あんどれのブログ一覧

かなり引っ張りましたが、ようやく最後です。
少し長いですがご容赦を。


とにかくアニキの後ろにピッタリ付くことができた。
２コーナー以外はだいぶ離されないようになった。
抜けないまでも後ろからプレッシャーを掛け続ける。
５周目くらいからアニキは引き離せないと考えたのか、
ブロックラインを取り始める。

もともと、アニキのミス待ちしか勝ち目が無い。
ビタビタに後ろについて、さらにプレッシャーをかける。
何度かアニキはブレーキロックするようになった。
しかし、抜くことはできない。
周回を重ね、ここまで煽りまくったのなら、抜けなくても満足だと思い始めていた。
だが、ついにアニキがアトウッド(バックストレート前のヘアピン)でオーバースピード。
インから1m以上も離れている。
さらにコーナー出口は急な上り坂なのでスピードが乗っていない。

ピッタリ付いて立ち上がり、ストレートの中間ぐらいでスリップストリームに付く。
ハッキリと前車に引き付けられるのを感じる。
あわてて右からアニキの車を抜く。

喜んだのも、つかの間、今度はこちらにプレッシャーがかかる。
後ろを見ることもできず、ブロックラインをとる余裕も無く、
ただ、ミスをしないように、だけしか頭に無い。
しかし、予選からずっとアニキの後ろを走ってきたので適正スピードがわからない。
案の定、最終コーナーにオーバースピードで侵入した。
チョンブレが弱すぎてオーバースピードに気が付いたときにはコーナーの途中だった。
ハンドルをこじらず、アウトに行き過ぎず・・・必死で車をコントロールする。
左タイヤが砂利に入っただけで持ちこたえた。
ほぼスピードを保ったままコースに戻る。
後ろを見る余裕も無くアクセルをベタ踏みする。
そこでようやくコントロールタワーでチェッカーを振っているのに気が付く。
アニキを抜いたのはラストラップだった。
そのままトップでチェッカーを受けることができた。


ナンバーが見えそうなので画質を落としています。





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謝辞

レースの日までに車を仕上げてくれたAQUAの竹市代表、松本メカに感謝です。
レース主催のラストラーダさん、
サーキットを運営の岡山国際サーキットの皆さん、
同じピットで楽しませていただいたユニオン機工のみなさん、
ありがとうございました。

そしてなにより、合計13周も後ろにつかれて、走り方を教え、
最後に恩をアダで返されても愚痴ひとつ言わない?そんなアニキに感謝です。