母子手帳から自分探しの旅

おととし、両親の遺品を整理していたら、私の母子手帳が出てきました。
私の生まれたときの住所、病院が書いてありました。

私が聞いていた土地と違ったので、驚きました。
まず、生まれた病院を探してみました。
わかっているのは、住所と医師の名前だけ。


そこで、yahoo知恵袋で、住所と医師名をあげて、ここに産婦人科があったことを、知っている人はいせんか？
と問い合わせたところ、速攻でいくつか返事があり、解決しました。

○現役の医師なら、厚生労働省のホームページで調べられるが、おそらく引退しているだろう。
○住所が、住居表示前の、昔の地番なので、そこの役所に問い合わせると、現在の住所を教えてくれるよ。

というもの。厚生労働省のページで医師は見つかりませんでしたが、役所にメールをしたら、丁寧に調べてくれ返事が返ってきました。

「お問い合わせの住所には、昭和xx年の資料にxx病院xx医師の情報がありました。住居表示後の住所は、xx町x丁目x番地x号ですが、x号が現在の地図には存在しません。お役に立ててましたでしょうか。」

ありがとうございますと感謝のメールをいれて、グーグルのストリートビューでその周辺を確認したところ、x号と思われる場所が駐車場になっていました。
病院が取り壊され、「住居」ではなくなったので、「住所」がなくなった模様。

そして、先日ツーリングがてら見に行ってきました。


私はここで、生まれました。


そして驚くことに、生家が残っていました。




再建築不可物件のため、リフォームを繰り返し、生き延びているようです。
おぼえているはずはありませんが、なんとなく懐かしく感じました。
深層心理に焼き付いている風景だと思います。




高台にあるので、この景色で決めたのでしょう。
私のアルバムに、同じ景色の写真が残っています。
こんなに建物は立っていませんでしたが。


今借りると、風呂無し6畳一間、月に2万円らしい。
引退したら、全部引き払って、ここに住むのも面白い話じゃない？


ついでに当時、父が勤めていたタクシー会社も見てきましたが、最近、閉鎖されたようです。

思わぬノスタルジーにひたる瞬間でした。
もっと親孝行しておけばよかった。

「親孝行、したいときには親はなし」
だよ。