インタークーラー冷却ファンの取付
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
インタークーラーカバーに冷却ファンをプッシュ風向で取付けて停車時インタークーラー周辺の温度上昇を抑える様にしました。
冷却ファンはデジタル温度コントローラーでインタークーラー周辺温度を監視して設定温度でON/OFFさせています。
インタークーラーエアダクトとの兼合いでラジエター用10インチ丸型電動ファンでは高さ(60mm)があるので簡単に取付けが出来ないため、今回は電子機器冷却用120mm/25mm厚DC12Vファンを4個付ける事にしました。
ファンの電気的仕様は+12V/0.5A/2,300rpmで4個なので消費電流は2Aになります。
機械的仕様はデュアルボールベアリングタイプで耐久性6万時間みたいです。
2
インタークーラーカバー周りはアルミ粘着テープを貼って見栄えを良くすると共に多少の熱吸収効果を期待しました。
4個の冷却ファンは上下金属ガード、連結金具、ゴム足等を付けて4隅ゴム足根元とインタークーラーカバーのハニカム穴に針金で固定しています。
3
温度センサーは金属筒状で左前付近インタークーラーフィンの上に乗せています。
なお温度センサー配線、冷却ファン配線は熱収縮チューブや自動車用布テープで120℃耐熱処理をしています。
4
4本の配線はインタークーラーカバーのハニカム穴から裏側を通して左上下方向から中継コネクターを経由して、ブレーキオイルタンク右側からエンジンルーム奥モール隙間を通し左方向へ配線しています。
5
この辺りからフロントフェンダー内部へ配線を回します。
6
フロントフェンダー隙間から配線を出してドア配線用防水ゴムカバーに切込みを入れて通します。
7
ドア配線コネクター下左側の穴から車内に配線を通します。
8
シフトレバーパネルまで配線し更に中継コネクターを付けてデジタル温度コントローラーへ接続します。
デジタル温度コントローラーは灰皿を撤去して1mmブラ板を穴加工してカーボンシートを貼ったパネルに取付けました。
9
デジタル温度コントローラーはAmazonで2個セット1,500円弱の物を使用しました。
温度センサー -55℃〜+120℃、精度0.1℃、赤LEDは実温度表示、青LEDは設定温度表示、電源+12V、1回路制御リレーは12V/20A
※設定温度は電源OFFでも保持されています。
※制御リレーON時は設定温度+2℃、OFF時は設定温度で動作します。
Resetボタン長押しで電源が切れリレーOFFとなりエンジンOFF⇒ONで再動作します。
10
冷却ファンはAmazonで5,000円弱の120mm角型ファン4個セットで専用配線やACアダプターが付いています。
用途が電子機器等の冷却に使用する物ですのでエンジンルーム内部では防塵/防滴/高温の耐久性に不安が残ります。
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冷却ファン4個の電源ケーブル類は全て使用せず、冷却ファン電源赤黒配線を収縮チューブで保護してフレームにホットメルトグルー(溶け出す事があるので耐熱接着剤が良い)で固定しました。
付属品は金具やゴム足類だけ使用しました。
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インタークーラーエアダクトを取付けて左側から見た所です。
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インタークーラーエアダクトを取付けて正面から見た所です。
冷却ファンの風切音はエンジン音の方が大きいのであまりわかりません。
冷却ファン動作時にエアダクト前のエア導入口に手を当てるとエアを吸ってる感触はわかります。
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インタークーラー温度(赤LED)は高速走行、街中走行いずれも走行中はAMB+2℃以内で安定しています。
コントローラーの設定温度(青LED)はSETボタン長押しでLEDが点滅したら↑↓ボタンで30℃にしました。
十分に暖まった状態で停止するとインタークーラー温度は徐々に上がり始めAMBが30℃で65℃まで上昇しますがその後は冷却ファンと自然風の効果であまり変動はありません。
なお試験時120mmファン2個1,500rpmではAMBが29℃で78℃まで上昇していました。
これから更に暑い夏がやってきてAMBが40℃とかになるとどれぐらいのインタークーラー温度になるか注目です。
1時間半走行後、30分エンジン停止で駐車
(晴れ日陰多少風あり)
AMB 29℃
エンジン始動時 80.0℃
アイドリング3分後 63.6℃
アイドリング5分後 62.5℃
アイドリング7分後 61.8℃
アイドリング10分後 61.0℃
以後も上昇する事はなくやや下がる程度
1時間半走行後、30分エンジン停止で駐車
(曇り風なし風あり)
AMB 24℃/冷却水温 88℃
エンジン始動時 84.5℃
アイドリング3分後 63.2℃
アイドリング5分後 62.7℃
以後も上昇する事はなくやや下がる程度
AMB 35℃
アイドリング時 70.5℃
晴れ風なし
AMB 32℃
駐車時間 20分
冷却水温 86℃
エンジン始動時 94.6℃
3分後 75.5℃
5分後 73.5℃
15
その後、ファン制御リレーを追加してコントローラーはこのパワーリレーをON/OFFさせる事にしました。
IG電源はグローボックス裏のヒューズボックスから取りましたが、バックカメラにファン動作ノイズが乗っていたので別の場所から取り出す予定です。
ファン本体はこのパワーリレーでIG電源をON/OFFしています。
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