4灯ヘッドライトLED化してデビュー
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
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10年ほど前にオークションで落とした4灯ヘッドライト。
おそらくシルクロードというメーカーの製品だと思うが、純正のように密閉した構造ではなく、水や風をエンジンルーム下に逃がす考え方のため、付け方使い方によっては金具やネジが錆てしまうようだ。
またHID仕様のため大きなバラストを設置しないといけないがこれもサビている。
エンジンルーム内にサビを持ち込むのが嫌でお蔵入りしていたが、先頃、純正ヘッドライトのハイビームを流行りのポン付けタイプLEDに交換してみたことで、LEDバルブを使えばHIDに頼らずとも充分な光量があり、手軽に4灯ヘッドライトを蘇らせることが可能だと思った。
この4灯ライトは全部同じH7仕様のランプが四つ。H7ならポン付け可能な小型LEDバルブが何種類か出ている。
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買い揃えたモノはこんなとこ↑
「業界最ちっちゃ!」を謳うSUPAREE LEDバルブは純正ハイビームにH1タイプを使用してみて光量、性能ともに大満足なのでこれを四つ買っても良かったが14,000lmのこれより数百円高いだけのNISEKOのが14,800lmということで試してみることに。
NISEKOはロービーム/ハイビームと謳っていたが、発光部を左右ではなく天地方向に合わせて挿入するとピッタリの切り欠きが留め具に付いていた(左右向きに合わせると傾く)。ハイビーム向き?ということでこちらをハイビームに使う。
エーモンの5ミリLEDは車幅灯用。シルクロードのランプユニットは特殊な形状の極小LEDをランプを使っていて入るのはこれしかなかった。
防水用のハウジングシールキャップはもしもLEDバルブの後端部分が大きくて元から付いていたゴム製キャップに入らない場合に備えて頼んでおいたが、どちらのバルブも充分に小さくて必要なかった。
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SUPAREEとNISEKO
9V電池に繋いで点灯試験の際に大きさを比べてみる。
「業界最ちっちゃ!」を謳うSUPAREE(左シルバー)よりNISEKO(右黒)の方が小さく感じるのは僕だけ?黒で引き締まって見えるからかな?
ほぼ同等の小ささと言えます。
あと大事なことですが、これら最新のLEDはどちらも+−の極性フリーで配線作業で緊張する必要はありませんでした。
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車幅灯
元はこんなふうに加工されたLEDライトが付いていた。ゴムの弾力でランプユニットに押し込んで固定する。
ランプのレンズ外周のリフレクターに光が拡散するように2灯のライトが左右を向いている。
このまま使えたら良いが2灯の片方が切れて点灯せずエーモンの5ミリLEDに交換する。
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エーモンの5ミリLEDは被覆が固くて左右に曲げると断線しそうなのでこのままランプ内に挿入する。まっすぐ突き出てるだけだとホタルの光みたいになるかも…
箱に「クルマいじりをもっと楽しく‼︎」と書かれている(笑)
関西(兵庫県)の会社エーモンって「エエ(良い)もん(物)」という意味だろうけど本当に良品を安価で提供していてクルマいじりの強い味方ですね。
これは旧式のLEDで+−の極性の注意が必要でした。
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今回LEDバルブが充分小さくて使わなかったがこのシーリングカバー、よく考えられてます。5ミリ刻みで段差が付いていて、段差で切って好みの直径が得られる。
今回LEDバルブ導入の結果に大満足だったので純正ヘッドライトユニットのロービームもLED化するときに使おうと思う。
ダイソーの折りたたみコップを使う方が多いみたいですね。
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ランプユニットを掃除。錆びていた取り付けステーにはサビキラープロ(シルバー)を塗布。再利用するスプリングやナット類にも防錆処理を施した。
でも組み付けの段階で気になり最終的にワッシャーやナット類は全部ステンレス製の新品に交換した。
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さらばバラスト
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完成。
純正(改造)ヘッドライトユニットと並べてみた。
4灯ユニットの塗装は自家塗装(アクリル)をしてからお蔵入りしていたが、もう何年も経って完全硬化しているから大丈夫だろうとウレタンクリアを上塗りした。
ロービーム(外側)の穴にはクロームのカッティングシートを貼った。丸目2灯風の見栄えを狙ったのと、照射範囲が狭くなりがちというLEDバルブの弱点を補うリフレクターの効果も期待している。
でも雨のかかる場所だし持つかなあ。剥がれて来たら取っ払う。
純正改ユニットは、殻割りしてインナーをブラックに塗装、プロジェクターレンズにメッキリングを装着している。
これはこれでとても気に入っているし車検も確実に通るだろうからこっちも大事にしよう。
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車検などで頻繁にヘッドライトユニットを交換することを想定して今回、ロービーム、ハイビーム、スモールの全配線を10センチほど延長してカプラーを増設しておいた。
この作業のためにカプラー、ギボシ端子の他に電工ペンチも買う必要があった。
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光軸調整
車検の基準値ってよくわからないからとりあえず純正ハロゲンのカットラインをマスキングテープで壁に貼ってそれに合わせた。
でも実際走ってテストしてみたら「爆光」のLEDはハロゲンより数段明るくて他車に迷惑なように感じられたので少し下げて調整した。それでも明るい。
シルクロードの光軸調整は手が入るところにある3本の蝶ナットを回して上下左右のスプリングの長さを変えて調整出来る。簡単。
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ロービーム(左)SUPAREE 14,000lm 6,500k
ハイビーム(右)NISEKO 14,800lm 6,000k
正直言って明るさも色も互角と感じる。
ロービーム側が明るいように写っているがこれはメッキカッティングシートの効果かな。
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車幅灯 エーモン5ミリLEDライト
これも自作カッティングシートリフレクターの効果か蛍の光にはならずほんわりと明るくてイイ感じ。
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妻にカプチの弟分パサートを運転してもらってタンデム走行し光軸の具合を確認した。
2台並べると、同じ自動車なのにこのサイズ感の違いに苦笑してしまう。
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4灯ヘッドライトではエリートsplのもカッコいいが、このシルクロードのはオーガニックな曲面を描いており、お気に入りの木村自動車商会フロントバンパーの曲面とイイ感じでマッチする。
思い描いている「ベイビーTVR」のイメージに近づいて来た♪
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オマケ情報
今回買った蝶ナットの余りを前輪インナーフェンダー内のヘッドライトを固定する6ミリボルトに使ってみた。
あそこの2発、特に上のナットってホントに付け外しが大変ですよね。
でも、あのナットってレンチを使うほどの締め付けトルクが要りますか?蝶ナットで充分だと思う。
これなら少しハンドルを切ってネジ一本、ナット一個外すだけで片手がインナーフェンダー内に入るのでラクラク作業できます。
上のほうのネジは締め付けの最後の2周くらいで蝶の羽根とフェンダー内部の出っ張りが干渉しますがワッシャー1枚、緩み止めワッシャー1枚をかますとピタリとおさまります。
頻繁にヘッドライトユニットを脱着する方はお試しあれ。
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