そんなわけで、空前の盛り上がりをみせた高校野球選手権第100回記念大会は(北)大阪代表の大阪桐蔭高校が優勝を飾った。
まさに狙いを定めて確実に獲った優勝であり春夏連覇であった。お見事というより他にない。
大阪桐蔭高校
優勝おめでとうございます。
と同時に藤浪、森、澤田らを擁した2012年に春夏連覇を達成して以来となる2度目の春夏連覇という100年間の歴史のなかで前人未到だった大偉業を達成。まさしく歴史的快挙なのである。去年の夏、あのショート泉口の謎送球&ファースト中川のベース踏み損ねで仙台育英に負けていなければ空前の4連覇を達成していた可能性もあったりして個人的にはむしろその方が見たかったw
今大会の大阪桐蔭の強さは何とも形容しがたいものでありきたりな言い方をすれば高校野球の大会にプロが入っていた、といったところですかね。
一番苦戦したのが北大阪予選準決勝の履正社戦。ここでは1点ビハインドのまま9回二死無走者まで追い詰められたのですが、そこから粘って繋いで逆転。あとは圧巻の試合運びで危なげなく選手権優勝まで行ってしまった。
前回春夏連覇した2012年の大阪桐蔭も投打ともに圧倒的な強さを誇り、特に準決勝、決勝と藤浪が連続完封しての勝利でしたので高校野球史上最も危なげない春夏連覇だと思っていたんですが、今年のチームはそれ以上。特に先の選抜まではマウンドに上がって投げていないと分らないみたいな部分があり多少頼りない感じのあった柿木。この大会では随分本格化していて、西谷監督が準決勝決勝と連投させたのもうなずけます。
まぁワイの戦前の予想では根尾先発だと思っていましたし、横川、根尾、柿木と一線級の好投手を揃えているなかで連投となる柿木を先発させたのはやや意外っちゃ意外でしたが決勝のマウンドをみてようやく理解できましたw
大阪桐蔭は危なげなく勝ち進んだ中でも浦和学院戦は大会のハイライトの一つでしたね。浦学渡辺のインサイドの速球を右中間に叩き込んだ藤原のバッティングは何度見ても見事の一言で高卒外野手というマイナスを差し引いてもドラフト1位指名は間違いない。
準優勝の金足農業。ここまで想定外の大健闘でしたがその原動力となった大エース吉田が決勝戦を前に精根尽き果てていて大阪桐蔭戦ではチームとして刀折れ矢尽きた状態だったのが残念無念でした。前戦、日大三高戦の吉田の投球はやはり疲労で変化球中心にセーブせざるを得なかったという訳だったんやね・・・。それでも準決勝は緩急の効いた巧みな投球術で日大三高打線は1失点に抑え込んだのですが、やはり最大の武器であるあの低めに伸びてくる剛速球が影を潜めてしまっては絶対王者大阪桐蔭の打線には通用しなかった。序盤は立ち上がりの3失点でなんとか凌ぎ、金足農が1点を返してさぁこれからという時に宮本に3ランHRを浴びてしまう。点差が5点。これで金足農最大の得点パターンであるバント作戦を使える展開ではなくなる。つまり事実上ここでゲームセット。
タラレバの話ですが大会序盤で大阪桐蔭と金足農業が試合していたら、吉田が本来の投球を展開してもっと接戦になったと思われる。それでも金足農が勝てるかどうかは・・・という感じですがね。サードで2番手投手兼任の打川をもっと投手として有効活用できていれば大会を通じて違った展開もあったと思いますが、横浜戦以降は近江、日大三と戦力的に格上である強豪私学との接戦続きでなかなか思い切って投げさせる場面を作れなかった。ワイは準決勝前にもし金足農が優勝を狙うのであれば、日大三高戦には思い切って打川を先発させる手もありかな、と考えていたんですがね。ガス欠寸前の吉田が先発してどうせ負けるのならチームの勢いに賭けて打川先発で勝負するのもありかなと。あの試合を万が一打川先発で拾えれば決勝は中2日で吉田が先発となった可能性もあったしね。まぁ打川先発で日大三高に完投して勝つのは相当難しいってのは理解できる。まして地方の一公立高校にとって千載一遇のチャンス。難しい決断ですな。
そしてトーナメントは結果がすべて。結果的に吉田が最悪の状態でありがながら日大三高に競り勝って金足農業が決勝戦に残ったのだから吉田先発はチームとして正しい選択であったということになります。
それにしても、この大会の金足農業の試合は力が入った。特に終盤の攻防は引き込まれる展開が多かった。プロ野球ならただムカつくだけの某球団のチャンステーマ”Gフレア”ですが、金足農業のおかげで恐ろしいまでに耳に残ってしまった・・・w
思い起こせば同じく公立で選手権優勝を勝ち取った佐賀北には投手に馬場と久保の2人がいた。リリーフの久保は甲子園で無失点を続けていたが、勝ち進んで相手が強くなっても先発馬場から久保への継投という形を崩さなかった。金足農業も打川先発から吉田への継投を地方大会の速い段階で何度か試せていればよかったのかもしれないですね。
なお金足農の快進撃の裏で剛腕エース吉田が決勝まで一人で投げ抜いたことが物議を醸す可能性もあるらしい。アホ専用紙の日刊ゲンダイなど下世話な夕刊紙が盛んに球数をあおって高野連批判しているしな。
この件に関してワイの持論は選手の怪我を抑制したいのであればあくまでも1試合の球数じゃなくて連投の規制を強化することに主眼を置くべきということやね。準決勝の前に1日休養日を置くのであれば、決勝の前にも1~2日休養日を設けるべき。休養日が増えると今大会でいえば大阪桐蔭のような選手層の厚い強豪校が有利になる、という意見もあるかもしれない。だが昨日の金足農業を見ていると、やはり普通の公立高に私学の誘いを断るようなレベルのスーパーエースが入学し甲子園大会で優勝する千載一遇のチャンスを掴み取るためには、やはり大エースが決勝の舞台に万全の状態で臨むことができる日程が必要なのだと改めて確信した。1試合で何球投げようと、試合後にしっかりケアして休養期間を設け、肩肘の炎症を回復させる時間的猶予さえあれば、長い目でみても問題ないのははっきりしているんだから、小手先の改革したった風を演出しているだけのタイブレイクなんてくだらない制度は早々に撤廃し、エースに連投を強いる過密日程を改め余裕ある日程を組むべきなのだ。
(もっと言えばタイブレイク撤廃後に延長は18回制に戻すべき。15回という半端な回数に設定したもんだから引き分け再試合が頻発し投手に翌日の連投を強いる結果となっていた)
MLBのローテみたいに中4日開けろとは言わん。さすがに8月最終週にかかるような日程を組んでしまうと阪神タイガースも困るやろ。だができれば中2日は欲しい。中2日が日程的にどうしても無理なら中1日になるが、準決勝前の休養日は不変という前提なので、あとは各チームが準決勝で2番手に投げさすなどマネージメントできる余地が残り、うまくいけば中3日とほぼ万全な状態で決勝になる可能性もある訳だし決勝前に休養日を設けるのはぜひ検討してほしい。
今回の選手権は第100回の記念大会、前述の通り空前の盛り上がりだったのは確か。しかし今後100年、高校野球が安泰ということは決してなく、むしろ取り巻く環境はより厳しくなるに違いない。というか、高校野球に限らず野球界には「いばらの道」が待ち受けている。陸上、サッカー、水泳、卓球、バトミントン、バスケにバレーなど子供たちがやるスポーツの選択肢が増えたことによって少子化の進行するスピード以上に野球人口は減少している現実がある。実際、陸上の山縣や桐生、水泳の萩原、バトミントンの桃田など一昔前なら絶対野球選手になって甲子園で活躍していただろうな、というアスリートが他の競技をやってたりする。たとえば親の負担が運営の前提であったり専用のグラウンド以外ではボールに触ることすらできない少年野球に比べ、他の競技は親の負担が少なかったり、練習環境が万人にオープンであったりと競技者の獲得にあの手この手で力を注いでいる。
野球は高校野球で盛り上がる。これはたとえるなら甲子園という立派なビルを建ててテナントを募集している状態で、今までの100年は立派なビルを用意すれば勝手にテナントが入ってきて商売して集客してくれたが、今後の100年はまずテナントを集める努力がビル側に必要になるのである。春と夏に甲子園で行う高校野球大会という箱モノをより魅力あるものとしてその価値を更に高める努力がこれまでの100年以上に求められるし、この100年の象徴であり悪しき伝統である”選手に無理を強いる前時代的な過密日程”なんかは真っ先に改めるべきなのだ。
余裕ある日程で大会を運営するのに反対する高校野球関係者はいないだろう。過密日程の解消は次の100年のための改革の第一歩であり高野連は今まで以上に選手ファーストを徹底しないと若者の高校野球離れが加速し200回大会は幻となるのは間違いない。高校野球連盟が旧態依然とした考え方を改め、現実を見つめ時代に即した改革を行うことを期待し、今大会に参加したすべての球児達、そして今後100年の球児達に幸多からんことを願って第100回記念大会決勝戦の所感を終わろうと思う。
最後に・・・
球児の皆様、本当にありがとうございました。
第100回の記念大会は大阪桐蔭対金足農業の対戦となりました。
日大三高ファンのワイとすれば決勝戦には三高に上がってきてほしかったが金足農業が強かった。
試合展開は予想通りというか金足農の狙い打通り僅少差の試合展開だったのですが、三高が勝てる雰囲気がなかった。金足農には勢いだけではない確かな強さを感じます。その源泉は大黒柱の吉田を中心としたセンターラインの堅実な守備陣。そして連打で畳みかけることはないもののチャンスで確実にバントで次の塁を陥れることができる攻撃陣。この攻守の2本柱が非常に安定していますので試合運びにそつがないし、つまらないミスや無駄な四球などで相手に試合の主導権を渡すようなことがありません。
ちなみにワイが守備を評価するのはピンチの場面での守備。どうでもいい場面でのエラーは参考外です。よく大会無失策のチームがここ一番の場面に痛恨のエラーをしてしまい敗退することがあるんですが金足農の特に内野陣はここが抜群に安定している。横浜戦も近江戦も三遊間の守備が再三ピンチを防いでいました。
今日はエース吉田が本来の投球を封印して打たせて取る投球にチェンジしていましたが、それでも日大三高に付け入る隙を与えなかったのは安定した守備の賜物ですな。
その吉田ですが先に述べたように今日は随分力をセーブして楽に投球していたように感じました。果たして力を温存したのか、消耗し尽しているのか、どちらなのかは吉田本人にしかわかりませんが明日マウンドに上がればはっきりするでしょう。初球に注目です。
一方の大阪桐蔭は、予定通りの決勝戦進出。センバツ優勝後からずっと夏は大阪桐蔭が優勝する優勝するといわれ続けて実際に優勝に王手をかけてみせるというのは素晴らしいまでのチームとしての精神力の高さですね。今日は柿木が球数放りましたので明日は横川か根尾でしょう。今大会一番球数を投げていないのは左腕の横川なのですが西谷監督はセンバツの決勝戦は根尾に託したこと、根尾を先発させると井阪を打線に入れて厚みを持たせることができるので好投手吉田への対策になること、などから明日の先発は根尾かな、という気もします。
金足農は横浜の左腕板川を攻略していますしね。
しかし大阪桐蔭の先発が横川でも根尾でも金足農が大量の得点を重ねるのはあまり考えにくい。いいとこ3点取れればって感じですな。と言うか、最も金足農が平成最後の百姓一揆を成功させる可能性が高い展開、それは吉田が大阪桐蔭を完封する1-0の展開です。勝つにはそれしかないような気がします。
まぁ当然ながら大阪桐蔭を完封するのはハードルが相当にクッソ高いのですが、それくらいしないと今の大阪桐蔭に勝つのは難しい。そしてこの大会で吉田がその可能性を秘めた唯一の投手でもある。いずれにしろ両校の命運を握るのは金足農業吉田の出来次第。つまり吉田が第100回高校野球選手権決勝戦の主役として試合開始するのは間違いない。そのまま試合終了まで吉田が主役の座を守り抜けば深紅の大優勝旗は白川の関を超えて東北に舞い降りることになりますが果たして・・・?。
明日を楽しみに待ちましょう。
そんなワケで、昨日18日は高校野球選手権準々決勝の8強が激突する注目の4試合が行われました。
期待に違わぬ好ゲーム連発でしたね。本日録画していた試合を見終わったので所感などを簡単に・・・w
大阪桐蔭 11対2 浦和学院
東西の強豪同士の対戦でしたが11-2と思わぬ大差がつきました。もはや浦和学院の渡辺がここまで打ち込まれるとは思わんかった。大阪桐蔭は根尾が1本、藤原が2本のHRを放ったワケですが、特に藤原の1本目は渡辺の失投ではなくインサイドの厳しいコースだったにも拘わらずインコースへの配球を読んで狙って腕を畳み身体の軸の回転で運んだ当たりで、もう何ていうか高校生離れしてますねw
済美 3対2 報徳学園
強打の内野手小園擁する報徳学園ですが、その小園がチャンスで不発におわり済美が1点差で逃げ切りました。9回裏、2点を追う報徳は1点を返し尚も3塁と逆転の雰囲気も出たんですが5回からロングリリーフに立った済美のエース山口はスライダー連投で凌ぎきりました。場内の雰囲気も報徳逆転に傾く中、自慢のスライダーを頼みに報徳の攻勢をしのぎ切った精神力はお見事でしたね。
次戦は大阪桐蔭。春夏連覇を狙う大阪桐蔭が有利なのは否めません。藤原、根尾、中川を相手に済美山口の生命線であるスライダーがどこまで通用するのかがカギを握るでしょう。
日大三高 3対2 下関国際
大会で一番の激選ブロックを勝ち上がってきた下関国際。チーム全体で徹底的に統一された意思で強豪相手に立ち向かい創志学園、木更津総合を倒してのベスト8進出です。その下関国際のエース鶴田のテンポの良い投球に日大三高は6回まで無安打と完全に抑え込まれます。しかし7回2死から中村のレフト前で初安打を奪うと、続く8回裏は飯村、柳沢、佐藤の代打高木が3者連続初球攻撃という超積極策であっという間に同点とし、なおも2死3塁から日置のファースト強襲安打で勝ち越しに成功します。
鶴田は8回の投球でややストライクゾーンに集めすぎたか。テンポの良くストライクを先行させるのが持ち味の鶴田でしたが、そのテンポと制球力の良さが命取りとなって逆転を許してしまったのはなんとも皮肉です。
金足農業 3対2 近江
優勝候補の一角であった横浜を降してベスト8に進出してきた金足農業。max150km/hの大会№1右腕、エース吉田を中心に固い守備が自慢ですが横浜を2発のHRで葬ったように意外性のある打撃陣も持ち味です。一方の近江は智辯和歌山、常葉大菊川と強豪を打ち破ってのベスト8試合進出。好投手3人を抱え一躍打倒大阪桐蔭に名乗りを上げてきました。この試合は金足農吉田の出来次第やな、と思ってみていたのですが、序盤から剛球はやや抑え気味、変化球中心にかわす投球で近江打線に立ち向かいます。9回投げ終わって2失点と及第点以上の投球内容を見せますが金足農打線が5回からリリーフの近江2年生左腕林に完璧に抑え込まれ1点を追う形で最終回を迎えます。
9回裏金足農の先頭打者は横浜戦で決勝の3ランHRを放っている高橋。
高橋は期待に応え林の4球目を捉えてレフト前に運びます。続く菊地彪吾はバント失敗から1転して強行先にでるとうまくバットに乗せてレフト前へ運び無死1塁2塁とチャンス拡大。次打者菊池亮太の時は場内の雰囲気が騒然としてきて、近江の2年生林は制球さだまらず四球で満塁。こうなると一気に金足農業に流れが傾きます。次打者斎藤は2球目にスクイズを仕掛けますがこれは失敗してファウル。しかし続く3球目、またもスクイズを仕掛けると今度は3塁線絶妙に転がしてまず同点、3塁から1塁へ転送される間に2塁走者だった菊地彪吾が一気にホームを陥れて、まさかのツーランスクイズで逆転サヨナラ。ベスト4進出を決めました。
日大三対金足農となったワケですが、こちらも金足農エース吉田のデキ次第でしょう。休養日で中1日空きましたのでどこまで回復しているか。横浜戦の出来にあれば強打の日大三高打線も相当苦労すると思われます。金足農は打線も勢いに乗っているので、吉田が3点以内に日大三を抑え込めば勝機が見えてくると予想します。
明日も楽しみです。。
そんなわけで・・・
第100回高校野球選手権もいよいよベスト8が出そろいました。
早速答え合わせしておきましょうw
以下がベストエイト進出校。
( )内の高校名は前の投稿で予想した進出校です。
大阪桐蔭(◎)
浦和学院(〇)
報徳学園(〇)
済美(星稜)
日大三(◎)
下関国際(創成館or木更津総合)
金足農業(花咲徳栄)
近江(智辯和歌山)
2択にしたブロックもあったんですが的中率は5割でしたw
まぁこんなモンでしょう。
ただし打倒大阪桐蔭の1番手2番手とした智辯和歌山、創成館が初戦で消えるとは思わなかった。和智辯に勝った近江はしっかりベストエイトに進出していますしチーム力は上位だったのは間違いない。高島監督も抽選後にやりにくい相手と感想を述べていたので和智辯としては籤運がなかったという事なのかな。
明日はどのカードも好ゲーム必至なのですが中でも注目は第1試合の大阪桐蔭対浦和学院。
高岡商の山田は好投手ではあったものの比較的クジ運に恵まれた大阪桐蔭にとっては、この浦和学院戦が春夏連覇へむけての試金石であり最初の大一番ですね。
第4試合、横浜を降した金足農業対智辯和歌山を敗った近江の対戦も注目。エース吉田の出来にすべてが懸かりますが金足農業に頑張ってほしいね。今日の横浜戦、最終回の3者連続三振にはシビれました。
蛇足ですが横浜は8回1死3塁でダメ押しできなかったのが敗因やね。金足農業の吉田が・・・というか三遊間が頑張った。
全国の頂点が視界にはいりつつあるこの準々決勝が甲子園大会で一番面白い日。
明日が楽しみで仕方ありませんw
今日は8月16日である。
春夏連覇を目指すは大阪桐蔭8.16を無事に通り抜けて順調な歩みを見せている。
と言うのも、実はこの8月16日という日、高校野球ファンにとっては名勝負の多い特別な日として認識されているのである。
古くは昭和48年広島商業対作新学院(江川サヨナラ四球で敗退)
時代が変わって平成4年の明徳義塾対星稜高校(松井秀の5打席連続敬遠四球)
松坂世代が鎬を削った名勝負揃いの平成10年には豊田大谷対宇部商(延長15回サヨナラボーク決着)など。
しかしまぁ何と言っても昭和57年8月16日、第4試合の箕島高校(和歌山)対星稜高校(石川)が名勝負度では群を抜いているだろう。
リアルに記述すると完全に歳がバレるんやけど、ワイはこの試合の時、まだ小学生のクソガキである。テレビに映る箕島ナインは当時大人気だった高校野球漫画ドカベンの主人公山田太郎の通う明訓高校にとても良く似たユニフォームをまとい同じく明訓のエース"小さな巨人里中智"に良く似た細身の下手投げエース石井毅を擁し、左打ちの4番北野の長打力はもちろん山田太郎のそれなのであるw
(ガタイの良い北野も山田太郎に比べると流石に細いが・・・)
そして春のセンバツ大会で見せた必殺のプッシュバント攻撃などは殿馬の秘打に通ずるものがある。そもそも箕島高校の試合内容はセンバツの決勝戦である浪商戦でみせたルーズベルトゲームの激闘をはじめとして、公立の雄として私学の野球強豪校相手でも終盤の逆転劇、サヨナラなど鮮やかに勝利を収める劇的な試合が多かった。
そんな箕島高校のキャラつけや硬軟織り交ぜた変幻自在な得点パターン、尾藤スマイルなどもあり、ワイはガチガチの箕島ファン。当然ながらこの試合も箕島を応援していた。
対戦相手である星稜高校は1回戦でエース堅田が大会初完封を記録しているものの総合力で春の王者箕島優勢は動かない、というのが試合開始前までの大方の見方であった。ワイも1年生がラインナップされる星稜打線相手なら石井のデキ如何では難なく完封して箕島が勝つと思っていた。ただし堅田は箕島がやや苦手とされている本格派左腕でウチの母(和歌山出身)は「星稜の堅田投手はかなり良い投手らしい」というトコを懸念していたw
いざ試合開始となると、いわんやこの日もその堅田の出来が素晴らしく良い。大きく胸を張って腕を思い切り振り下ろしてくる投球フォームからキレのある直球にドロンと大きく曲がるカーブのコンビネーションが絶妙。特に右打者の膝元、左打者の一番遠いゾーンにズバっと決まる直球の制球力が抜群に冴えていた。直球を意識させられている事もあり、同じ腕の振りで思い切って投げ込んでくるカーブに箕島の打者が反応できない場面が度々あった。時折高めに誘う直球も投じていたがそれがまた効果的で、特に箕島の4番北野は左打者という事もあって完全に堅田に封じられた。
相手が好投手だと箕島は待球作戦、プッシュバント、盗塁、ダブルスチール、ディレードスチールなど足攻めで活路を見出すのがセンバツまでの戦い方だった。特にプッシュバントは同年センバツ大会決勝戦で4連投の浪商の精密機械牛島を右に左に揺さぶって削りまくり、結果的に8点を挙げて優勝を手繰り寄せるなど随所に効果的に使われ箕島野球の代名詞になっていた。しかしこの星稜戦、箕島は走者を出すものの送りバント失敗が多く思うようにゲームコントロールできず、送りバントもプッシュバントも良い所に転がらなかったのだ。堅田は走者が出ても失投を恐れず大胆に右打者のインコースを攻めてきていたように思う。先のセンバツ大会で箕島に敗退していった対戦相手は箕島のどこからでも繋がって得点することのできる打線の攻撃力を恐れるあまり、打者の懐を突く投球ができずに外中心の配球が悉くプッシュバントの餌食になっていたのだ。堅田は箕島の強力打線相手に怯むことなくインコース攻めすることでプッシュバントを封じ込んでみせた。
4回の表裏でそれぞれ1点を取りあったまま 星1-1箕 で膠着状態が続き試合は淡々と進んであっさり延長戦に突入する。ホント淡々と進んだ。王者箕島が伏兵星稜相手に思いの外苦労してる、という印象だったのを覚えている。延長戦突入と同時にグラウンド整備が行われる。レフトスタンドの向こう側に見える六甲山の山並みの空稜が夕日で赤く燃えているように見えているのがテレビ越しに印象的であった。延長戦の10回に突入する頃には甲子園球場の照明灯、カクテルライトに灯がともる。試合はガップリ四つ、膠着状態のままナイトゲームになった。
この試合、常に先手を取るのは先攻の星稜。4回表の得点もそうだし、そしてこの12回表には勝ち越しとなる1点をもぎ取る。
石井のこの試合初めて与えた四球を足がかりにヒットで繋いで1死1塁3塁の場面。ここで箕島セカンドのキャプテン上野山が何でもないと思われたゴロを本塁封殺を焦ったのかまさかの適時エラー。試合開始前の段階で40度近い高熱にうなされていた上野山、地元有田から掛かり付け医を呼び寄せ、解熱とビタミンの注射をして強行出場しているのだ。時折意識がもうろうとするなか2回にセカンドゴロを処理して以降打球が来なかった。そして久々に飛んできた打球がこの12回、まさに痛恨の1球である。
箕島内野陣がマウンドに集まる。延長12回表、1点を失いなおも1死1塁3塁のピンチが続く絶体絶命の場面。迎える星稜の打者は3塁手の若狭、今日ここまで無安打3三振と良い所がない。箕島相手に1点差では心もとない。当たってない打者若狭ということもあり是が非でも追加点が欲しい星稜山下監督は初球にスクイズのサインを出す。しかしこの乾坤一擲のスクイズを箕島バッテリーは難なくウエストして3塁走者を封殺。返す刀で若狭を三振に切ってとり最少失点の1点で切り抜けるのであった。
余談ですが恐らくワイの覚えている限り、嶋田⇔石井の箕島バッテリー相手にスクイズは決まった事がない、はず。軟投派の石井をリードする嶋田のインサイドワークはそれほど抜群だった。捕手としては、緩急が大事なアンダースローの石井を巧みにリードするインサイドワークはもちろん、地を這うようなセカンド送球で見せる強肩を完備し、打者としても好機に滅法強いプルヒッターで長打力もある。走れば1番打者を任されるほど俊足で、バントやエンドラン、右打ちなど小技もお手の物と間違いなく強打の誉れ高き箕島打線の中核をなす選手で全く非の打ちどころがない。
こうして箕島がピンチを最少失点で凌いで迎えた延長12回の裏、打順は8番、9番の下位打線から。
走者を置いて1番嶋田に回せば何とかしてくれると思っていたのだが堅田の投球が相変わらず冴えている。あっさり2アウト。センバツ王者箕島がついに土俵際に追い詰められてしまう。春夏連覇の夢がここでついえるのか・・。
後がない打席に向かうのは箕島打線で一番頼れる男、嶋田宗彦。打席に向かいかけたが一度ベンチにもどり尾藤監督と言葉を交わす。後のインタビューなどで明かされた会話の内容は「監督、ホームランを狙ってもいいですか?」だった。4番北野にもバントを命ずるなど、普段は徹底したチームバッティングを旨とする尾藤監督も思わず「よっしゃ、思い切って行け」と答えたという。
嶋田は後日「本当にHRを狙っていたわけじゃなく思いで作りで言った」と明かしている。そう言っておいてHRが打てればヨシ、仮に凡退でも思い出に残ればそれもヨシ。誰もが緊張するであろうこの場面だが、当の嶋田は冷静そのもの。思い出作りのあとは自分のペースを守ってややゆっくりと歩いて打席に入ると投球モーションを起こそうとする堅田を左手で制して足元を踏み固め、ヘルメットのヒサシに軽く手をやってからおもむろにバットを構えた。カウントはワンストライクノーボールからの2球目、カーブがアウトコース高めから真ん中に吸い込まれるように入ってくる。完全な失投。これを見逃すような嶋田じゃあない。瞬時に反応するとバット一閃、打球はあっという間にレフトのラッキーゾーンに飛び込む起死回生の同点ホームラン。右手のグローブを折るように腰にあて悔しそうに打球の行方を見やる堅田、多少笑みを浮かべた山下監督。3塁を回ったところで一瞬相好を崩したようにも見えたが淡々とホームに向かう嶋田。日焼けした顔で恰幅が良く、まるで土建屋の社長のような尾藤監督は満面の笑みで嶋田を迎えるのだった。
12回終了 星2-2箕 試合はまだまだエピローグに過ぎない・・・。
延長13回は両投手が踏ん張り両軍三者凡退。それにしても堅田の精神力の強さはやはり並じゃない。延長12回裏2アウトから同点HRを打たれ、13回裏の箕島は強力中軸打線である。試合巧者の箕島、流れが傾いてもおかしくはないのだが何事もなく凌いでしまう。
しかし14回裏、箕島が機動力を駆使してチャンスメイク。6番巧打者森川のヒットを足がかりに、送りバントで2塁で進むと、ここで星稜内野陣の意表を突くディレードスチール。一気に1死3塁としてみせる。
※ディレードスチール・・・・この場合はセカンド走者がわざと大きく飛び出し、投手が2塁牽制を投げると同時に3塁に向かってスタートを切る。2塁から3塁へ転送する間に走者が進塁を完了させれば盗塁成功。
ここで攻撃側は普通タイムをとる。走者のユニフォームついた泥を落とすなど、理由はいくらでもある。しかし、ディレードスチールが的中して掴んだサヨナラの好機に箕島も次の場面を急いでしまった。歴戦の猛者である尾藤監督ですらいつどのカウントでスクイズを仕掛けるのか、それだけを考えていたという。その間隙を縫うように星稜の3塁手若狭は小走りにマウンドに向かうと堅田のグラブに球を入れた・・・・フリをした。何食わぬ顔で3塁ベースに戻り堅田に声を掛ける。守備の指示だせよ~。堅田はボールを持っていないのでマウンドには上がれない。プレートに触った瞬間ボークでサヨナラ負けだ。マウンド後方でショートに守備位置の指示を出す。次いでセカンドに・・・と思った瞬間3塁走者の森川がリードを取った。その背中に若狭がタッチする。タッチアウト。隠し玉成立。箕島が王者らしからぬ隙を見せ一瞬にしてサヨナラのチャンスは潰えたのだった。
延長15回は両軍無得点。
続く延長16回表、星稜は若狭から。打席ではスクイズ失敗に4三振と良いとこなくここまで来ていたが、14回の守備で隠し球を成立させている。石井の投球数は既に200球を超えてきており、精密機械のような制球力に若干の狂いが生じている。スッポ抜けたような投球が時折混ざってくるのだ。ロージンを念入りに指先につけて薄氷を踏むような我慢の投球が続く。この回星稜打線は1死からの死球を足がかりに安打で繋いで1塁2塁のチャンスを構築。6番1年生の音は投前ゴロに倒れるも左打席から必死の走塁で箕島内野陣に併殺を許さない。堅守の箕島にしては珍しい併殺崩れとなってチェンジのはずが2アウトで1塁3塁となおも星稜のチャンスが続くと次打者7番キャプテン山下の打球はやや詰まりながらもライト線ギリギリに落ちる右前適時打となる。三度均衡を破ったのは星稜。
この場面、箕島は1点を失ったものの、ここでも鍛え抜かれた冷静な守備力が光った。この山下の適時打、ラインギリギリに着地した打球には変則回転が掛かっており大きくファイルゾーン側にバウンド。並みの外野手なら後逸してもおかしく無い打球だったのだがライト久保がうまく抑えて処理。1塁走者音のホーム生還を許さなかったのだ。これが大きかった。隠れた大ファインプレイである。続くピンチは石井渾身の投球で三振に切ってきりぬける。球数200球を遥かに超えて250球が迫るなか、流石に疲れが見えるもののここ一番での制球力は健在。しかし箕島はまたも1点を追う立場となり16回裏を迎える。
この回の先頭は4番北野。しかしこの日の北野は堅田の投球に翻弄されていてテレビ越しに見ていても全く打てる感じがしなかった。案の定内野ゴロに倒れ1死。続く5番上野は粘ってフルカウントに持ち込むものの虚を突かれたような大きなカーブに全く反応できず見逃し三振で2死。延長16回の裏、絶対に四球は出したくない場面で3ボールから平然とボールゾーンからストライクゾーンに変化してくるカーブを投げ込む堅田。実に見事と言うほかにない。
箕島はまたもやツーアウトランナー無しという瀬戸際に追い詰められた。
打席には6番2年生の森川。箕島高校野球部に入りたい(プロに注目されたい)がために夜間部に通って高校野球を続けているという苦労人。この日猛打賞で箕島打線の中においては一番堅田に合っている。とりわけミート力は素晴らしく、2年生ながら強豪箕島のセンターでレギュラーを張っているだけのことはある。
しかし裏を返せば長打力には疑問符がつく打者である。頼む、何とかつないでくれ、というのが箕島ベンチの偽らざる気持ちだっただろう。
その初球は高めに抜ける真っ直ぐ。序盤から効果的に配球されている釣り球である。思わず・・・・というよりむしろマン振りで打ちに行く森川。彼のイメージとは裏腹に打球は力のないファーストファウルゾーンへの飛球になる。
絶体絶命・・・・いや万事休す・・・・か。
北陸の雄星稜が大番狂わせを起こし、王者箕島春夏連覇の野望はここに潰えた・・・・はずだった。
打球をみて箕島ベンチでは石井、上野山を筆頭にベンチを出て整列に向かいかけた。敗者が勝者を待たす事は許されない。勝者が作る歓喜の輪が解けるのを敗者は先に整列して静かに待つ。それが高校野球で破れ去る者にとって最後にできる最高の美学なのだ。
星稜1塁手は加藤。両手を拡げながら素早く落下地点に入り、今まさにウイニングボールを捕球せんとしたその瞬間、突然転倒してしまう。この大会から内野ファウルゾーンの土の部分に人工芝が敷かれており、そのために出来ていた地面と人工芝の段差に左足を引っ掛けてしまったのだ。悔しそうに転がる打球を見つめる加藤。その背中にむかって堅田は左手を上げてドンマイと言ったように見えた。
実際ドンマイなのである。状況は依然としてツーアウトランナーなし。カウント2ストライク0ボール。1塁ファウルフライを捕球できなかったとしても星稜絶対有利の状況は動かない。整列して校歌を歌うのがちょっとだけ遅くなっただけ。普通はそう思う。
一方、九死に一生レベルの命拾いをした打者森川。次の球を見送ってボール、ファウルでカウント2ストライク1ボールとする。ヘルメットに手をやり素振りをして待ち構えた5球目のストレート。やや高めに来たそのボールに森川のバットが鋭く反応。ジャストミートされたその打球はまたもレフトの頭上へ一直線。そのままグイーンと伸びてラッキーゾーンを飛び越えてレフトスタンドに着弾する同点ホームラン。
まさにこれぞ値千金ってやつなのだ。
箕島はまたもや1点ビハインド、ツーアウトランナー無という断崖絶壁の死地から、右打ちの達人が放った起死回生、究極の一振りで鮮やかに脱してみせた。作家の阿久悠はこの場面を評して1度なら奇跡というが、奇跡は2度ない、と言ったが、やはりこの箕島の勝負強さ、土壇場の粘り腰はあの阿久悠を以てしても形容しようもない出来事であった。
こうして延長17回に突入するもここは両投手踏ん張ってお互い無得点。
いよいよ最終18回の攻防に突入する。
18回表、星稜この試合最後の攻撃。2本のヒットで2アウトながら1塁2塁と石井を攻め込むとこのチャンスにまたもキャプテン山下がセンター前にヒットを放つ。星稜勝ち越しかと思われたが、センター森川がこの打球に猛チャージをしかけセカンドランナーは自重しサードストップ。2アウト満塁とする。ここで星稜ベンチが動き代打左打者の久木を送り込むが箕島バッテリーはあくまで冷静。アウトローの出し入れで2-1と簡単に追い込むと、4球目は左打者久木の外一杯へ糸を引くようなストレート。
一瞬の間があってのボール判定に場内はどよめきマウンド上の石井は左手を腰に当てて思わずニヤリ。そこから間髪いれず5球目、またもやアウトローへ渾身のストレート。今度は思わずバットが出てしまう久木。空振り三振である。
これでこの試合で星稜の勝利はなくなった。引き分けか負け。箕島はグッと楽になり、星稜にはかなり重い状況となる。球数250球を超え気力で強打の箕島打線に対峙してきた堅田だが勝ちがなくなったことで多少気持ちが萎えてしまったか、制球を乱し先頭辻内に四球を与えてしまう。上野山はバント失敗で1アウトもここまで無安打に抑えてきた4番北野にも四球を与え1塁2塁。次打者の5番上野が堅田のストレートをレフト前に運んでセカンドランナー辻内が長躯ホームイン。箕島が18回に及ぶ激戦に決着をつけるサヨナラ勝利でのちに最高試合と称される熱闘は幕を閉じたのだった。
といったわけで基本記憶ベースで書いているので選手の名前など誤りもあるかもしれんけど、この試合がワイを高校野球にはめ込んだ最大にして最高の試合の雑感であるw
ワイはもちろん後年の横浜対PL学園の延長17回や早稲田実業対駒大苫小牧の延長15回再試合もフルで観戦してます。いずれも甲乙つけがたい好ゲームであったものの、どうしても歴代最高試合は何か?という質問があれば箕島対星稜に一票投じてしまうんです。
基本的にワイは、延長戦ならスコアレスではなくロースコアでせめぎ合う展開が好きなのよ。
それと横浜対PL学園は冷静に見ると両校の実力差が結構あったのでPL学園の粘りは凄かったけど正直横浜に・・というか松坂に勝てるとは思えなかった。延長に入ってPL学園が星稜のように先行する形を作れれば面白かったんだろうけど、PL学園は得意の後攻めを選択したからそれもできないし、かと言って横浜が5回に2点差を追いついて以降、PL学園は得点したイニング以外ほぼ走者がでてないので延長戦になってからはサヨナラの雰囲気があまりしなかったからね。
(※誤解を招かないよう補足すると、決してこの時のPL学園が弱いというわけではなく横浜が強すぎた。もし横浜がいなければPL学園が優勝していたと思う)
(※なお全く個人の意見ですがこの年の横浜のベストゲームはこの翌日に行われた準決勝の明徳義塾戦である。異論は認めるw)
早実対駒大苫小牧は勝敗がどちらに転んでおかしくなかったんやけど、両投手の踏ん張りでスコアが膠着しすぎた。そもそも際どい判定が悉く偏っていたように感じて興ざめしたような読後感があったりする・・・。やや忖度しすぎたような気がしますね(個人の意見ですw)
タイブレイクが導入されるとこんな延長戦の名勝負は二度とお目にかかれないからなぁ・・・。(遠い目)
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