
ずっと自粛生活の中久しぶりの休みにて寺社巡りに行きました(笑)
といっても地元埼玉県を☆
今回は川口市方面に行ってみました。
最初はこちら。

山門。

埼玉県さいたま市緑区、天台宗別格本山宝珠山十輪院吉祥寺です。
ちなみに天台宗の
1995(平成7)『天台宗寺籍簿』によると、
天台宗延暦寺派の寺格には、門跡寺、別格大寺、準別格大寺、別格寺、準別格寺、特別寺の6段階があるそうです。
総本山と一般寺院を合わせると8段階となるみたいです。
別格大寺以上は「大本山」、特別寺以上は、「別格本山」を名乗っているようだが、基準はよく分からないらしいです。
総本山は、もちろん比叡山延暦寺です。
門跡寺は、江戸時代、皇族貴族が入寺して朝廷より門跡を名乗ることが許された寺院のよう。
①滋賀院門跡
②妙法院門跡
③三千院門跡
④青蓮院門跡
⑤曼殊院門跡
⑥毘沙門堂門跡
⑦日光輪王寺門跡
⑧上野輪王寺門跡
の8寺。
ただし、滋賀院門跡の門跡号のみは1885年(明治18年)に新たに許可されたものだそう。
別格大寺は、
①寛永寺
②中尊寺
③善光寺大勧進
の3寺。
寛永寺は前にブログにしましたが、江戸時代は延暦寺に匹敵する権威を誇った寺院。
中尊寺は金色堂によって現代に伝える奥州天台宗の拠点であった寺院。
善光寺大勧進は、庶民の支持の篤い善光寺信仰の中心である善光寺を支える寺院。
この3寺は訪れている。
準別格大寺は、関東地方の古寺が多い。
①惣宗寺(群馬県佐野厄除け大師)
②喜多院(埼玉県川越大師)
③毛越寺(岩手県平泉。こちらを含め世界遺産)
④深大寺(東京都調布市厄除け三大師)
⑤瀧泉寺(東京都目黒区目黒不動尊)
⑥真光寺(群馬県渋川市あじさい寺)
⑦長楽寺(群馬県太田市世良田東照宮別当)
⑧千妙寺(茨城県筑西市、台密三昧流の拠点)
の8寺である。
今改めて考えると意外と全て訪れていることに気付く(笑)
別格寺は、
①大山寺(鳥取県大山町)
②正覚院
③正観院
④恵心院
の4寺である。
正覚院、正観院、恵心院は比叡山の一山寺院であるが、それぞれ東塔、西塔、横川の各地区を代表する学頭寺院である。そのなかに1寺だけ大山寺が混ざっている理由はよく分からない。
寺社巡り26年以上しているのだがこれらは遠くて全て行けていない。
もちろん総本山も(..)
次に、準別格寺は
①円教寺(兵庫県淡路市「西の比叡山」)
②吉祥寺(埼玉県緑区、今回訪れた寺院)
③大慈寺(栃木県岩舟町、六所宝塔で有名)
の3寺である。
最後に特別寺は、
地方的な有名寺院が多く、22寺のうち13寺が関東地方であるもよう。
せっかくだから関東だけあげましょう。
①中院(埼玉県川越市、日蓮旧跡、関東天台宗の中心寺院)
②安楽寺(茨城県常総市、大生郷天満宮の神宮寺)
③金蔵寺(神奈川県横浜市)
④興禅寺(神奈川県横浜市)
⑤天王寺(東京都台東区、元日蓮宗不受不施派)
⑥円融寺(東京都目黒区、元日蓮宗不受不施派)
⑦笠森寺(千葉県長南町、通称笠森観音)
⑧天龍寺(埼玉県飯能市、子の権現)
⑨不動寺(埼玉県狭山市、通称狭山不動、西武グループ堤義明氏創建)
⑩泉福寺(埼玉県桶川市)
⑪常光院(埼玉県熊谷市、元三大師)
⑫大光普照寺(埼玉県神川町、通称金鑚大師、金鑚神社神宮寺)
⑬東耀寺(茨城県石岡市)
狭山不動尊は非常に珍しいお寺である。
神奈川と東京以外は全て訪れていた(笑)
さて、相当脱線してしまった。
今回はその天台宗別格本山、正式には準別格寺である吉祥寺に来ました(笑)

鐘楼堂。

本堂。
吉祥寺は、慈覚大師が開山。
焼失後は賴定僧都が中興。
徳川家康が関東入国した翌年の天正19年(1591)には寺領5石の御朱印状を拝領、慶長4年(1599)には公延親王の令旨により輪王寺宮の直轄寺となっていたそうです。
(猫の足あとから引用。)
東叡山(寛永寺)学寮僧が住職を勤め、近隣に末寺5ヶ寺、門徒寺20ヶ寺を擁していた格式溢れる古刹です。
武州足立百不動尊霊場4番。
庭園も非常にキレイに整備されております。

吉祥寺山門は有形指定文化財になっております。
本尊は地蔵菩薩です。
とても素晴らしいお寺でした。
続いて訪れたのはこちら。
こちらは何度か参拝させて頂いております。
埼玉県川口市西立野にある真言宗豊山派、補陀落山西福寺です!

弘仁年間(810年 - 824年)に空海(弘法大師)が国家鎮護のため創建したと伝えられる。
すごいですね。
弘法大師様が創建ですよ☆

鐘楼堂。

本堂。
本尊は阿弥陀如来!

観音堂。
観音堂には、西国、板東、秩父札所の100体の観音像が安置され、この一堂に参詣すれば、100か所の観音霊場を参詣したと同じだけの功徳があるとされる。
百観音信仰ですね。
そしてなんと言っても圧巻なのは三重塔。

閑静な住宅街にひっそり佇む三重塔。

三重塔は、江戸幕府三代将軍徳川家光の長女千代姫が奉建したもので、高さ約23 mあり、埼玉県下では一番高い木造の建造物である。
塔内部には大日・弥陀・釈迦の3像が祀られている。 棟札銘文によると、この塔は、元禄6年(1693年)3月27日に建立完成されたもので、かつては、櫓を組んで塔の頂上まで参詣者に登らせた時もあったが、現在では廃止されている。
初層の組物間の蟇股(かえるまた)には十二支の動物を表している。
1972年(昭和47年)3月28日埼玉県指定有形文化財に指定された。
(Wikipedia抜粋)

こちらもキレイに整備されたとても素晴らしいお寺ですね。
さて、どんどん行きます!

山門。

鐘楼堂。

埼玉県川口市安行にある真言宗智山派、海壽山萬福寺 密蔵院です。
安行桜で有名なお寺ですね。
こちら山門封鎖されておりどこから参拝出来るかわからず、すみません、駐車場から入らせて頂きました。

不動堂。
密蔵院の創建年代等は不詳。
永海法印(明応2年1493年寂)が中興、開山。
550年の伝統と平将門所縁の寺院だそうです。
2代将軍德川秀忠より寺領11石の御朱印状を拝領、近隣に数多くの末寺を擁していた中本寺格の寺院だったといいます。
武州川口七福神の大黒天、武蔵国八十八ヶ所霊場87番です。
(猫の足あとから引用。)

本堂。

庭園もキレイです。

不動堂。

弘法大師像。

興教大師像。

本堂。
本尊は延命地蔵菩薩。
ホームページによると御本尊は、平安時代藤原期に創られた地蔵菩薩像で、明治初期までは京都醍醐寺無量寿院の末として、本寺の寺格と御朱印十一石、四十四ヶ寺の末寺を有し、川口、浦和、草加、越谷、大宮などの各寺院に影響をもたらした川口市内有数の古刹のようです。

大黒天。
(武州川口七福神)
こちらもキレイに整備されたとても良いお寺ですね。
ちなみに隣接して九重神社があります。

旧社格は村社のようです。

社伝によると平将門が砦を築いた久保山のふもとに佇み元々は密蔵院の中興、第16世法印栄尊が武蔵一宮氷川神社を勧請したところにはじまるようです。

拝殿。
御祭神は素盞嗚尊、ほか十六柱 (すさのおのみこと)

境内には樹齢500年以上とされるスダジイの大木があり、川口市指定天然記念物になっているそうです。
頂いておりませんが、後から調べると御朱印が素晴らしい神社のようでした(笑)
しかし、どこも風格のある寺社でしたが、なんせ近いもんで川口市寺社巡りその②に続きます♪
…続く。
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2021/06/05 14:57:47