2018年02月23日
左ハンドル
今回乗り換えたポルシェは、左ハンドル車だ。
中学生の頃だっただろうか、テレビのドラマ「ビーチボーイズ」を見ていて、そこに登場したルノー4GTLを反町隆史が軽やかに乗りこなすのを見て以来、将来は絶対輸入車、それも左ハンドル車に乗ると心に決めていた。
そうは言っても、免許を取るときも、たまに運転する実家の車も、車を持つ前に時折借りていたレンタカーも右ハンドルだったので、当然ながら慣れているのは右ハンドル車だった。
なので、最初の車としてはおとなしく右ハンドル車のボルボを買った、というわけだ。
勿論、ボルボに乗ったあとも、いつかは左ハンドル車に乗るという目標はずっと失っていなかった。
だが、タイミングが合ったからとは言えまさか2台(代)目の車で左ハンドル、しかもポルシェに乗ることになるとは考えていなかったので、購入後、実際左ハンドル車を運転するまでは戦々恐々だった。
しかし、いざ運転してみたら違和感は全くと言って良いほどない。
考えてみれば、信号があるだいたいの交差点は、赤信号が灯ったあとに右折車用の矢印が出るから、対向車を気にする必要はあまりないし(一応注意はするが)、小さな交差点の場合対向車が見えにくいということはあまりない。
確かに向かいにも右折車がいて、その横を対向車が直進してくるようなケースは、その車が見えにくいこともあるが、その場合でも、少し身を乗り出せば状況は大体把握できる。
狭い道で対向車と離合する場合も、こちらはギリギリまで幅寄せができるので、すれ違う車と接触するようなマズい状況になることは考えにくい。
バスやトラックのような大きな車の後ろを走ることになったときには、その車と車間距離を多めに取れば、見える角度や視界が広がり、対向車の有無も確認しやすいから、バス停などに停まったバスを抜くのもそれほど怖くない。
なので、左ハンドル車で不便を感じるのは、商業施設などで左ハンドル車用の駐車券発券機がないときくらいだ。
勿論、感覚的なまさに「慣れ」の要素はあったにせよ、僕の不安は「取り越し苦労」だったわけだ。
これで、左ハンドル車に対する不安も完全になくなった。なので、次回以降というか今後、車を乗り換える機会があっても、ためらうことなく左ハンドル車を選べる。
これは、幼少の頃から好きで、今後もずっと輸入車に乗り続けていきたいくらい輸入車フリークの僕には、願ってもないことだ。
ポルシェが、そして左ハンドル車が僕のカーライフにもたらしてくれたものは、とても大きなものだった。
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Posted at
2018/02/23 20:02:46
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