さて2日目。
大船渡(厳密には下船渡)の宿を出ようとしたらいきなり雨が降ってきました。
(こりゃ今日は海岸線の景色は期待できないなぁ・・・)
それでも仕方なく出発。予定通りに田野畑で高速を一旦降りますが、やはりどんよりとした空模様、全体的に灰色の景色の中を進みます。
そんな中、『流通センター』というお店を発見、こういう地域密着型のちょっと大きな総合食料品店っていうのは、実は昭和の頃までは東京でもそこかしこに存在していました。自分が生まれ育った所は地下鉄の表参道駅から徒歩5分くらいの場所でしたが、そんな店が生活圏内に4~5軒はありました。今じゃ全く見ませんけどね。(コンビニになったところもありますけどね)
でもって気になったので立ち寄ってみました。そこで田野畑村の山ぶどうワインと山ぶどうジュースを発見!価格もお手頃だったので思わず衝動買いしてしまいました。
調べると解かりますけど、ネット通販では結構良いお値段で売っています。近場の人は地元まで買い出しに行った方が絶対良いんだけど、山ぶどうって実は他の街でも最近は栽培に力を注いでいるらしく類似品が結構あります。まぁどこが本家かは知りませんが、山形で買った山ぶどうジュースは旨かったなぁ・・・
さて、その後海岸線に出たんですけど残念ながら綺麗な景色など期待もできません。
唯一見れたのが机浜の漁師番屋(漁師小屋)群くらい。田野畑で降りたのはこの近辺なら海岸線を走れば海が綺麗に見えそうだったのでそういうコースを予定していたからなんですが、天気には勝てないからなぁ、まぁ仕方ありません。
次に久慈の街で再度高速を降りてみましたが、こちらも左程収穫無し。久慈辺りだと集落の家が皆同じ苗字で、そのため屋号で呼び合うというような集落があるという話を聞いたのですが、もっと中心部を離れないとそういうところは無さそうでした。久慈の街自体がかなり発展していて、そもそも久慈の駅が川に挟まれた場所にあるので、古くから水運などで交通の要衝的な街だった事が伺い知れます。
久慈からちょっと内陸部に入ったところに『バッタリー村』という施設があるんですが、寧ろこの辺まで来ないと歴史に埋もれた風習とかは聞く事ができないかも知れません。まぁ天気も悪かったんで再度高速に乗り青森へ。
八戸市に入りまたまた海岸沿いに県道1号線を走ってみましたが、やはり灰色の風景。八戸の中心部に入りコンビニ休憩。ヤフーカーナビをセットし直して一路むつ市に向かいますが、下道を選択した筈なんだけど何故か有料道路を案内されてしまいます。料金は330円でしたけどね。
で、国道279号線に出たと思うんだけど、なんか地元の車が妙に飛ばすんだよね、ここ。おまけに信号も殆ど無いし・・・
途中、百目木(どうみき)という場所にある酒屋さんに寄ってみたんだけどやはり目ぼしい酒も無くて、缶コーヒーと非常食の魚肉ソーセージを購入。走行距離が400㎞を超えいよいよガソリンが乏しくなってきたので給油。この時点で午後6時くらいだったかなぁ?
むつ市中心部に入った頃にはすっかり日が暮れていました。ここでも古くからある酒屋に行ってみましたが、やはり収穫無し。後で黒石市の酒屋さんに聞いた話しによると、卸業者のドライバーさん談として、むつ市内の酒屋で探してるウイスキーを見たという事で、他の酒屋を探さなかった事を悔やむ羽目になりました。
むつ市のホテルで2泊する予定だったのでチェックイン。この田名部地区は歴史的にも古くから栄えた場所のようで、おそらく江戸時代などは本州最北の歓楽街だったと思われる遺構があちこちに残っています。今は食の街として若者が結構訪れているみたいですが、できれば昭和の時代に一度来てみたかったですね。
続きます・・・

Posted at 2023/06/10 20:41:28 | |
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