ある日の出来事を書いてみた

それは土曜日の朝の事だった。

いつもの通勤なら退屈なあの道も

休日になるといつもと違う顔を見せる。

それはある目的地へ向かう

とんでもないモンスターマシンが現れるからだ。

俺は左車線をゆっくりしたペースで流す。

自ら追いかける事はしない。

たとえ追いついた相手とバトルしても

その時点ですでに勝負はついている。

それが理由だ。

しかし今日に限ってバトルの相手が現れない

もうだめかと思いつつクルマを走らせると

最後のトンネルの手前で１台のマシンが追い付いてきた

ちょっと古いスカイラインか？

いや待て。

グリルは他グレードの物に交換され

リアスポイラーも外されているが

低く構えたその姿。

明らかにに何かが違う。

他の奴は誤魔化せても俺の目だけは誤魔化せない。

そう本物だけが持つオーラだけは隠しきれない。

間違い無くＲだ。

そしてトンネルに入るとそれは確信に変わった。

響き渡るエンジン音と排気音。

やはりとんでもないモンスターマシンに間違いない。

そしてトンネル出口で横に並ぶと

奴はニヤリと笑ったように見えた。

この先の料金所までの２㎞は

超高速コーナーの連続だ。

路面がフラットなのでとにかく踏めるのだ。

そしてオールクリアー。

俺のマシンはスピードメーターの針が

振り切ったまま動かない。

もうこれ以上は踏めない。

だが奴のマシンはそんな俺をあざ笑うかのように

更に加速する。

完敗だ。

コーナー３つ目で視界から消えた。

だが最後まであきらめてはいけない。

奴と目的が同じならば

必ずもう一度追いつけるはずだ。

そう料金所の先のパーキングに必ずいるはずだ。





あ～すっきりした。

またここでまた横に並ぶとは奴も想像してなかっただろう。

さてここは何処だろ？？


もちろんフィクションですよ～♪