フォグランプ イカリング リベンジ
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
リベンジです。
Webを徘徊するも、なかなか都合の良い「イカリング」部品が見つからず、
「無いなら、作るか…」
と言う事で、設計から。
光源として選んだのは、テープLED サイドビュータイプ。
横向きに光が出るタイプですね。
幅は5mm、厚さは約1.5mmです。
2
フォグランプカバーを採寸して、リングレンズを3D CAD で設計します。
本当はフォグランプも外して採寸するべきですが、面倒なので割愛です。
LEDのツブツブが見えない構造にしたかったのですが、スペースが無く断念。
レンズの一部を、フォグランプレンズとフォグランプカバーの隙間(約1~2mm)で、サンドイッチする構造としました。
カバー開口の形状が微妙に楕円なので、形を合わせて隙間なく顔を出す様にします。
又、フォグランプレンズの表面が中央部に向かって盛り上がっている形状なので、それを考慮して裏面を「すり鉢」形状とします。
フォグランプカバーの開口部裏面が平面になっていないのですが、これについてはカバー側を加工して平面化する事としました。
3
幅2mmのスリットにテープLEDをぐるりと巻いて入れる構造です。
作ったデータでNC加工機を使い、厚さ8mmのアクリル板から削り出し加工します。
出来上がった部品にテープLEDを入れて見ると、問題発覚。
テープLEDは必要な長さに切って使用出来ますが、製品によって切断可能な場所が指定されています。設計上では、約5mm端末を重ねればその長さで収納出来るはずだったのですが、実際には10mm程度重なってしまいました。
これでは「重なり」用に溝幅を広げた部分に収納できないので、一か八か指定外の場所で切断して見る事に。
切断可能な最小長さは約25mmで、その中に9ケのLEDと3ケのチップ抵抗が乗っており、3ケ毎に抵抗が入っていると予想して、端末の3ケ分をカットしてみたところ、運良く点灯出来ました。
指定外の場所で切断すると、点灯しなくなってしまう製品が多いのですが、今回は運が良かったです。
4
問題は「防水」です。
硬化した後の透明になる充填材を探したところ、手芸用のUV硬化樹脂を発見。硬化してもグミの様に柔らかいタイプを調達。
テープLEDを入れた後、このUV硬貨樹脂で封印して、蛍光灯で硬化させます。
表面処理を随分悩んだのですが、最終的には全面ブラスト加工(表面に砂粒を当てて表面に細かいキズを付けるもの)で中身が透けて見えるのを少しでも無くそうとしました。
当然スモークは不採用です。
最初は、内面だけブラスト加工して、表面は磨き仕上げの予定でしたが、UV硬化樹脂が、スリットの中に中途半端に入り込んで見た目が悪くなってしまったので、表面にもブラストして誤魔化しです。
水に濡れると、磨りガラスと同じで透けてしまいますし、恐らく経年で磨りガラス効果は無くなってしまうと思います。
表面処理については、場当たり的になってしまったので、今後検討課題です。
5
こんな感じで仕上がりました。
防水が今ひとつ不安な為、カバーへの固定は「回り止め」程度のテープ貼りで、フォグランプレンズとカバーで挟んだだけにして、直ぐに外せる様にしてあります。
6
搭載はこんな感じです。
近くででよく見ると、クオリティが低いのがバレバレですが、エクステリアは少々の事は気になりません。
デイライトとして使いたいので、電源はアクセサリーライナーから分岐しました。
夜間の点灯画像はタブレットカメラだと上手く撮れませんでしたが、
ハッキリ言って、夜間は明る過ぎです! もう少し光量を落とす事を考えねば。
それと、アクセサリーライナーとの色目が合いません。
青色を選定されている方が多いのが理解出来ました。
7
点灯
8
全景
いつまで持つか判りませんが、一応望みに近い形になりました。
壊れたら、又考えます。
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