嬬恋の拠点と呼んでいた家の売却が決まりました。
で、相手方から「契約の日は6月〇〇日でどうでしょう?」という事で急遽有給取って行く事に。
当日地元から行って契約、ってのもアレなので例年より1か月早いですが夏の旅行にしてしまおう、となりました。
というワケでこれが最後の嬬恋旅行となります。
日程としては前日入りしてその日は片付け、契約終わった日はその夜はどこかで宿泊。
翌日は帰りながらの観光&ドライブというスケジュール。
天気予報的には毎日どこかで雨が降るであろう微妙な予報。
朝8時に地元出発。
最後の嬬恋ルートはいつもの道で。
軽井沢のスーパーで夕飯と朝食を買い込んでから嬬恋へ。
お昼は私が久々に行きたかった場所に。
10年以上ぶりに浅間牧場そばにあるお蕎麦屋さん「みのり」へ。
ここは11~15時で終わる為いつもの旅だとなかなか寄る事の出来ないお蕎麦屋さんです。
(朝からうちらがあちこち遠征してる為)
2人とも天ざるを注文。久々でしたけど相変わらず美味しかったです。
昼過ぎに拠点到着。今回の売却は居抜きの為基本家具とかそのままでも大丈夫なのですが、そこはケジメという事で不要で片付けられるモノは出来るだけ捨てました。
この日でゴミ袋8個分位処分。
この日のお風呂は拠点南のすぐ近くにあるホテル1130(イレブンサーティー)。
ここのお風呂は初期の頃に入った事はあったんですが以降父が何故か嫌っていた為入れなかった温泉。
せっかくなのでここにしました。帰りが楽だし。
久々に行った1130は改築してたみたいで中が記憶と結構変わってました。
ここのお風呂は内湯も外湯も茶色い温泉で私は好き。
ロビーにあったハーゲンダッツを買って家で食べました。
夜はスーパーのお弁当だけで夕食。もうゴミは増やしたくない(笑
そして最後の就寝。
思い起こせば20+α年前。ここを父が買ったキッカケは父が定年後の事を考えて購入した(と思われます。忘れた)事が始まり。
妹夫婦に子供が生まれ、孫が出来たのも追い風だったかと思います。
購入当初は前オーナーが放棄してたせいでベランダが朽ち、現在の庭も草木がボーボーでひどいもんでした。
それを妹達含めた家族一丸でDIYし、ベランダを作り上げました。
(ちなみにベランダに関しては当時は私は仕事の関係で不参加)
後に屋根も付け、大工素人の父としては見事な出来。
数年前に一部改修するも寸法間違えて失敗したのも今となってはいい思い出。
草木を除去し、石を使って庭園風にしたのも父。
晩年は全く手を入れてないので苔だらけ(笑
巣箱モドキを何個か作って鳥が入った事もあります。
写真の箱は今でも時々パンを入れたりして鳥がつついたり。
夏は涼しく初期の頃はエアコン無くても快適。
冬は雪が降り、近場のスキー場に友人達と行ったりしました。
最初の頃はここで年を越したりしてたんですが、冬は色々大変なのでその内冬は使用しなくなり12~3月に行かなくなりました。
部屋の床も最初は昭和によくある赤い絨毯だったんですが、板を買ってきて今の仕様に。
これをやる時父と義弟だけが祝日だった為8時間かかって到着した、と後で聞いたのを今でも覚えています。
そして契約の日。朝食後に最後の片付け。
昼までゆっくり過ごし、少し早めに出発する事に。
あちこち写真を撮り、戸締りして家の前で最後に記念撮影。
色んなエピソードもあったこの家ともお別れです。
契約の時間まで1時間半あったので近辺の場所を廻る事にしました。
当初はセーブオンだった現ローソン。
色々オリジナルで安い商品もあり助かりました。
ローソンになってから方向性が変わってしまいその後に横に出来たセブンを使う事が増えました。
ここに次に来るのは当分先かなー。
鬼押しハイウェイにある六里ヶ原休憩所。この辺でお土産を買うのはいつもここでした。
コロナ流行後に閉鎖となりここ数年は開いていません。
昨年にグランピング施設も出来復活の兆しも見えてきてましたが、今回も入れず。
近くで見れる浅間山もこれで見納め。
まだ時間が少しあるので母の要望した浅間牧場へ。
上の展望台に向かいます。が
上り始めて中腹で雨が降り始め母は途中で断念。
私が上って写真を撮るも雨が強くなりそのせいで撮影失敗。ピンボケ。
残りの時間を下の売店でお茶して時間つぶし。
ここから不動産屋まで2分。
約束の10分前に着くも相手方はもう到着していて既に書類記入中。
挨拶が済んでから色々書類に記載。次の方は富山の方という事でした。
子供さんが松本に居る事も購入の追い風になったようです。
1時間位で手続きは完了。これであの家はもうこちらの方の物となりました。
父と母が月に1、2回はこっちで過ごし時には、孫2人を連れてあちこちで遊ぶ。
その孫も方や結婚、方や就職。2人とも立派な大人になりました。
義弟も結婚直後でこの別荘改造がキッカケで距離を縮める事が出来ました。
私も毎年夏だけは一緒に行き、ここを拠点に道の駅巡りをしたのはここ数年。
晩年は雨漏れで苦労し、父がなんとか直そうとしてましたが病魔に勝てず完全には直せませんでした。
その事もあり、亡くなる直前にこの家のその後の処理を心配してました。
この期間で売却出来てあの世でほっとしてると思います。
色んな思い出をありがとう。
ここがあったからこそ私達は楽しんでここまで来ました。
さよなら嬬恋別荘。次の人も楽しんで欲しいものです。