感じが特にします。

タイヤに頼ったコーナーリングができるタイヤという印象は有りません。
走行性能に対する余裕にも繋がるところであり、このタイヤが位置する他メーカ製タイヤも含めた
ポジショニングニングを考えるとそこらへんも実現できているとより良いタイヤと感じることができる様に思います。

実際通常は快適(未意識)だけれど意識するときちんとロードインフォメーションを読み取れる(伝えている)タイヤというのも存在しますのでそう書きました。


但し、VW Golf GTI mk7において
車両の電子制御の力を用いるとなんら問題無くかつ安定感を持った
コーナーリング(スピード)を実現できる事も解りました。

車両に適合していると考えると上述の不満点はただの個人的趣味趣向の範囲内なのかもしれません。
これは新しい発見であり大変興味深く面白い事象と思います。

トルクベタリング(実現手法は問わない)ぱないっぽい！？ CV夕立

関連情報URL：http://tyre.dunlop.co.jp/tyre/lineup/oeh/