2016年03月01日
アナログの良さ(クロスオーバー編)
アナログでしょ?
古臭くない?
って思ってる方、まだ多いのではないでしょうか。
まず、アナログの良さシリーズを見てみて下さいね(^^)
帯域を分けるクロスオーバーには
チャンネルディバイダー
略してチャンデバと呼ばれますね。
デジタル方式とアナログ方式があります。
その他に、機械的にコンデンサやコイルを通すことによって帯域を分けるパッシブネットワークがあります。
今主流のデジタルプロセッサー
ボタンひとつで楽にクロス周波数を変えれるメリットはありますが
音の劣化が酷いというデメリットは無視できません。
D/A変換とか
A/D変換っていう話を聞いたことありますか?
それぞれ、デジタルとアナログの略でDとAなのですが
デジタルをアナログに変換したりその逆をすることを言います。
音源はCDやUSBの場合デジタル信号です。
デジタル信号のままじゃないと、デジタルプロセッサーは信号をいじれないんです。
ちなみに、スピーカーを動かすのはアナログ信号です。
外付けプロセッサーの場合
デッキから出たアナログ信号を、またデジタル信号に変えて
デジタル処理をして
またデジタル信号をアナログ信号に変えます。
ロスだらけなんです!
鮮度が凄く落ちます…
デッキからデジタル信号のままプロセッサーに繋げる商品もあり、DA変換等のロスが少なくなるはずですが
音がカチカチになります。
劣化を凄く感じます。
理路的に劣化しないと言われ、思い込んでしまえば
デジタルプロセッサーをなんのためらいもなく使うでしょう。
自分は、デジタルでカーオーディオを覚え、アナログの良さと奥深さに衝撃を受け、
今に至ります。
どちらも体験しています。
ホームオーディオのマルチスピーカーはパッシブネットワークにて帯域を分けてますね。
デジタルプロセッサーを使った方が音が良いなら、こぞって採用されるはずなんです。
してませんよね。
今流行りのタイムアライメントや左右独立イコライザーは、基本的にデジタルプロセッサーを使って調整しますが
理論はわかるんですが、音の劣化が特に酷いんです。
メリット以上にデメリットが強いのが現状です。
今後、パッシブネットワークを凌ぐ素晴らしい商品が出てくる可能性があるかもしれませんが…
PAの世界では、音の良さはアナログ式のチャンデバ
便利さはデジタルのチャンデバ
というように理解されているようです。
多用途に素早く対応するには、フレキシブルさがあるデジタルに軍配が上がりますが
アナログで突き詰めたシステムには負けてしまうでしょう。
余談ですが、音にこだわるDJはアナログレコードをプレイしますが
沢山のレコードを持ち歩かなくてよい便利さから、今はPCDJやCDJが多くなっています。
最初からデジタル音源しかない曲なんかも多くなっています。
デジタルは便利で音はアナログっていうのが
DJの世界でも理解されているようです。
日本のカーオーディオ市場だけが特殊なんです。
デジタルシステムにすると、アンプのチャンネル数が増え
ケーブルも売れ
商売になるからです。
メーカーがちょっと商売に走りすぎたように感じます。
今回はパッシブネットワークの説明に行く前に、種類や傾向について書いてみました。
次回は、いよいよパッシブネットワークについて書いてみます。
間違いだらけのカーオーディオ
あなたのカーオーディオは鳴ってますか?、
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Posted at
2016/03/01 21:11:23
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