
今日は選抜甲子園1回戦では注目カードの多い一日でした。3試合とも力の入る展開で、高校野球のすばらしさを改めて感じさせてくれましたね。
第1試合 市立和歌山(和歌山) 対 県立岐阜商業(岐阜)
第2試合 智辯学園(奈良) 対 大阪桐蔭(大阪)
第3試合 広島新庄(広島) 対 上田西(長野)
まず第1試合では今大会ナンバー1右腕 市立和歌山の小園健太が登場。県立岐阜商も鍛治舎のおっさんの指導の元、超攻撃型のチームになって古豪復活。就任早々県立高校を甲子園に導くなんて鍛治舎のおっさんは疑いようのない名将なのは認めるわw
その県立岐阜商はユニフォームを例によって黄色ソックスのパナソニック風という鍛治舎のおっさんが前に監督していた秀岳館でもおなじみの派手なタイプに変えて登場。ワイのようなオールドファンからすると伝統のGIFUSHOユニフォームが良かったんですがねw
鍛治舎のおっさん、選手の指導おそらく良いんだろうが服装の趣味は悪いと言わざるを得ないなw
試合の方は県立岐阜商相手に小園が圧巻の投球を披露しました。打席途中での代打など岐阜ベンチ鍛治舎監督からの揺さぶりをものともせず見事9回を完封。
県立岐阜商 000 000 000 0
市立和歌山 000 000 001x1
というわけで市立和歌山のサヨナラ勝利です。市立和歌山は打線がカギを握るかなぁ。
県立岐阜商の先発左腕松野投手もよかったけど、それでも1点で最終回までって感じでもない気もするしなぁ。とはいえ小園が元気なうちはそうそう負けないでしょう。前エース赤羽陸も好投手だと思ったけど、小園はスライダーの制球が抜群に良いですね。ランナー背負った場面でもスライダーで三振奪えますもんね。150km/hのストレート持ってるとついストレート押ししたくなるもんなのですがね。
第2試合は誰にでもわかる注目の一戦。近畿大会決勝戦の再戦ですね。智辯学園対大阪桐蔭という決勝戦でもおかしくない組み合わせです。大阪桐蔭の注目は左腕松浦と右腕関戸の150km/hコンビですね。関戸は明徳義塾中学から大阪桐蔭へ一般入試を経て入学した(明徳義塾中から明徳義塾高に進学しない場合は中退になるので公立中挟んでいますが)という注目株。中学時代から注目を浴びる存在でしたが、四国では高知森木と双璧と言われたりしたので大阪桐蔭への進学は結構センセーショナルでした。
試合の方は大阪桐蔭松浦の立ち上がり、変化球の制球に苦しむところをつけこんだ智辯が一気呵成の攻めで4点を奪い主導権を握りそのまま押し切るという横綱相撲で見事に打倒大阪桐蔭を果たしました。無死の走者がでると無条件に送りバント、という作戦は採らずエンドランを絡め、コツコツ1点を奪うより大量点を狙う作戦でした。
相手は大阪桐蔭の強力打線ですからね。コツコツ点を重ねても一気にひっくり返される危険が常に付きまといます。それなら一気に得点を奪いに行くのもアリ。僅少差の試合では不利とみて、正面からの殴り合いを挑んだのかと思いましたが、見事に小坂監督の作戦的中でした。。
大阪桐蔭は8回表がターニングポイント。2点差としてなお1死1塁3塁で上位打線に回ったのですが、1番打者野間の打球は完全にとらえたものの1塁へのライナーとなってしまい走者戻れずダブルプレー。ここで流れが切れたかな。9回にも併殺があってチャンスを逃して万事休す。大量点差をあきらめずに追い上げた打線の迫力はさすがだったのですがね、さすがに失点が大きすぎたかなぁ。
大阪桐蔭 000 002 130 6
智辯学苑 400 003 10x 8
智辯は先発西村が4回終了までヒットを許さない気合の投球。4点差もあって強気に攻めることができたのも好投を呼び込みましたかね。大阪桐蔭は得点した後にすぐ失点と流れに乗れなかったですね。
第3試合は広島新庄対上田西。上田西は北信越大会準決勝で星稜に勝って選出されています。打線は強力。一方新庄は中国大会優勝の実力校。好投手2枚を揃えて攻守にレベル高いですね。試合の方は投手戦。花田→秋山継投で抑え込む広島新庄に対し、上田西はエース左腕山口が抜群の投球。スライダーとストレートの腕の振りがいいんでしょうね。空振りもストライク投げるのも自由自在といった感じでした。四球もほぼなく初回に与えて以来ずっと無四球だったかな。試合の方は両チームの投手が好投してテンポよく進みお約束の延長戦へ。
12回裏は2死から瀬尾のセンター前でチャンスを作ります。とはいえ2アウトだったのですが、上田西外野陣は前進守備を敷きます。この場面は2死1塁です。1塁走者をホームに返すとサヨナラ負けなので外野は頭を越えられないよう最悪でも3塁で止めることができるよう定位置かやや深く守るのがセオリーなのですがね。おそらくベンチからのサインの伝達ミスですね。NHK解説の杉本さんが、外野は守備位置を戻さないと危ない、と指摘した直後。先発で好投した主砲花田の放った打球がライトの頭を越えてサヨナラ決着でした。定位置にいれば楽々捕球できた当たりだっただけに上田西からすれば惜しかった場面ですね。
上田西000 000 000 000 0
広新庄000 000 000 001x 1
今日は全試合熱戦という神日でした。
HDD消さないと明日の録画ができないのが悔やまれる…w
Posted at 2021/03/23 22:05:53 | |
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