YPJ-XCの「エクストラパワー(EXPW)モード」の謎
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
 初級 |
| 作業時間 |
30分以内 |
1
整備ではなく単なる考察なのだが、このチャリの電動アシストの強度モード切り替え、「ECO」「STD」「HIGH」はまあわかりやすいのだけど、「EXPW(エクストラパワー)」ってモードがちょっと謎なのよね・・・。
そもそもHIGHモードで電動アシスト国内規格の目一杯は引き出しているはずで、じゃあEXPWとは何なのか、と。
EXPWモードだと、ペダルを踏み下ろしている時は確かに強くアシストしてくれるが、上下死点で踏力が抜けた瞬間にアシストが消えて、なにやら減速度が生じているような感じすら受ける。
対してHIGH以下のモードだと、上下死点でもそこまでアシストが抜けないし、モーターの唸り音も消えない。
つまりこれは、ペダル踏力に対する積分(平均化)の時定数が違うのだな、と。
だとすると、例えばHIGHモードでアシストの定格出力240Wを使い切っている場合、EXPWにしたところでペダルを踏み下ろす踏力が最大となる瞬間のアシストはどのみち240Wで頭打ちになり、一方でペダル上下死点で踏力がゼロになる瞬間にはアシストの谷が発生するので、平均アシスト量はHIGHモードより却って減る・・・という逆転現象が起きるのではないか?
いや、それは実際、起きているように感じる。あくまで自分の感覚だと、登りでHIGHからEXPWモードに切り替えてもアシストが強まる印象は全くなく、むしろ弱まるように感じられることの方が多い。
まあ例えばウイリーをするために瞬発的トルクがほしいとか、反応がリアルタイムなほうが都合のいい場合もあるのかもしれないが、常にフルアシストを引き出すような漕ぎ方をしている人間にとって、EXPWモードってあまり意味がないんじゃないか・・・と思った次第。
2
【10/10補足】
電アシ無しじゃまず登れないようなダートの激坂をガンガン登ってみて気づいたが、そういった場面じゃEXPWモードのほうがHIGHモードよりも明らかに良い!
力が強いとかそういうことではなく、踏んだ瞬間だけ駆動力が掛かり、踏力を抜けばアシストも直ちにスッと抜けるほうが、後輪の滑りやすい上り坂じゃコントロールしやすいということなのだ。
なるほど単にスペックを追うだけではなく、実走テストでものすごく煮詰められた製品なのだなあと感心。
ちなみにスリップしない舗装路なら、どんな急坂でも、平均的にパワーの出るHIGHモードのほうが向いていると思う。
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