オルタネータリビルド(追記: 2023-10-17)

発電不良のオルタネータをリビルドします。
エアインパクト、油圧プレス、ベアリングプーラ(各種)があれば難しい作業ではありません。

※まったく発電しないわけではない、前回のバッテリー交換 (2018年末) のころから、『なんかセルの元気ないしちゃんと充電されてんのかな～』って気がしていました。でこの数週間悪化してきました。

Sの場合、スロットル周辺を外して、上から摘出できます。
下から潜ってA.C.コンプレッサもボルトを外す必要があります。 取り付け時の画像も参照すると分かりやすいです。

裏カバーを開けるとICレギュレータ、レクチファイヤ、ブラシが見えます。

色々とツールを駆使して外したり組んだり...

充電不良はレクチファイヤのプラス側が 2 個破損していた為でした。なので発電能力が1/3になってしまったのでしょう。

今回走行距離の分かっている2個のオルタネータを分解したのですが、ブラシの減り具合から、ブラシは20万キロ位で使い切る計算が概ね成立しそうです。 ご参考ください。

追記 2023-10-17
この時 175,000キロです。
みん友さんの 2006 年製の R2 も 160,000 キロ強で同じ状態でレクチが逝きました。
2006年位の DENSO オルタは気を付けた方が良いのかもしれません。最近ばらした 195,000 キロの 2004 年製 R2 のレクチは元気でした。
レクチの異常は前兆に気が付く場合があると思うので発電不良ならこれを疑いましょう。
焼け具合、破損具合および電圧の体感から推測すると、ダイオードは1個ずつ壊れていくようです。同じ極のダイオードが3個壊れたら発電量はゼロです。しかし厄介なことに三相スター結線の中性点の電圧は正常値が出るので、メーター内のバッテリーチャージランプはエンジンスタートと同時に消灯し、点灯することがありません。
追記終わり

今回前後ベアリングとブラシを新品に、壊れていたレクチファイヤは別のオルタから移植します。適合品番はグループ掲示板 EN07OFF＠岡谷オフ の Ｃ・技術的相談・メンテナンス・部番・適合相談・譲渡等を含む？ をご覧ください。
https://minkara.carview.co.jp/smart/group/2020EN07OFF/bbs/13822040/l15/ (記事番号46)
整備手帳は不特定多数のみんカラ外からもサーチで辿り着けるので、ぱっと見で安直に部品を調達すると合わない可能性があるので、サポートできるようにここでの公開は控えます。

オルタネータはブラケットに取り付いています。こんな感じで乗っかります。
注、ブラケットに乗ったままでは取り付け出来ませんので、イメージとしてこんな感じです。赤丸のボルトに注目。

下から撮影です。赤丸のボルトがここです。
さぁ困難が予想されますね、お楽しみください。(笑)
なお、R1,R2,ステラに装着されているオルタネータは発電制御対応です。加速・巡航中は弱発電、減速中は強発電です。夜間ライトオン時やAC作動時はほぼ強発電なのですが。