2016年09月11日
今日は、メカ勉しました ^^
◆ラジエター
*ラジエターは冷却水の放熱を行う部品だ。。
(上部) アッパータンク
(間に) ラジエターコア
(下部) ロアタンク
・エンジンで温められた冷却水は、
アッパータンクに送り込まれる。
↓
・そして、ラジエターコアを通過し冷却。
↓
・ロアタンクへ・・それからまたエンジンへ・・
アッパータンクには、冷却水の注入や補充を行う
注入口がある。
圧力調整を行っているラジエターキャップは、
ここに取り付けられているんだ。
ロアタンクには、ドレンプラグまたは、
ドレンコックがあり、冷却水を排出する。
ラジエターコアでは、主に冷却水の放熱を行っている。
◆ラジエターキャップ
*加圧式冷却方式では、ラジエターキャップが果たす
役割は極めて重要なんだ!

それは・・・
単に密閉していただけでは、圧力が異常に高まった時、
ラジエターコアなどの破損を招いてしまうからだ。
逆にラジエターが冷えていく過程でも、大気圧によって
押しつぶされてしまう・・
そこで、ラジエターキャップに
プレッシャーバルブとバキュームバルブをを設けて、
規定以上の圧力になると、プレッシャーバルブが開き、
オーバーフローパイプを通じて冷却水を
ラジエターリザーバータンクへ送り込むんだ。。
冷えていく過程では、バキュームバルブが開いて、
オーバーフローパイプを通じてリザーバータンクから
冷却水をラジエターへと戻していく。。
通常は・・
水温が110〜120度で圧力が、0.3〜1.0kg/cm²になると
プレッシャーバルブが、スプリングの弾力に勝って開く
ように設定している。
一方、バキュームバルブは、ラジエター内が大気圧より
低くなると開くようにしている。
こうして、
ラジエター本体とラジエターリザーバータンク相互で
冷却水の交換が行われるため、オーバーフローパイプの
先端は、リザーバータンクの水面より低い位置に保たれる
ようにしている。
リザーバータンクがあるおかげで、流出による冷却水の
無駄がなく、長期間にわたって補充を必要としない。。
プレッシャーバルブのスプリングは、ラジエターキャップを
ラジエターに密着させる働きを持っている。
ロアシート、トップシートとも、スプリングの弾力によって
キャップと密着している。
バキュームバルブは、プレッシャーバルブの内部に
組み込まれた形になっている。
今日はここまでです。。
**記事めも**
学習に使用している書物(記事の情報源)
「 カー・メカニズム・マニュアル - ベーシック編 - 」
青山元男 著
書籍出版社 ナツメ社
B-Flora 9月11日です。
みんな、お元気でいてね。
Posted at 2016/09/11 17:54:51 | |
カーメカニズム | クルマ
2016年09月07日
前回のメカノート、少し残ってたので ・・ ^^
*冷却装置 水冷式の続き・・
・現在の水冷式では、ほとんどが加圧式。
・水の沸点は、100度(通常の大気圧で)だが、
気圧が低いと、100度以下でも沸騰し、
気圧が高いと、100度を超えても沸騰し、
気化しなくなる 。。
・もし冷却水が、100度で沸騰してしまうと、
気化によって冷却水が不足するばかりか、
気化によってできた気体が、冷却水の循環系統に
入ってしまい、冷却効率が悪化する。
・加圧式冷却方式は、冷却水の膨張や気化によって、
圧力を高めるようにして、冷却水が100度を
超えても、沸騰しないようにする方式だ・・
・100度を超えた場合、外気温との差が大きくなって、
冷却効率は高くなる。。
・ラジエターキャップは、圧力を高めるために必要な
密閉状態を受け持っている・・
それに、圧力の調整にも役立っている。
しかも、密閉することで、クルマの振動や傾斜で
冷却水が漏れることもなくなるね!
・冷却系統の温水の流れは、ヒーターにも利用されている。
温水で空気を温めて車内に送り出し、車内を温めている。。
前回ノートの続き、おわた。。
**記事めも**
学習に使用している書物(記事の情報源)
「 カー・メカニズム・マニュアル - ベーシック編 - 」
青山元男 著
書籍出版社 ナツメ社
B-Flora 9月7日です。 台風が、次々と・・
みんな元気でいてね。
Posted at 2016/09/07 10:49:46 | |
カーメカニズム | クルマ
2016年09月04日
9月もやります! メカ勉 ^^ *この回、訂正有ります。
★オーバーヒート! ★オーバークール!
シリンダー内の燃焼ガスの温度は、2000度にも達する。
この熱が、シリンダーやシリンダーヘッド、ピストン
などを高温にしていく・・・
温度が上昇すると、膨張して変形したり、隙間を
狂わせたりする。
また、シリンダー壁の油膜が切れて潤滑不足を起こす。
さらに、ノッキングやプレイグニッションも起こす。
オーバーヒートとは、こういった状態をいうんだ。。
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| 逆にエンジンが冷え過ぎると、*ガソリンが霧化して、
| 不充分な混合気が送り込まれて、出力低下や燃費の
| 悪化が起こる。*2016/9/12 訂正あり
| 訂正文 *「ガソリンは、より細かい粒子として霧化し難く、
| 燃焼室内での気化も進みにくい。このような
| 充分とは言えない混合気が送り込まれると、」
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残ったガソリンは、エンジンオイルに混入しオイルを
薄めて潤滑不足を起こす。これが、シリンダーや
ピストンの摩耗を早める。
そして、シリンダー内の燃焼で得た熱エネルギーが、
エンジンそのものを温めることに使われて
しまうために、熱効率は悪く、燃費も悪化する。
このように、エンジンが冷え過ぎた状態を
オーバークールと呼んでいる。
*こうしたオーバーヒートやオーバークールを防ぎ、
適温に保つための装置が、冷却装置なのだ。。
□冷却装置
・空冷式
外気によってエンジン外部を直接冷却する。
走行によって得られる空気の流れだけを利用する
自然通風式と、ファンで風を送り冷却させる
強制通風式とがある。
*現在の国産車では、めったに採用されない・・
・水冷式
冷却水をエンジン内部に循環させて冷却する。
シリンダーブロックとシリンダーヘッドに水の通る
水路として、ウォータージャケットを設ける。
そして、ウォーターポンプの力で冷却水を循環させ、
エンジンの熱を奪う。
エンジンの熱で温められた冷却水は、
ラジエターホースを通じてラジエターへと送られる。
そうして、それが自然通風とファンで冷却されて再び
ラジエターホースを通ってエンジンへと戻っていく・・
また、始動直後に冷却水の温度を適温にするために、
循環系統の途中にサーモスタットを設けて、
低温時に、ここが閉じて、水温が速く上昇するように
している。
今日はここまで。。 まだ続きあります。。
**記事めも**
学習に使用している書物(記事の情報源)
「 カー・メカニズム・マニュアル - ベーシック編 - 」
青山元男 著
書籍出版社 ナツメ社

B-Flora もう9月なんですね!
みなさんお元気で。。
Posted at 2016/09/04 19:50:11 | |
カーメカニズム | クルマ