BBパイプの抜け対策を考える

ユーザー様からインタークーラー部へ接続するパイプが抜けるというご報告をいただいた事に対して何か良い方法はないかと以前から考えてきました。
ユーザー様からはインタークーラー接合部にサンドペーパーを強力接着剤で貼りつけたり、サンドペーパーで荒らして抵抗を増やすなど独自で対策していただいています。

そこで私なりにある程度テストを行って良い結果が出ましたので報告させていただきます。

インタークーラー部のホースバンドをより強いトルクで締め付けられるものに変更。
IDEALのパワーギアという強化タイプのホースバンドです。
しかし強化タイプでもシリコンホースに抜け癖が付いてしまうとやはり抜けてしまいます。
現在お譲りしているキットではこちらに変更させていただきました。
従来からのユーザーさんには少しずつですが、送付させていただいてます。

ここからが本題。
強化タイプのホースバンドでも抜けに対しては完璧ではないので物理的に抜けない方法を模索しました。
私なりの対策はこの写真のようになりました。他に良い方法があるかもしれません。

純正インタークーラーホースのワイヤーがハマる溝にワイヤーホースバンドとBBパイプのホースバンドをステンレスタイラップで２ヶ所止めて物理的に抜けを防止しようというものです。

まずワイヤーホースバンドを用意します。100円くらいでホームセンターに売ってます。外径49-60mm対応。
材質が鉄にメッキなのでサビが不安ですが、ステンレス製が売ってませんでした。

分解します。

インタークーラー接合部の溝にうまくハマるようにちょうど半分でワイヤーカッターなどで切断します。
ステンレスの針金でも代用できそうですが、取り外しを考えてこちらを選択。

組立てるとこのような形になりました。

次にステンレスのタイラップを用意します。

加工したワイヤーホースバンドとパワーギアホースバンドを予め折り目を付けたステンレスタイラップで２ヶ所止めます。
余分をカットしてそれでも余った部分はラジペンで丸めておくと安全です。

その後は２枚目の写真のように車体に取り付けて完成です。
テスト結果はフルブーストで山を走ったりしてますが今の所上々です。

こちらの対策は手順が複雑なのでキットには含めませんが、材料は手に入りやすいものなので気になった方はやってみて下さい。