
ステラの後ろを押してます。R2乗ってるから硬いのは普通かと思っていたのですが、思いっきり押しても沈まないのは変ですよね...R2ですらここを押せば沈みます。(笑)
で最近、ちょっとした凹凸でもドラム缶を蹴飛ばすような音が後ろからし始めました。『ボン、ボボボン』って感じです。どっか動きが渋いようです。ジャッキで上げ下げして調べると、ダンパーが1センチずつ間欠動作していて、そのたびにスプリングがボンボン言ってました。
なので主にアームやリンクで動きの渋いところを探していきました、ところが...

まさかと思っていたのですが、ここにシューで、

片手でスコスコに。(笑)
あ~ステラって本当は結構やわらかいのか?しかしダンパー効いてる気配が無い。ヽ( ̄▽ ̄)ノ
このスプレー剤のCM出演依頼が来そうな感じですが、こりゃーなんとかしないと、一時的にスコスコになっても、走ると5分と持たずに『ボン、ボボボン』です。

あーもう禁断のオイル交換やるしかないっす。サス外して真下にポンチ打ちます。
あとでオイル抜くときスコスコ動かすのでスプリングは外しておきます。

穴あけます。(直径4.5mm) 後で M5x0.8のネジを切ります。電動のハンドドリルを使いました、3mm位から始めて2~3回にわけて徐々に大きくしていくと良いです。
中は空洞で深さ15mm、ピストンは見えないのでここは外筒のオイル溜まりのようです。
注、サスにはガスが封入されていて、『ブンカイスルナ』とか警告の刻印があります。もしスプリングを外した後も反発力があるようでしたらまだガスが活きていますので穴あけ作業は止めましょう。
......ここまで読んでる人なら止めないよね。(笑)

底に当たらないよう 15mm の目印のテープをタップにつけます。

M5x0.8でネジ切ります。面取りもします。(撮影用にテープ張る前です)

結構厚みがあるなぁ。5本位山が見えるので、ピッチ0.8mmで 4mm位ありそうです。これならドレンボルトを入れても十分締め付けられそうで安心です。

ここでオイルを抜きます。穴を下に向けてピストンをスコスコするとジョ~っと抜けてきます。切りくず等がここで出てくれる事を期待します。
って...20cc位しかでてきません。(笑) つまりスカスカになってるどころではなく、自分自身の潤滑さえも出来なくなっていたようでした。
新しいオイルは普通に入手できるヤツを使いました。 これを入れるのですが一体どの位入れたらいいのか分からん。ヽ( ̄▽ ̄)ノ

なので、ちょっと入れたらネジで仮栓してダンパー動かして様子を見ることにしました。なので適当なOリングを用意して仮止め用のドレンボルトを作成。ネジは M5 x 5mm のステンのなるべく平べったいヤツを用意しました。
(コーナンプロで1個8円)

一回50ccずつ4回。200cc位をフルード吸入器(単なる注射器みたいなヤツ)で入れて丁度いいくらいでした。

ドレンボルトはステンレスワッシャも用意したのですが、使わないほうが良いような気がしたので液状ガスケット塗って付けました。本当は銅かアルミのワッシャがあれば良かったかもしれません。

完成。正しいエア抜き方法は知らないのですが、何故かダンパーを取り付け時と同じく正立にして何回かフルストロークさせるとエアが抜けてくれるようです。最長位置から通常はバンプストッバに当たって絶対に縮まない最短位置でも『グチュ』とか『スコッ』と言わなければ多分エアは抜けてます。
このあとは取り付けるまで絶対に逆さにしたり寝かしてはいけません。スプリングを組むときもです。
※なんでこれでエアが抜けるのか分かりません。ダンパーによっては抜けない場合もあるようです。その時はネットでググって見てください、その場合の抜き方があります。

もう片側はボン、ボボボンではなかったのですが、減衰力を合わせるためこちらも交換します。こっち側はスプリングをはずした後も多少反発力が残っていてガスが多少活きていたようですが、穴空けても何も起きませんでした。(一応噴き出しても良い場所と格好で作業しました(笑))
同じように抜くとこっちは丁度200cc位抜けてきました。水よりサラサラしてる感じです。
バイクで10番のフォークオイルは使った事があるのですが、そんなのよりもずっとサラサラです。スピンドルオイルより軽いかも...(笑)

取り付けました。ネジが見えます。
うん、ボン、ボボボンは直りました。ただし使ったオイルはダンパーに入れるには硬めなので乗り味はノーマルより硬いと思われます。 でもR2と大差ない感じです。
これ...ダウンサス組むならやった方が良いんじゃない?ヽ( ̄▽ ̄)ノ
心配はオイル漏れです。オイルが無くなってたって事は漏れた訳で、また漏れるのでしょう。でも今回はガス加圧は抜けてますしオイルも固めですから大丈夫かもしれません。ま、減ればまた入れれば良い訳でお気楽に構えてオッケーみたいです。ドレンボルトの代わりにエアバルブを付ける勇気は今のところありませんので.....(笑)
とりあえず作業メモ程度で...
将来、整備手帳でダンパーオイル交換って記事を書いた時、『ここのネジを外します! ついていない人はこちらで...』と、このページにリンクが貼られます。(笑)
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R2ステラ共通 | 日記
Posted at
2017/09/03 10:14:54